Activities of FF Nara

You can see various activities of FF Nara with photos.

ハンガリー渡航

2017年11月03日 | Outbound Exchange

FFペーチクラブ(ハンガリー)

渡航交流日記(2017年10/4~10/17)

 お陰様でFFペーチェクラブとは予想以上に充実した交流が出来ました。

 途中予期せぬ事態も起きましたが、参加者全員の協力でよい形で乗り切ることが出来ました。ペーチェクラブの設立は古く1999年ですが会員は現在8家族と小さなクラブです。年齢は46歳のHC以外は大半が50~60歳と見受けました。小さな組織だけに横の連携はとても良く、殆どの会員が仕事と受入活動を両立させながら温かく効率よくアテンドして下さいました。列強に囲まれた小国という歴史的な背景を背負う彼らは、芯は強いが何事にも奢らず常に他人を思いやる穏やかな気性を持っており、アンバサダーである我々にとっていつも何かほっとする雰囲気を漂わせていました。交流中の個々の活動については参加者全員が分担して綴られた以下の日記をご覧ください。

 公式交流以外にも、交流前のブダペスト市内観光、現地ガイドのヒントで急遽行った「夜のドナウ川クルーズ」などは印象深いものでした。交流後、ヘルシンキからフェリーボートに乗って訪れた「尖塔の街タリン」(エストニア)では中世ヨーロッパそのままの雰囲気を存分に味わうことができました。これから冬を迎えるヘルシンキの街は曇天のせいかやや重苦しい感じでした。いずれも北東ヨーロッパならではの旅の情緒を感じました。そして何よりも参加者全員が元気に揃って帰国出来たことは喜ばしい限りです。AC冥利に尽きる本当に有意義な二週間でした。FF奈良の皆さま有難うございました。(藤田欣吾 記)

 

交流報告

初 日 10月 6日(金) 広がる大平原と山麓にたたずむ古都“ペーチェ”

 朝から大型バスでブタペストを後に、殆ど起伏のない平原を南へ進むこと3時間余り、お昼過ぎにペーチに到着。図書館のあるナレッジセンターで、出迎えのホストと面会しレストランで昼食を共にした。食後は適宜解散したが、私達のホストは市庁舎や教会のある中心部の後、町が一望できるメチェック山中腹部へ連れて行って呉れた。 

 

  ペーチはこの山の裾野に抱かれた、美しく落着いた雰囲気で歴史的な建物も多く、大変綺麗な町でした。その後彼らの家へ行き歓談と一休みの後、ウェルカムパーティーへ。

 

パーティーは両会長の挨拶等の後、ハンガリースタイルとの紹介の食事が始まったが、料理された温かいものは全く無く、ハム、ソーセージ、チーズ、パプリカ、キュウリ、トマトとただ切っただけのものが並んでいたのには少々驚きではあったが、歓談と共にお互い打ち解けて行った。(山足和生 記)

                                             

二日目 10月 7日(土)マジャール王国のルーツに出会う

10月7日(土)朝9時半にマーケット駐車場に集合! 数名遅刻かな?もう既に中らしいヨ、それじゃレッツトライと言うことで入ってみると熱気が感じられました。野菜、果物、肉類、チーズ等が所狭しとひしめき買い物客もいっぱい!

 地元のフアーマーズマーケットが雰囲気満載。新鮮なパプリカあります。試食OKチョット食べ過ぎ?

 ボリュウム満点のランチメニュー(ポーク、チキン、フィッシュ、スープ他)食べ残しはtakeoutも可。

 

 Mariagyud pilgrimige church

 カトリック教会も雰囲気バッチリ、外装だけでなく、内装模した壁画にシャンデリア、パイプオルガン他。

 

 シクローシュ城、なんて凄いんだ!まるでハリー・ポッターの世界ジャン。中には中世以降、近代に渡る歴史のエビデンスが所狭しと満載、丸一日必要カモ。城は高台に位置し、10㌔四方が一望ダヨ。狭間からは死角無く防御、攻撃共に優秀。

 地元の人

 Downtown-walk in Pecs

 本当に素晴らしいのいとこと一言、過去の歴史が保存され、日本の古都奈良みたい。特に黄昏時のこの場所はEXCELLENT!

