ドイツ渡航 第1週目 GELSENKIRCHEN(ゲルセンキルヘン)

5/9(木) 関空を10:30出発してアムステルダムを経由してジュッセルドルフに同日17:35着。空港へアルボルツアーが手配してくれた日本人のガイドさんが迎えに来てくれ、列車でゲルセンキルヘンまで案内してくれました。(20:00着) 「日本のような駅でのアナウンスは全くない」と聞いていたのでガイドさんがいてホッとしました。(左に見える赤と白の列車がDB~デーベー、ドイツ鉄道。時間に正確でした)


ゲルセンキルヘンの駅まで各ホストが迎えに来てくれ、なんと!駅の構内でシャンパン、スナックで歓迎会!ハグでお出迎えと思いきや、誰もハグしないので不思議に思っていたら、後で聞くと「日本人はハグしない」「握手をしないでお辞儀をする」と学習していたからだそうでした。歓迎会の後、それぞれのホストの家に行きましたが、日本と違って10時頃まで明るいので夜遅いという感覚がありませんでした。
5/10(金) ボックム(BOCHUM)のCoalmine museumを見学



ゲルセンキルヘンはかつてルール工業地帯の中心地で石炭、鉄鋼で栄えました。その炭鉱がそのままミュージアムとして残されていて、約1時間ほどヘルメット着用で英語のガイドで案内して頂きました。(中はとっても寒かった!)



左はミュージアム内のレンガ工場、中央は炭鉱夫が手軽にエネルギーを得るためラードを塗って、フライドポテトをふりかけて食べたという伝統的なパンと今の時期しか飲めないというフルーツ入りのシャンペン。ミュージアムの横のカフェでとっても軽いランチ。
この後みんなでHATTINGENのオールドタウンに行きました。



この街は日本の昔の家のように木と壁で出来ていて、税金を少なくするため、1階が2階より小さくなっています。この街のおしゃれなカフェでケーキとコーヒー、紅茶を飲んで休憩しました。ドイツのケーキはアメリカのケーキのように甘くなくどれも美味しかった!右のワンちゃんはホストが連れて来ていて、羨ましそうに見ているだけで、決して吠えません。ドイツではこのように犬がお店に入ることは許可されています。このあたりはかわいいお店も有り、お買い物も楽しみました。
5/11(土) この日は夕方までフリーデイで5:00にWESTERHOLTのオールドタウンに集合して、伝統的な衣装を着たガイドさんがドイツ語で街をで案内してくれ、ホストの一人が英語で通訳。大西会長はこの日はホストの兄弟の誕生日パーティーに参加で来れず、誰も日本語に通訳してくれる人がいなく、ドイツ語訛りの英語だったので、それぞれ違う意味に解釈していて、分かったような分からなかったような・・・・。

これらのかわいい家々に普通に人が住んでいます。


オールドタウン散策の後、この町にあるおしゃれなレストランでみんなで夕食を食べました。解散したのは10時過ぎでした。
5/12(日) この日は 1日フリータイム それぞれのホストと共に楽しむ
*ドイツでは日曜日はスーパーなどの日用品を購入するお店はお休みです。食料品は日曜日には買えません。(日本では考えられませんよね。)
5/13(月) 10:00 副市長表敬訪問 ゲルセンキルヘンの街の有名なアーチストが手がけた斬新なシアターでブランチを兼ねて副市長に会う。彼の実際の職業は裁判官でボランティアで副市長をしているそうです。



この後、観光バスでゲルセンキルヘンの市内観光して、その後街のラジオ局を訪問しました。そして中を案内して頂いて、生放送で私たちを紹介して下さり、みんなで日本から来たと挨拶しました。今回、このラジオ局からの呼びかけで、大西会長のホストをして下さったガブリエラさんが、ホストの申し出をして下さったそうです。
5/14(火)1日バスツアー ケルン大聖堂、 船でライン川下りをして、オシャレでかわいいリンツの街の散策をしました。可愛いお店がいっぱいありました。*ドイツ人はケルンと言わずコロンと言います。オーデコロンはここが発祥の地です。

