羽村市動物公園 ~アスレチックおかか

2008-05-19 23:40:11 | 自然&いきもの+ゾウのはな子



 長らくお待たせいたしましたが、「アスレチックおかか」を披露したいと思います。
 「おかか」は、他のシバヤギやミニブタ、リクガメ、ウサギ、ラマ、ポニー、ロバ、アルマジロ、インコ、ニシキヘビ(にはさわれませんが)たちと一緒に「仲よし動物園」で暮らしていて、シバヤギなど一部の動物は、午前11時20分~40分&午後14時10分~30分の時間になると、「ふれあいコーナー」(中央のサークル)に集合して、「エサやり隊」(エサ=ワンカップ200円は募金だと思ってくださいませ)から、キャベツやニンジンを食べさせてもらっています。
 で、なぜか(運動不足解消のため)「おかか」だけが、上の写真のように自分の部屋から、高さ2m長さ5mの橋を渡って「ふれあいコーナー」へ向かうようになりました。
 えっ? 「おかか」だけ橋を渡らされるのはかわいそうじゃないかって?(と、『ダーウィンが来た!』の「ひげじい」登場)。確かに、他の3頭のシバヤギ(あられ、みぞれ、ふぶき)は橋を渡りません。何だか不公平な気もします。でも、世の中うまくできたもので、そうでもないということが、後でわかったんですよ。


      

(左)平均台演技の前に準備体操に余念のない?「おかか」。
(右)「本当に渡らなきゃ駄目? 今日は勘弁してくださいよ~」と、飼育係に瞳で訴えたものの、返事は「四の五の言ってないで、さっさと渡る!」(会話は推定)


 「仕方がない、やるか」と、覚悟を決めた「おかか」。対岸をじっと見つめると、橋の上に・・・!


      

 意を決して、一本橋を渡り始めた「おかか」。ひとたび歩き出すと、もう迷いはない? かなり早足で進んでゆく。順調順調!


 ところどころに大好物の白菜が置いてありました。「これくらいの役得は当然でしょ~」、ばりばり食べながら「おかか」は橋を渡る・・・あっぱれあっぱれ!


      

 見事に橋を渡り切って(丸太の階段を降りるところは先日UPしましたね)、満足げな表情の「おかか」。ところが数分後、再び丸太の階段を上って・・・なぜ?


蒸気機関車&おきものどうぶつえんなど・・・

2008-05-18 22:58:15 | 自然&いきもの+ゾウのはな子


                   


 羽村市動物公園の芝生広場には、引退した蒸気機関車C58-395号と、「おきものどうぶつえん」の動物が展示されています。ここにいる恐竜(ディプロドクスの仲間)も多分、実物大のスケールなんでしょうね。小さい子はカンガルーの背中におんぶされて写真を撮っていました。
 C58-395号は昭和21年生まれ。茅ヶ崎機関区で華々しくデビュー、3年後に津軽海峡を連絡船で渡り、北海道は北見区の石北本線(遠軽~網走間)で昭和50年頃まで働きました。自己紹介文によれば、
「夏はスズラン・ハマナスの花が咲く山ろくを、冬は吹雪の山坂を客車や貨物を引いて力いっぱい働きました。今はたくさんの動物やこどもたちにかこまれてのんびりすごしています」
 機関室にも乗れるようになったけれど、雨ざらしのために雨だれ跡の水垢が車体にへばりついてしまっているのがちょっと残念です。見た目はおちるけれど、やはり屋根があった方がいいみたい・・・


      

(左)こんなところに立派なサイが・・・と思ったら、精巧なおきものでした。背中に乗って遊ぶこともできます(有料だけど)。
(右)こちらは本物のレッサーパンダ。羽村にもいたんですね!