  

夕食は我等ホストファミリの邸宅で、藤田さんご夫妻、中森さん、小泉さん達のホストファミリも招いて、ミニディナーパーティーだぁ!(湯浅総平・順子 記)


三日目 10月 8日(日) ブスタ平原で伝統のHorse Showを満喫!

 10月8日 7時30分朝食。いつもと同じ 色んな種類のハム サラミ  チーズ  手作りジャム 手作りジュース 蜂蜜 紅茶か コーヒー  ミルク パプリカ キューリ トマトなどと パンを 頂き 8時車で 家を出る。この日は スーパー駐車場で 待ち合わせて 2台の車で ブスタ平原にある牧場での horse-showを 観に行った(残念ながら 藤井さんと 木村さんを 残して)。  田舎の のんびりした馬術のパフォーマンスを 楽しんだ後、民族楽器の演奏を 聴きながら ランチに 舌鼓。その後 小雨の中 馬車で 平原を 散歩?おしゃべりを楽しみながら。 村の手作りの品物(石鹸 蜂蜜 刺繍 など)を 買った後 又2時間半の 帰途に就く。途中の 小高い丘にある いくつもの トンネルを くぐって 。夜 9時頃になっていた。

 

 

Hostの Tiboは ペーチェの プレジデントで いつも 「今日は どうだった?」と 気にかけている。(中森恭子 記)

 

四日目 10月 9日(月) おもちゃのような汽車(?)に乗って市内観光

 今日はガイドさんの案内で、物見やぐら、大聖堂、司教館、世界遺産のワインセラー、地下工場などペーチェ市内のおもな見どころを見学する。ランチは中心部のホテル。初めての温かいスープがおいしかった。

 

午後は、小さいおもちゃのような電気汽車に乗って、市内をめぐる。ロ-マ時代すでにキリスト教の中心地であったことや、14世紀に国内最初の大学が設立された影響なのか、学問文化や商業の中心として発展して来た面影が、街の随所に残っていることがよく分かった。

16時コーヒーブレイク。ガイドさんが大聖堂の地下で歌ったあの歌声の反響のすばらしさにも感動した。今日も喫茶店までホストが、迎えに来ました。(小泉クニ子 記)

 

五日目 10月10日(火) 世界遺産見学のあとは、赤ワインを飲み放題

 中型バス2台でペーチェの郊外を回りました。村の幼稚園、エッグ博物館(卵の殻に絵づけしたもの)、ストロウー博物館、6代続くHoney Cake Museumなどを見学。その後、2007年にWorld Heritageになった“BUSO Hall”に行きました。

 

 BUSOとは、日本の東北の“なまはげ”に似ていて、お面の顔は血で塗られヤギの毛皮のマントのようなものを着ていました。Hallにはすごい数のBUSOが並んでいたので少々不気味でした。 毎年2月8日にそれぞれの家族がお面やマントを着て集まり、早く冬が去ることを祈るお祭りをするそうです。次に古いワイナリーに行きました。地中海気候で赤ワインを作るのに良いそうです。そのワイナリーで飲み放題の美味しいワインと共に夕食をとり、くつろいで時を過ごしました。(藤田 由紀子 記)

 

六日目 10月11日(水) 最高の雰囲気の中で、美味しいハンガリー料理とワインを!