大聖堂は日本人のガイドさんが案内してくれました。大聖堂は大きすぎて、カメラに収まりませんでした。



左の写真は船デッキで撮りました。船の中のレストランででワインやビールを飲み、美しい景色を見ながらクルージングを楽しみました。船の到着場所の可愛いリンツの街(左の写真)でお買い物を楽しみました。
5/15(水) 高さ120mのガスタンクが今や巨大なアート展示場に
オーベルハウゼンにある巨大なガスタンクのミュージアムに行き、1階に展示してある有名なアーチストの作品をガイドさんの案内で見た後、巨大タンク内の巨大で不思議なバルーンをエレベーターで上に上がり、外側から眺め(驚くべき高さだった)、今度はその中へ入り、まるで白銀の世界の中にいるような感覚を味わいました。



左端の写真は下から上を見上げた写真で、2つ目は頂上の横から撮った写真です。
*一番印象に残ったのは外観が巨大なガスタンク?そのままで中に入るとびっくりするような展示のGASOMETER美術館でした。又、農業国から戦禍と共に石炭、鉄鋼産業と変化しつつ、すべての物を取り壊すのではなく、コールマン工場跡地の多い土地柄でもあるので環境にも優しい研修センターにしたり、物を大切にするドイツ人の賢明さを知りました。 滋井 寛子
この日の夕方6時からホストのドリスさんのおうちのガレージでフェアウェールパーティーが有りました。お料理、飲み物はホストが持ち寄りました。ドリスさんの家にホームステイしていた上山さん、湯浅さんや合田さんが中心になって天ぷらを作ってくれました。今日は朝から雨が降っていたので、外でのパーティーということで心配していましたが、なんとか雨はやみました。この1週間ずっと冬のような寒さでしたが、この日はいつもより暖かかったので良かったです。ただ、このサヨナラパーティーで大西会長夫妻とそのホストファミリーの席が用意されていなかったのは残念な事でした。


5/16(木) 朝、ボックムの駅から鉄道で出発。ハノーバーへは昼前に到着。9名(中森、道上、三木、阪井、濱田、木村夫妻、今井夫妻)は第二のホームステイ先へ。それぞれのホストが駅まで迎えに来てくれました。9名(合田、藤井、辻井、上山、湯浅、滋井、吹田、大西夫妻)はここからオプショナルツアーでメルヘン街道の旅を経て、フランスへ。


男性シニア2人の初ホームステイ挑戦記
私にとって、初めてのヨーロッパ、ドイツ、しかも、ホームステイということで、本当に感動の2週間、まさに「人生の宝」となりました。渡航前、藤井さんと私は、シニアの男性ふたりが、50代の働いているご夫婦のご家庭にお世話になることを少なからず心配していました。その為、私たちの拙い英語を補い楽しい時間を過ごせるよう、様々な準備をして臨みました。例えば、広重の浮世絵、雛祭りの壁掛け、実演のための茶道具、書道具、更に100円ショップの小さな鯉のぼり、ダルマ落とし、けん玉、折り紙、団扇、地図等です。また、藤井さんは事前にご夫婦の写真を似顔絵にして持参されました。ご夫婦も仕事を数日休んで約1週間私たちと過ごし、ドイツ社会や文化について大変興味深い話をして頂いたが、一方で私たちも持参した道具を使って日本文化を紹介し、時には神妙に時には大笑いしながら充実した時間を過ごしました。期間中のハプニングとして、私たちは地元新聞社の取材を受けました。帰国後、大きな写真と記事が届きましたが、その中でご夫婦は私たちとのステイを大変素晴らしい経験だったと語ってくれています。写真のドイツと日本国旗のケーキは、ホームステイ最終日のパーティで出されました。前日にご夫婦が作り、「一期一会」の文字は全員で描き、パーティで大西会長よりその意味を解説頂きました。ドイツ語の「verbundenheit」は、「絆」「親密な関係」を意味するそうですが、最後にはこの言葉通りのことが実現できたと思っています。 辻井良行
*左上の写真は藤井さんがホスト夫婦の写真を見てデッサンされ、お土産として日本から持って行かれました。右の絵はドイツのホスト宅で書いて、プレゼントされたそうです。とっても喜ばれ、そのお返しでしょうか?奥様が20歳代の時に美人コンテストで優勝された時の大きなポスターを頂かれたそうです。
Gelsenkirchenの天使