       

(左)ワライカワセミ。可愛らしい顔をしているけれど、普通のカワセミより×3倍ほど体が大きいのが特徴。笑い声(鳴き声)が聴きたかったが、笑ってくれなかった・・・
(右)小型のフンボルトペンギンは、思い思いの方向を向いて直立不動のまま微動だにしなかった・・・何で固まっているのだろう?


       

 おとなしくて可愛いロバと、かなり「馬」が入った鹿(ヤクシカ)。振り向いて、「ピィー」と鳴いたあとは静かに草を食べていた。2頭のオスのヤクシカは、吉祥寺のウマシカ君に何となく性格が似ているような・・・

 明日はピンチヒッターで5時45分起き。眠い。今晩放送された篤姫みたいに眠れそう。それでは、お休みなさい。昔々、あるところに・・・ZOO ZOO・・・


羽村市動物公園 ~意外な人気者!

2008-05-17 22:55:00 | 自然&いきもの+ゾウのはな子


 羽村市動物公園飼育係のブログ「羽村 ZOO 小噺」 (忙しくて?5月の更新がない・・)は、動物たちの生活ブログといった感じが微笑ましく、掲載されている写真も身近にいる飼育係が撮ったものだけに、家族写真に通じる愛情たっぷりのスナップ写真になっている点が非常に素晴らしいと思います。
 それによると、「ふれあいコーナー」の隠れた人気者であるムツオビアルマジロの「次郎」君(上の写真は飼育係にエサをねだっているところ。エサやりタイムは11時頃)が、今年になって「ふれあいコーナー」にデビューしたばかりのホヤホヤの新人だったことがわかりました。十年選手のような貫禄で?「トンネル工事」に励んでいたせいか、全然気がつきませんでした・・・。
 また、「おかか」の橋渡り(名付けて「アスレチックおかか」作戦)も、今年の三が日から本格的な練習を始めたことも判明(1月6日に初渡り!)。正しく「一年の計は元旦にあり」ですね~♪
 

                   

 食後は「トンネル掘り」に勤しむ。あっという間に貫通(左上)。直ちに向きを変えて再び穴の中へ。彼がいれば『大脱走』のトンネル工事も楽だった?
(ブログには、可愛い寝姿もUPされていま~す)


      

 「ふれあいコーナー」の新アイドル、ミツオビアルマジロ(普通のアルマジロのようにボールのように丸まらないけれど、無類の穴掘り名人)の「次郎」と、体重50kg超、ケヅメリクガメの「ビジュ」。リクガメは、のっしのっしと歩く。岩が移動しているみたいだけど、動き自体はかなり敏捷。正しくガメラの親戚ですね~♪


                   

 アルマジロが穴掘りに熱中している間も、リクガメはひたすら食べ続ける・・・「巨体を維持するために、一日何キロの草(野菜)を食べる必要がある」と飼育係が言ってたっけ? 完全なベジタリアンゆえ、200年も長生きできるのかも?


       

 あんこさん、ご指摘の「おかか」の胴回り・・・確かに豊かな感じがします。どうやら、運動不足解消のためにもアスレチックを始めたようです。かなり太鼓腹になってしまったニワトリさんも、フィットネスクラブ「おかか」に入会し、腹筋運動を始めました。
(毎日1万歩以上歩いているのに、先日マラソン大会に出る方の伴走を約1kmしただけで、腿が張ってしまいました。もっと運動しないと・・・)


                   
 金曜日に書き忘れました。一週間後、ツバメのヒナたちは親鳥と同じ大きさに成長していました。3羽しか姿が見えないので少し心配になったのですが、10分ほど巣の前に立っていたら、3羽のツバメが飛んできて巣の周りを旋回し始めました。最初は親鳥がエサをやりに来たのかと考えたのですが、一向にエサを与える気配がないので「どうしたんだろう?」と疑問を感じた次の瞬間、この3羽が親鳥の1羽と子供たちであることに思い当たりました。先に生まれた2羽が巣立っていたんですね~。子供たちは弟&妹たちの目の前を誇らしげに飛び回ってから、再び空へと羽ばたいていきました。明日の日曜日には全員巣立っているかも? 楽しみです。


