サウスフロリダのアンバサダー達との思い出
先回タイムリーに受け入れの公式行事をアップしましたが、今回はホストにそれぞれの過ごされ方や感想を聞いてみました。
******** フロリダの客人達を迎えて 藤田欣吾 ********
我が家のアンバサダー夫婦(Lewis & Wanda)はディズニーワールドのあるオーランドに住んでいます。9月25日に成田に着き東京観光をしたのち29日に新幹線で京都に到着、私が京都駅で出迎えて奈良の拙宅に案内しました。
我が家に来るアンバサダーは夫婦の場合、我が家の勝手なルール(?)として二人の馴れ初めを語ってもらうことになっています。今回も例外ではありません。Lewisさんは空軍の地上要員としてイギリスに独身時代駐留していたそうです。任期が明けて故郷のフロリダに帰り久々に地元の教会に行ったところ、可愛い女の子に出会った、それがWandaだったとのことです。つまり二人は同じ故郷の同じ教区のメンバーだったというわけです。Lewisさんは長年地元銀行で不良資産の処理を担当、Wandaさんは15人(!)兄弟姉妹の末っ子で郵便局に勤めていましたが結婚後はもっぱら家庭を守ってきたようです。娘時代はとてもナイーブで結婚式のときは‘この人と一生過ごさねばならない’とブルブル震えていたそうです。
今回のミックスグループについても色々話がでました。我が家の二人は地元のFFクラブ(The Friendship Force Florida)の会員として長年クラブ活動に奉仕してきたが、今回のアンバサダーの中には何人か、訪日目的で急遽会員になった人達がいるようだ、と可なり厳しい見方をしていました。一見じゃじゃ馬に見えるWandaさんですが、オバマ大統領の社会保険制度も含め、努力しない人達が安易に恩恵を受けることには我慢がならない性質のようです。彼女と私は一回り違いのネズミ年生まれで結構気が合いました。偶然Lewisさんと家内は同じウマ年生まれで、たすき掛けの臨時カップルが出来ました。
******** サプライズ バースデイパーティー! 前野 美佐子 ********
ジョンさんの78歳のバースデイパーティーをしました。デイホストの方やF.Fメンバーの方とご一緒にお祝いをしました。ハッピーバスディの歌を歌い、78歳のろうそくを吹き消した時の彼の嬉しそうな顔を忘れることが出来ません。皆で書いたメッセージカードを 贈りました 。奥様のマーシーさんも大喜びです。 彼がケーキが大好きなこともわかりました。
ウドン作りと お餅を丸めて! 合田さんの家で ウドン作りをしました。生地を足で踏んで伸ばして切ります。ジョンさんは鰹節をかく体験をしました。マーシーさんはお餅の中にあんこを入れて丸めます。ジョンさんは丸めるだけでしたが、二人ともとても楽しそう。マーシーさんはおいしそうに お餅をほおばっています。ジョンさんはウドンもお餅も食べませんでした。 F.F のメンバーの皆さんの ご協力とご支援のお蔭様で 無事ホストを務めることができました。ありがとうございました。
******** 感激して涙 濱田延子 ********
今回のアンバサダーはオーストラリアのNSW州のStocktonという町から参加したNormanとElaineという結婚51年目の73歳の仲の良いご夫婦でした。Normは左膝が悪く観光地を歩き回るのは辛かった様なので最後のフリーデイは予定していた大阪観光は中止して滋井さんのお宅にお邪魔してお茶を頂く事になりました。実は去年2人の結婚50周年の記念に二人は何かシンボリックな物を旅行中に買おうと「コウノトリと5匹の小鳥(彼らには5人の子供がいるので」を描いた絵を探し求めたのですが見つからず結局ハワイに立ち寄った時に中国人の画家に鶴と竹の墨絵を描いて貰ったそうで、奈良でのショッピングの時も「鶴」の柄に拘って土産物を探していました。そんな二人が滋井さんの家で彼女の手作りの素晴らしい鶴の刺繍、それも5匹の小鳥が描かれている、正に彼等がずっと探し求めていたパターンの刺繍を見つけたので、感激して何枚も写真を撮っていました。それで私がその話を滋井さんにすると何とその刺繍を2人にプレゼントしてくれたのです。NormとElaineは驚きと感激の余り涙を流して喜んでいました。「今日は人生で忘れられない日になりました。この作品は家の家宝にします。」と言ってその作品を大切に持ち帰りました。 滋井さん、本当に有難うございました。2人は帰国したらあの刺繍をフレームに入れてリビングルームに飾りこのエピソードを皆に話す事でしょう。「日本人は本当に親切で素晴らしい」と付け加えて。