ケルン大聖堂の前で、後ろの偽天使にドイツ人の彼女が20ユーロもぼられました!!
彼女はGelsenkirchen Clubのメンバーではありませんでした。ある日、ローカルのラジオ番組で日本からのゲストのホストファミリーを募集していると聞き、その場で責任者に電話をし、応募したのだそうです。そして、その彼女の家に私達夫婦がお世話になる事になりました。彼女の名前はGabriele, 天使のような清らかな心を持った明るくて優しい人でした。応募した事情を聞いて驚きました。数年前に娘が高校生だった時、日本の埼玉県のある高校に留学したが、その時いくつかの家庭でホームステイをさせてもらい、大変優しくしてもらったとのこと。母親の彼女はいつか日本人に恩返しをしたいと願っていたそうです。そして、そのチャンスが思いもかけない形で突然訪れたのです。彼女は優しい夫Frankと共に、我々の滞在期間中、仕事を休んでまで、毎日懸命にアテンドしてくれました。残念ながら、クラブにとっては救いの手を差し伸べてくれたはずの彼女が、クラブからしかるべき扱いを受ける事は一度もありませんでした。しかし、この天使のような心を持った彼女は私達の滞在中常に明るく心やさしく接してくれました。私達が出発した朝も、何事もなかったかの如く、愛用の自転車に乗って、手を振りながらにこやかに仕事に出かけて行きました。彼女にとって、この1週間の経験はどんな思い出として残るのでしょうか?この天使はもう2度とGelsenkirchen Clubに舞い降りて来る事はないでしょう。私達夫婦はこの素晴らしい夫婦との偶然の出会いに感謝の気持ちで一杯です。そして、いつかどこかで再び出会う事を願って止みません。 大西 弘・博美
ドイツあれこれ
*駐車中にゲルセンケルヘンのホストの車のバッテリーが上がってしまい駐車場から日本で言うJAFを呼ぶ事態が起きました。この黄色い車がドイツのJAFです。何と呼ぶのかは聞かなかったけど。 濱田 延子