金曜日は遠足デー? ~久しぶりの井の頭自然動物園

2008-05-16 13:18:00 | 自然&いきもの+ゾウのはな子



 午前中の空いてる時間を使って、久しぶりに井の頭自然文化園に行ってきました。
 開園5分前の9時25分に入口に着くと、黄色い帽子の集団が・・・一週間前の多摩動物公園と全く同じ状態です。保護者同伴の幼稚園児から小学生まで、園内はいつもの5倍は賑やかになりましたが、金曜日というのは遠足日和なのでしょうか? あまりの数に、ツシマヤマネコの「我輩」(まだ名がない)も目を丸くしていました(というのは嘘。木の上から早々に木陰へ退散)。
 普段は見物客の少ないタヌキ舎やキツネ舎にも子供たちが群がっていました。2頭のカモシカなどは、唖然とした表情で立ち尽くしているようにも見え、思わず笑ってしまいました(ヤクシカたちは、子供たちそっちのけで、お食事タイム)。


 ゾウのはな子は大観衆に臆せず、ヒマつぶしの相手ができたと喜んでいたのか、お気に入りのホースをくわえ、ニコニコしながらパフォーマンスを演じてくれました。一番上の写真は、子供たちがはな子と記念写真を撮っているところです。とてもいい写真なのですが、子供たちの顔が写っているのでトリミングしました・・・




      

 開園(9時30分)と同時にゾウ舎に向かったのですが、はな子はすでに運動場に出ており、朝食もあらかた平らげ、ホースの切れ端で遊んでいました(上の写真)。元気そうで何よりです。こちらに気づくと、すぐに挨拶にしに来てくれました。久しぶりだけど、覚えていてくれんたんだね~♪

 今日は泊まりです。そろそろ出かけないと・・・この続きは、改めて書くつもりですが、写真がどんどんたまってゆく・・・


羽村市動物公園 ~サバンナで暮らす動物を身近に観察!

2008-05-15 22:53:30 | 自然&いきもの+ゾウのはな子


 首をいっぱいに伸ばして、新芽を摘み取ろうとしているサバンナ園のキリン(タクロウ)。黒くて長~い舌が見えますか? 鞭のように舌を枝に巻きつかせて、自分の方にたぐり寄せます。
 羽村市動物公園のサバンナ園では、アフリカのセレンゲッティのようなサバンナで暮らす代表的な生きものを混合飼育しています。サバンナ園で暮らしているのは、アミメキリンにグラントシマウマ、シロオリックス、ヒトコブラクダ、ダチョウ、モモイロペリカン。
 「同じ顔ぶれをより広い場所で、より多く見られる」という点では多摩動物公園には敵いませんが(キリンだけで10頭以上いる)、「身近に見られる」という点ではこちらの方がポイントが高いかもしれません。上野動物園にはこのようなゾーンは設けられていませんし、現在上野にはキリンが1頭しかいないので(フミが死んだため)、キリンが好きな方は是非とも羽村までお越しください。


                    

(左)動物公園の一番の人気者かもしれません。アミメキリンのタクロウ(左側)と小町(右側)。背後のキリン舎の壁にペイントされている身長計で測ってみると、タクロウの身長は5.3m!一回り小さい小町でも4m超。タクロウは「寒いのが苦手なインドア派」で、小町は「寒くてもお外が大好きアウトドア派なんだって・・・
(右)やっぱり、動物園にキリンがいるのといないのでは「グレード」が違う! ゾウかキリンか、どちらかいてくれないと「~らしく」ない。羽村の2頭のキリンは、このとおりとても人なつこく、信じられないくらい可愛かった~♪


      

(左)長い睫毛がチャームポイントの小町。おしとやかで甘ったれ?
(右)子供たちが集まると、一番前まで近づいてくれるタクロウ(手前)と小町(奥)。




                   