 ペーチの陶芸で有名なジョルナイ一族の陶器工場、美術館、元邸宅、そして一族の墓が立ち並ぶ一角“ジョルナイ・クウォーター”を見学。ヘレンドと双璧をなすジョルナイ陶器工場は1853年に創業される。創始者のジョルナイは元実業家で画家でもあったが兄から工場を引き継ぎ商才を発揮し海外より技術者を集め独特の玉虫色の輝きを放つ「エシオン」を使った陶器を開発する。この技術は建築芸術にも応用されブタペストのリスト音楽院や国会議事堂、ウィーンのシュテファン大寺院にも飾られている。しかし現在はジョルナイという名前だけが残っていて経営は一族から離れているそうだ。この日はサンクスディナーの日であったが夕食までには少し時間があるので湯浅さんのホストのトーマスの家でお茶に招待して貰った。庭が果樹園のようで60種類のフルーツを植えているという。

   

 

 サンクスディナーのレストラン はペーチェの街の中心である大聖堂の直ぐ傍にありワインセラーと隣接している。この辺りは中世の建物が再築された“オールドタウン”と呼ばれるとてもオシャレな街並みである。レストランの中は煉瓦の内壁に包まれたクラシックでゴージャスな雰囲気。この夜はホストとアンバサダー全員が集まって一緒に美味しいハンガリー料理とワインに舌鼓を打った。(濱田延子 記)

 

 七日目 10月12日(木)━Farewell party 大いに盛り上がる!━    同じアホなら 踊らにゃソンソ(・)ン(・)♪  

 快晴の中、2台の車に分乗してTibor(中森、小泉さんのホスト)の出身地の古城跡Szigetvarを訪問。沼地に立てられたisland  castleは現在博物館になっており当時の戦いの様子を見学。お土産に女性はマグネットを、男性は砲丸投げさながらのcanon ball を頂戴。その後、同じエリアにあるハンガリー特有の非火山性の深層熱水の温泉(露天風呂やサウナ)で一同リラックス。水着着用です。

Farewell party

 夜のFarewell Party の会場はwelcome partyと同じ会場で、今度はHungarian dishes、winesそしてsweetsを頂きながら、両クラブが相互に歌や踊りを披露し合った。

  

 

中でも、奈良クラブは、お祭りと染め抜かれた法被に、ハチマキ姿、手にはうちわ(阿波踊り写真入り)、「同じアホなら、踊らにゃソンソン」と声をはり上げ、さらにおかめとひょっとこの仮面をかぶり、踊り始めたところ大受けして、相手クラブの面々も一緒に踊りだし、大変盛り上がった。交流も最高潮に!良い思い出の一コマになりました。(木村洋子 記)

 

八日目 10月13日(金) “Thank you all for everything!!” 

・・赤と緑の可愛いイルミネ―ションにもお別れ・・      

 いよいよペーチェ最後の朝を向かえます。私はAniko(ホストの名前)と“This is our last cooperation work, isn’t it?” と話しながら ソファベッドを元通りに直して Anikoの家を発ちました。メンバーの事務所に8:30全員集合。ペーチェのメンバーは全員仕事を持っておられるので 感傷に浸る間もなく別れの瞬間がやってきて仕事へとむかわれました。それから2台の車に分乗してこの町の小高い丘にあるテレビ搭に向かいました。

 

 日が暮れてペーチェに戻ってくると遠くから赤と緑(国旗の色に因んで)のイルミネーションを施した可愛いタワーが浮かび上がり私たちを迎えてくれます。このタワーからお世話になったペーチェの街並みを眺め  “Thank you all for everything!!” と心の中でつぶやき立ち去りました。(少しキザですねぇ)そしてバスに乗りブタペスト空港へと・・・・・(浦西典子 記)


 番外編 言葉が通じぬ病院でスティ

 今回、当地到着2日目に体調不良が原因で、大変ご心配をおかけしました小生は、当地で4日間も言葉も通じない病院へ入院という心細く、寂しい思いもした。が、貴重な体験もした。この病院で、ジャポンははじめて・・・と言いながら、好奇心いっぱいで、親切に接してくれたハンガリー人の病院スタッフ皆さんのおかげで、日本にいるような感じで治療を受けられた。つまり、予想外のハンガリーの病院でのスティを体験してきた。しかし、「生きて、みんなと一緒に帰国できた。これに勝るものはない」というのが本音だ。

これもAC藤田さんはじめメンバーの方々、PECS・奈良クラブのみなさんの多大なご支援いただいたおかげと存じます。心より感謝申し上げます。(藤井英雄 記)

 

 

 

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