ドイツでは犬はお金持ちしか飼えない? 私学以外大学まで子供の学費は無料だそうですが・・・
*ドイツでは誰でも犬は飼えません。犬の学校へ3か月間、3万円払いしつけの勉強をします。オーケーが出たら、やっと飼えるのです。犬税を払ったり、毎日の2時間の散歩が義務付けられています。 前野 美佐子
*私たちのホストの犬はとても賢く無駄吠えもせず飼い主の言うことをしっかり理解してます。ドイツでは、犬を飼う=きちんとしつけをするということが浸透しているそうです。ペットと一緒に過ごす時間を大切にしています。電車、バス、公共交通機関はOK、もちろんカフェやレストランもOKです。日本だとドッグカフェだけですね。 湯浅 順子
*ドイツは 国土が日本より狭いのに北海道のような美しい景色が延々と続いていた。いかに日本は高い山が多いのか実感しました。 又,どの町も美しく 環境税2%の政策があると聞き、なるほどと納得しました。しかし私のHostの家の美しい大きな裏庭も3日続きの雨で 池のようになるのはなぜ?
又、家族の結びつき(事あるごとに集まってパーティを開く)も大切にしているようだし、ハグやキスも頻繁にして、とても良い感じなのに 多くが再婚でした。なぜ 離婚になるの?日本人は我慢強いだけ?
よく言われることだけど 列車やホームには広告はもちろんアナウンスはほとんど無く、注意の標識も無く、見通しの良い踏切では 一時停止など全くしない。快適でした。食洗機もぴかぴかに洗いあがってたし、教育制度の違いなどへ~と思ったことはいっぱいありました。 中森 恭子
*
ドリスの家は、結構広いので掃除が、大変だと思って、手伝いを申しでましたが、断られました。 クリーンレデイがくるから大丈夫と。 後になって知ったのですが、クリーンレデイを利用すると税金で控除が、受けられるらしい。日本にもほしいね。
電車には、自転車も犬も同乗できる。おまけに改札がない。自由で、おおらかで いいですね。 上山 よし子
*ゲルセンキルヘンの木々の大きくてのびやかなこと!!日本も木の国なのに街中にこんな木立はない。木がそこにあることが守られ続けてきて、そして、人々の生活を木々が守っている感じがしました。カスターニア(とちのき)がたゆたゆと白い花を咲かせていました。
ドイツ人の食習慣は、朝、昼はしっかりと食べ、夜は軽食だそうです。私たちのホストの朝食もとても充実していて、毎朝幸せなスタートでした! 吹田 栄子
左の写真の木がカスターニアです。ドイツのいたるところで見ることができました。後は森に囲まれたドイツの美しい風景です。
*ゲルセンキルヘンは工業都市で、どうしてそんなところに行くのとドイツ在住の友達の妹さんに言われていたのですが、実際に行って見た風景は緑が一杯で まさに美しい森の国でした。通常は5月はほとんど雨が降らないとの事。今年は異常気象で寒く、雨降りの日が多く、冬に舞い戻ったようで、持って行ったダウンのジャケットが役に立ちました。通常今の時期には終わっている菜の花の鮮やかな黄色い絨毯があちらこちらで見られたことは良かったです。 道上 恵子
*ドイツではビールは混ざり物があるものはBeerでない。日本の発泡酒などはもってのほか。300種類以上のビールがあり、大変美味しかった。驚いたのは、たらふく飲んだり食べたりした後、「シュナップ」というアルコール40度のリカーを飲むとの事。胃のために良らしい。
*ドイツと日本の子供に「今、自分の国から無くなって一番困るものは何?」と聞いたら、ドイツの子供は「森」と答え、日本の子供は「携帯電話」と答えたそうです。ドイツはさすがに森を大切にする国!! 阪井 敏江
*ホストはきれい好きで、キッチンの引き出しは見事に整理されており、隙間がないとはこのことだと感じました。屋根裏は物置として使用しており、彼女のものとご主人のものと別々なところで保管・管理していました。こちらも、きちんと梱包され倉庫業を感じさせられました。 木村 久志
*FFで初のホームステイ。heart to heartを実感し、次に続く渡航が出来た事に感謝しています。 三木 貞子
ドイツ渡航前半グループ参加して ED 合田 サワ子
憧れのメルヘン街道ツアーがホームステイ後に組まれていることに惹かれて、2006年のオーストラリア渡航以来2回目のホームステイ体験させてもらいました。会長の助けを借りながらEDとしての参加でしたが、参加者のそれぞれの役割分担にも,とても助けられ無事帰国しました。今回は2か所ステイとオプションなどで全員すべてが同行程でなく、プラン、費用もそれぞれに違い大変な思案の基、様々な努力をして下さり実現しました。さて、ドイツで初めてのびっくりは切符があれば駅には改札がなく乗、下車ともフリー、国民の人格を信頼した国のあり方に驚きました。ただし無賃乗車がわかると罰金や裁判にかけられるとか・・ゲルセンキルヘンのホームで出迎えられて駅の構内でSmall welcome party、これもまた驚きでした。この地方は第2次大戦後、炭鉱や鉄鋼で栄えた町でしたが時代の流れで炭鉱も閉鎖され新しい都市復興に動いていました。天候不順で寒さの中、閉鎖された炭鉱ツアーは、長い年月こんな狭い坑道からたくさんの石炭を採掘していた人々の苦労を体感しました。地震のない国なので歴史的な古い建物がそのまま現存し大切にされていました。世界遺産のケルン大聖堂、ライン川クルーズ、ガスタンクでのChristo & Jeanneによる世界さまざまな場所での布アートは圧巻でした。今回のクラブは閉鎖したクラブと合併しており考え方も少々異なりホスト間でも課題はありましたが個々の皆さんのステイはとてもフレンドリーで感動の交流になったと思います。人と人はどんな国の人でも笑顔で手をつなぎ平和を願えると思いました。
滞在模様を楽しんでいただけましたか?第2週目ホームステイの記事も引き続きお届けします。(少しお待ちくださいね)