(左)「ニワトリさんはキリンのおっかけ」かもしれないけど、サバンナ園には私たちもいるのよ!」とは、憤慨していなかったシマウマとペリカン。シマウマ一家がゴローンと横になって伸びをするところを、次回は是非とも見たいものです。
(右)手持ち無沙汰(キリンだから、クビ持ち無沙汰?)で小枝をくわえている小町。「エサやりツアー」に参加すると、キリンたちにもエサをあげられるよ~♪


 ちょうどその頃(10時30分)、「おかか」は自分の部屋で日向ぼっこの最中。出番待ちなのに余裕の表情です。あまりにもリラックスしているので、その日は橋を渡らないのかと思いました。20分後の「おかか」の晴れ姿=橋渡りがUPされるまで、後二日ほどお待ちくださいませ。


羽村市動物公園 ~動物公園の仲間たち

2008-05-14 22:50:50 | 自然&いきもの+ゾウのはな子



 気持ちの良い朝の日差しを浴びながら20分ほど歩くと、T字路の交差点につき当たりました。道路の向こう側が羽村市動物公園というわけです。レッサーパンダの似顔絵が描かれた緑と赤の三角屋根がお出迎えしてくれましたが、奥の方から得体の知れない雄たけびや怪しげな鳥の声も聴こえてきます。これって・・・?
 時刻は8時55分。あと5分で開園時間になります。私が行った頃は、「朝の園内を散歩してみませんか?」という触れこみで、朝6~9時までの時間帯に園内を無料開放していました(今現在もやっているかどうかは不明)。


      

(左)入口に描かれたイラストは、レッサーパンダ、オウム、ハムスター、フンボルトペンギン、その横に置かれているジャイアントパンダ以外は皆います。
(右)このT字路に歩道橋はいらないと思うのですが(実際、横断歩道もあった筈・・・)、歩道橋の柱にはアミメキリンの可愛らしいイラストが描かれていました。


 正門を入って右正面にあるのが、「地震予知動物観察研究所」。ナマズやキジなど、地震を予知するといわれている生きものたちが日夜働いています。
 キジ&キンケイ(金色が美しい!)=「ぼくは地震の前にケーンケーンと鳴くよ」
 ナマズ&コイ&ドジョウ=「ぼくたちは自身の前に水面近くであばれるよ」
 うさぎ=「ぼくは地震の前に耳を立てて暴れるよ」
 ねずみ=「ぼくは地震の前に家から逃げ出すよ」
 四川省大地震では、地震が起こる前に10万匹のヒキガエルが大移動をしたそうです。動物の予知能力は科学よりも正確かも?


                   

 続きましては、朝っぱらから賑やかに鳴いていた特大インコたち。鮮やかな色彩が瞳に飛びこんできて、いきなり南国ムードに! 写真に写っているのは、ベニコンゴウインコとルリコンゴウインコ。ベネトンより派手なカラーリングですね。


                   

 子犬ほどの大きさなのに、クマザサもたくさん生えているた広い運動場をもらったフェネック。気持ち良さそうに日向ぼっこしたり、チラリチラリとこちらを見てはさりげないポーズをとってくれました。


                   

 ガンを飛ばすカラカル(左)と、故郷を思う?シベリア山猫(右)。
 カラカルはとても敏捷で、地上2mぐらいの高さを飛んでいる鳥を捕まえることができるそうです。たまたまこんな顔をしましたが、一瞬フリーズした以外は、井の頭の我輩(ツシマヤマネコ)のようにケージの中をぐるぐるぐるぐる回っていました。
 カラカルの左隣のケージには足の長~い猫=サーバルがいます。最近、キャットタワーを作ってもらいました。一番上からお隣のフェネックを観察しているそうですが、私がケージの前に立ったときはキャットタワーの一番上にお座りして、普通の猫みたいに顔を洗っていました。
(飼育係のブログ『羽村 ZOO 小噺』 でキャットタワーの写真を見られます)


       

 ネコ科の次は癒し系のお出まし。ミーアキャットとプレイリードッグ。「立つ動物」としては風太の大先輩? プレイリードッグは少々お疲れ気味?