******** サンクスディナーと変え歌 中森恭子 ********
Sylviaの料理は豪快そのもの。料理も彼女の色で揃えました。↑
「カリフォルニア州の中国系アメリカ人(66歳)とイタリア系アメリカ人(63歳)の2人を受け入れました。食べ物の好みは 大分違いましたが、ご飯にお醤油をかけて食べるのは 共通してました。何で日本人は白いご飯のまま食べるのかと不思議がられました。初対面ながら 二人とも離婚歴があるので その時の苦労話に花が咲いているようでした。二人とも早口の英語ですので私には半分もわかりませんでしたけど・・・。
そしてSylviaが最後のFree dayは 我が家で イタリア料理を 作って今までお世話になった皆さんを招待したいと言い出しました。Marianneは料理は好きでないので信楽へドライヴに行きました。Sylviaは朝早くから浅田さんに手伝ってもらって16人分の料理を夕方5時までかかって 汗だくで でも楽しそうに頑張りました。そして二人で作った替え歌を Marianneのピアノに合わせて フォースターの”夢見る人”のメロディーに乗せて皆で歌いました。少し長くなりますがstay中の思いがわかるので、記します。
”The Friendship Song"
We are the people of the Friendship Force,
traveling the world to make new friends of course
Eating and Drinking day after day, SAKE and Whiskey and Wine by the case.
If you should see us stumble and fall, please pick us up and give us some more
Dress in Kimono, writing our names, Folding origami is part of the game
Feeding the deer at Nara Park, doing all this before it got dark.
Keeping our fingers out of their mouth as Sibby will tell you, she almost went south!(=fall down)
When to the Daiso、spent many yen, now please take us back there again and again
This is the end our fabulous trip
Friends that we met here
We'll never forget"
今回も たくさんの方に助けて頂いたお陰で 喜んで 帰って行かれました。有難うございました。
******** eat & eat の毎日 道上恵子 ********
我が家に来たのは最高年齢のElin(80才)とCassandra(76才)。メールでCassandraの年令が70才と書いてあったので(サバを読ん出るのかと思い)聞いてみるとEDが彼女の年令を知らないのでguessしたとの事!(イタリア系アメリカ人らしい!)
私達は中森さん達とほとんど一緒に行動しました。毎夜あちらこちらでdinner party。家に帰ると彼女達はバタンキュー。寝るのが早かったので、早く起きてCassandraは毎朝、あやめ池の周りを1時間ウオーキングをしていました。同じ時間に歩いている人に出会って、何度か声をかけられたそうです。Elinはとても優しく気のつく人で、私の下手な英語をCassandraに時々通訳してくれました。又、日本の食べ物に興味があった二人でしたが、食べてばっかりの毎日で、最後は「フルーツ、ヨーグルト、コーヒー」がパーフェクトな朝食だと・・・。そして最後の朝、「今日からダイエットする」と宣言して広島へ旅立ちました。
今回、吉岡さんや小泉さんのhelpで生け花、折り紙などをしたり、滋井さん宅でティーセレモニー、最後のfree dayは大西さん、合田さん、岡本さん達と信楽へ行きました。私たちの過密なスケジュールに主人は「まるで市中引き回しの刑のようだ」と・・・。彼女達は「とても楽しめた」と言っていましたが、「帰国した」とメールがないのは疲れ果てたのでしょうか?