       

 開園前に響き渡っていた鳴き声の主は、シロテナガザルでした。とにかくわいわいギャーギャーやってました。右のシマハイエナは一人ぼっちで寂しそう・・・

 

                   

 羽村動物公園でも人気者のシンリンオオカミ。非常に穏やかな顔でくつろいでいました。飼育係のブログで、オオカミの遠吠えが聴けるよ!
 それでは、今夜はこの辺で・・・
 

 羽村市動物公園の公式HPは、 → ここをクリック
 羽村市動物公園については、こちらもおすすめ → ここをクリック


まいまいずの井戸 ~羽村を旅する

2008-05-13 13:37:00 | 日常&時間の旅


 
 最近は「遠出」ができないのですが、家から1時間以内で行かれる「近場」にも、足を運びたい場所がたくさんあって、ちょっとした時間の合間に「小さな旅」を楽しんでいます。最近は青梅線沿線にハマッているのですが、中でも「羽村」は穴場的なお勧めスポットです。
 「羽村」の特徴をひと言でいえば、豊かな自然と歴史が育んだ町。先日、「羽村の堰」周辺を歩いたのですが、聴いたことのない野鳥の声をたくさん耳にしました。何でも140種の野鳥が生息しているそうです。羽村を歩くときには双眼鏡を持っていくと、より楽しめるかもしれません。
 4月15日に訪れたとき、市内のあちこちでチューリップが色鮮やかに咲いていました。これから少しずつ歩きながら、羽村の魅力に触れていきたいと思います。

 羽村市は、東京都心から西へ約45キロメートルに位置し、多摩川周辺の自然や武蔵野の面影を残す雑木林などの緑につつまれ、住宅地と工業地域がバランス良く配置された都市です。面積は、9.91平方キロメートル。市の西から南へ多摩川が流れ、江戸時代に開削された玉川上水の取入口のあるまちとして知られています。(羽村市のHPより)


                   



(右)わ~い、柿色の中央線がやって来た! たまに目撃すると、ほっとする。一日でも長く走り続けてほしいな~。
(左)斬新なデザインのJR羽村駅東口駅舎。メインストリートが一直線に延びてゆく。2007年11月3日に西口新駅舎も完成した。青梅線沿線もすごい勢いで変わっているけれど、緑をたっぷり残しているのが「羽村」の特徴。




 いの一番に訪ねたかった場所がここ、「まいまいずの井戸」です。確か、小学2年の遠足で見学した覚えがあり、そのときの写真も残っています。
 「まいまいず」とは、「かたつむり」のことです。井戸に向かって降りてゆく道が「かたつむり」に似ているため名づけられました。水の乏しい武蔵野台地では水脈が深かったのですが、井戸掘り技術が発達していない時代でも、このようにすり鉢状に穴を掘ってから縦掘りすれば、深い井戸も掘ることができました。
 「まいまいずの井戸」は、鎌倉時代から昭和35年まで大切に使われてきました。井戸は、地表面の直径が16mで、底面の直径が5m。深さは4.3mもあります。すり鉢上のくぼ地の中央に、直径1.2m深さ5.9mの堀り井戸があって、渦巻状の道を約2周して、ようやく井戸に達します。「行きはよいよい、帰りは怖い(重い)」だったと思いますが、面白がって何度も往復していたら、目が回ってしまいました・・・。


      


 「まいまいずの井戸」はJR羽村駅東口から徒歩1分、五ノ神神社内にありました。その昔、遠足で来たときは山道を歩いた印象があるのですが、高尾山登山の遠足と記憶がごちゃまぜになっているのかもしれません。写真の私はニコニコはしゃぎながら斜面を下っているのですが、当時と比べて何が一番変わったかというと、井戸の大きさ! 3分の1くらいのの大きさに縮んでしまったような気がしました。子供の頃は、まわりのものが全て、今の3倍の大きさに見えていたんですよね。すっかり忘れてしまったけれど、久しぶりに思い出すと、ほんの少しでもいいからあの頃に戻りたくなりました。


      


 羽村市では、毎年3~4月末にかけて「はむら花と水のまつり」が開催されています。前期の「さくらまつり」は、羽村の堰と玉川上水の桜が主人公。八雲神社の神輿の川入り(来年は見たいな~)が終わると、後半の「チューリップまつり」にバトンタッチされます。会場は、羽村の堰にほど近い「根がらみ前水田」。農閑期の水田に、毎年36万株のチューリップを植栽しています。私が行ったときは、残念ながら殆どの花が終わってしまっていましたが、4月15日にはこのとおり赤白黄色のチューリップが、羽村動物公園に至るメインストリートの両脇を縁取りしていました。羽村の春はチューリップの春でもあったんですね!


                   

(右)パンジーの花壇に一輪だけ咲いているチューリップ。目立ちたがり屋さん?
(左)朝日に輝くチューリップの向こうに見えてきた「羽村市動物公園」の正門。行き方は簡単、東口を降りて正面の道を20分歩くだけ。つき当たりが「動物公園」です。キリンや「おかか」に会いたいな~♪


もう1羽、ヒナがいた!

2008-05-12 01:21:55 | 自然&いきもの+ゾウのはな子



 11日の日曜日はR6をポケットに入れて出かけました。巣の真下で10分待ちましたが、親鳥たちはエサをくわえて戻ってきません。今日も朝からポツポツと冷たい雨が降っています。一度でいいから親ツバメが戻ってきるところを見ようと、電車を2本見送りましたが、もう限界です。改札をくぐりました。
 17時30分に国立に帰ってきました。巣を見上げると、やっぱりヒナたちの姿しか見えませんが、今度は好きなだけ待つことができます。5分ほど経過したところで、親ツバメが虫をくわえてもどってきました。1羽のヒナに与えると、すぐに飛んでいってしまいました。ツバメの姿が視界に入ってきたときに、巣に向かってシャッターを半押ししたのですが、ピントが合う前にツバメは飛んでいってしまいました。
 2~3回試みましたが、ツバメの姿を確認してからカメラを構えたのでは、親ツバメがヒナにエサを与えている場面は撮れそうもありません。そこで、あらかじめ巣に向けてピントを合わせておいて瞬時にシャッターを切るようにしたのですが、ピントを合わせたときに「おやっ?」と思いました。「1、2、3、4、5・・・、ヒナが5羽いる!」

 今まで姿が見えなかったヒナは、おそらく一番最後に生まれたヒナで、他の兄弟よりも小さく、小さいということはエサもたくさんもらえないので、ますます他の兄弟と差がついてしまう・・・「このヒナはこの先一人で生きていけるのだろうか?」と心配になりました。上の写真だと右端のヒナが一番小さく見えるけれど、他の写真を見ると殆ど同じ大きさでした。エサの絶対量が足りないと、強いものしか生き残れないでしょうが、この様子だと5羽とも巣立ちを迎えることができそうなので安心しました。


                  



(右)ツバメ混声合唱団の熱唱といったところでしょうか? 左端にチラッと見えるのは親ツバメの翼。電光石火でエサを与え、次のエサを捕りにいったところ。
(左)燕尾服の指揮者が戻ってきたところを、ようやく撮影することができました。リコー・キャプリオの現行モデルはR8(夏にはR9が発売? R6はすでに二世代前モデル)。ISO感度800、焦点距離200mm。画像は荒く手振れしています(ISO感度800でも、1/42秒しかシャッター速度を稼げなかった)。R8ならもっと綺麗に撮れた?


 こちらは月曜日の午前0時に駅まで様子を見に行った際に、α-700で撮影したツバメ一家です。両側からヒナに覆いかぶさるように両親も羽を休ませています。あと4~5日で巣立てるかな?
 ちなみに北口駅前にはもう一つ巣があって、現在抱卵中です。もう一組が花屋さんの店先で抱卵しています。 


ツバメのヒナも・・・

2008-05-11 07:00:40 | 自然&いきもの+ゾウのはな子


 土曜日は冷たい雨が降りました。気温は10度も下がって13度。どうりで寒かったはずです(2枚しか着ていなかった・・・)。暑すぎるのも困るけど、季節が2ヶ月ほど逆戻りしたかのような寒さにも困ったものです。皆さん、体調を壊さないでね♪
 そんな雨の中でも、ツバメの親鳥はヒナのためにせっせとエサを運こんでいました。上の写真は前日9日に撮影したものですが、6日に初めてヒナの写真を撮ったときはまだ産毛も生えそろっておらず、目も開いていませんでした。体も二まわりほど小さかったはず・・・たった3日でこんなに成長するとはすごいですね! チーターの赤ちゃんなんて、全く同じに見えましたもの(鳥と比べるのも変だけど)。これだけ成長が速いと、大量に食べさせなければならないでしょう。親鳥が休むひまなくエサを運んでいるのもうなずけますね。オスもメスもフル回転でエサ捕りに励みます(下写真)。




 GWも後半にさしかかった5月4日のことです。そろそろヒナが生まれてもいい頃だなと、国立駅北口駅前の巣を見上げました。少し前から親鳥が卵を温め始めていたのですが、今日は姿が見えません。ヒナが孵ってエサを捕りにいったのかもしれないと思ったのですが、それにしては、鳴き声もしないし、気配も感じられません。まだなのかな~と思い直したとき、ヒナの1羽がお尻を突き出して、白いフンをびゅっと巣の外に飛ばしました(このときは学校に行く日でコンデジも持っていなかった)。


                   

 親鳥が虫を捕まえてきました。親鳥が巣に戻ると、ヒナがぴいぴい鳴きながら大口を開けます。親鳥はエサを与えると直ちに次のエサ捕りに飛び立ちます。ツバメは飛んでいる虫を空中ですれ違いざまに捕らえる凄腕のハンターで、今度はハチを捕まえてきました。これらの写真は6日に撮影したもので、ヒナの目はまだ開いていません。産毛も殆ど生えていない感じですね。


                   

 こちらは三日後の9日に撮影しました。ヒナたちはみるみる大きくなっていきます。親鳥が巣に帰ってくると、一斉に身を乗り出してエサを要求、親鳥はヒナたちが「ぴいぴい」鳴いている間に次のエサを探しに行きます。時間にすると、わずか数秒!
 3分~5分ほどの間隔で親鳥はヒナにエサを与えていましたが、雨の日(10日の土曜日)は、駅に自分が降り立ってから10分くらい待ったかもしれません。なかなか姿を現わしませんでした(雨の日だからエサを探すのに手間取っているのかも)。その代わり、エサをたくさん飲みこんで戻ってきた様子で、少しずつ吐き戻しながら4羽全てにエサを与えて、再び雨の中へ飛び立っていきました。
 雨の日は虫たちも飛んでいないし、どこでエサを見つけているのでしょう? 日曜日の今日も駅で会えると思うけど、二日連続雨とはかわいそうな気もします。でも、この調子でヒナたちが無事に巣立ってくれれば、何もいうことはありません。この季節になって、カラスの姿を駅周辺で頻繁に見かけるようになったのが、少し気がかりです。


チーターの赤ちゃん!

2008-05-10 07:22:00 | 自然&いきもの+ゾウのはな子



 GW最終日の午後、多摩動物公園に行ってきました。「子供の日」に多摩動物公園に行った人の話だと、「ものすごく混んでいて、動物を見るよりも人を見に行ったような感じだった」そうですが、「子供の日」の多摩動公園は入場無料だから混んでいたに違いない。連休最終日なら何とかなるだろう、と信じて出かけたところ、やっぱりこの日もかなり混んでいました。特に、お目当ての「チーターの赤ちゃん」については、一般公開は午後3時までに制限されていて、なおかつチーター舎の遥か手前から、ディズニーランドの乗り物待ちみたいな行列ができていました。時刻は14時35分。15時までに見られるのだろうか?
 「ここから約25分待ちになりますので、見学できなくなる可能性もございます。その旨ご了承ください」と、警備服を着たアルバイトの女性がお客さんに声をかけている。ライオンバスにも長蛇の列ができているし、大変な日に来ちゃったなあ~、と思いながらも、列の最後尾に並びました。結果的には15分程度で見られたのだけど、今度はガラス張りの室内飼育室の前で、
 「後の方がつかえていますので、申し訳ございませんが、立ち止まらないでご見学ください」と、もう一人の女性が声をかけている。なんだろうね~。

 肝心のチーターの親子は・・・いたいた~! 子供たちは後方にある岩のまわりで遊んでいます。お母さんのキキョウは見物客が気になるのか、ガラスの前を行ったり来たりしています。目の前で見られたのはわずか1分ほどでしたが、列を過ぎてから時間まで可愛い子供たちを遠目に見ることができました。


      

(左)カイ&カケル(♂)キララ&キキ(♀)。4頭仲良く遊んでいました。子供たちは識別のため、四肢の一部の体毛を剃っています。一番大きく元気に動き回るのがカイ。女の子たちは総じておとなしいとか。
(右)子供たちもじっとしていませんが、こちらもじっと眺めることができず、しかもガラス窓に見物客が写りこんでしまうので、満足な写真を撮ることができませんでした。
チーターの子供たちには、このようにたてがみが生えています。サバンナのブッシュに似せたたてがみは、外敵から身を守るためのカモフラージュで、大きくなるにつれて消えてしまいます。



 地上最速を誇るこの美しい生きものは一見強そうに見えるけれど、ライオン→ハイエナ→豹→チーターと順位は最下位で、リカオンやジャッカルなど群れで暮らす動物よりも生きていくのは大変です。
 狩りの名人と言われているチーターでも成功率は25%くらい、大型の草食動物にも敵わないし、苦労してしとめた獲物をライオンやハイエナに横取りされてしまうことも多々あるそうです。これらの恐ろしい敵は子供たちも狙っているので、チーターのお母さんは本当に苦労が絶えません。そうした経緯から、チーターはものすごく警戒心の強い動物だけど、岩合さんの話だと、人間に関しては危害を加えないとわかると警戒心を解いてくれるらしい・・・上の写真は、室内展示室に隣接する草原のチーターです。


 
 退園時刻が過ぎて、大勢の人々が帰途につきました。そのとき、風が吹いてきて、鯉のぼりが一斉に泳ぎ始めました。その日は、お目当てのシズカちゃん&アジアゾウのアヌーラも、私が訪ねたときはお部屋へ戻っていましたが、オランウータンのスカイウォークを見られたし、新しく完成した運動場でインドサイも見られたので、まずまずといったところかな。マレーバクの「咲」はかなり大きくなったけど(すっかりツートンカラーに)、まだお母さんに甘えっぱなし・・・。
 実は、GWも終わったことだし空いているだろうと、金曜日の午前中に再訪してみたら、遠足で訪れた保育園&幼稚園&小学校の児童&保護者で正面玄関前の広場が埋め尽くされているではありませんか・・・こりゃあ駄目だと思ったのですが、さすがに園内は広く、かなりばらけてくれました。でもさすがに、チーター舎を独占することはできませんでした・・・。