******** 新米EDの初体験 大西弘 ********
我が家にはED夫妻が滞在しました。二人とも1年余り前に南フロリダクラブに入会したばかりのいわば新入会員で、FF会員としての渡航経験もないにも拘らず、どう言う訳か20名のアンバサダーのEDとしてやって来ました。しかも、半数以上の人達がお互いに初顔合わせと言う混成グループです。EDのDennis はアメリカ軍の海外駐屯地における学校の教師として、家族と共にドイツと沖縄での駐在経験があるとは言え、FFの事はほとんど分かっていない様子でした。恐らく、EDとしては戸惑いの連続でなかったかかと想像されます。夕食後の話題と言えば、ほとんど彼らのドイツ及び沖縄時代の事が中心で、FFの事が話題になる事は全くありませんでした。
しかしながら、そんな彼らにとっても、奈良での滞在経験が忘れ難い貴重な思い出になった事だけは確かなようで、FFの交流の意義は十分果たす事が出来たのではないかと思っています。このイタリア系アメリカ人はどこかひょうきんで憎めない愛嬌がありました。我が新米EDは感動する心が人一倍強く、それで全てをカバーしていたのではないだろうか。
******** Beautifulの言葉の連発 合田サワ子 ********
今回は、ミネソタからお友達同士の2人を受け入れました。2人とも小学校の先生だったので、何を見ても、聞いても、体験しても、食べても、興味深く喜んで下さり、Beautifulの言葉の連発でした。特に、子供たちと一緒に遊ぶために ナーサリーライムの曲を一緒に考えて練習して、本番もとても楽しんで下さいました。和太鼓の演奏に感動し、自らも体験して喜ばれました。又、うどんの生地を交互に踏みつけてから、すべての工程を一緒にして食べ、つきたての餅もまるめてもらい楽しみました。
家族やFFの仲間と共に、思い出に残る体験を通じて この交流をつなげていけたらと思いました。
******** 子供たちとのふれあい 岡本美穂子 ********
1枚目…私の親子英語教室に遊びにきて、ナーサリーライムの手遊びや英語の歌を一緒にして楽しんだ時の写真です。そのあとは、お母さんたち手作りのJAPANESE TEA TIME をしました。きなこもちやあずき、GREEN TEA などを 頂き、MARYさんはあずきがとくにおいしい!と気に入ってくれました。MARYさんとこどもたちもとっても仲良くなり楽しい時間を過ごすことができました。
2枚目…教室の子どもたちとFFメンバーとの交流会で和太鼓の体験をした時の写真です。年齢差のかなりある交流会でしたが、ゲームをしたり、英語のソングで一緒におどったりと体を動かして楽しく交流できました。和太鼓の演奏もとっても迫力があり、受入をした事で私自身も貴重な体験ができました。
******** いっぱい話がしたかったなぁ 畠中愛子 ********
二人のアンバサダーを受け入れ楽しい一週間を過ごせた事に感謝しています。私がFFクラブに入会して10年目という節目の年という事もあり、FFクラブの理念について思いを新たにした次第です。ルイーズさん(72才)は元ドクターでFFメンバーとして10年、リサさん(56才)はルイーズさんに誘われて、日本にステイする為入会されたフレッシュメンバー。鉄道会社勤務で、物静かなルイーズさんと対照的です。お二人が政治について全く違った意見を持たれていて、熱心に意見交換をされていたのがとても印象的でした。オバマ大統領の事、経済の事、福祉の事、「もっと話の中に入れたらなぁ」と思いました。リサさんの感動が伝わって来て、私の10年前のニュージーランドでのホームステイの感動を思い出しました。「もっと色々話したかったなぁ・・・」
10年後の私はどんな風に・・・ 健康に注意し、メンバーの皆様とこれからも色々な事共有出来る様努力を重ねたいと思います。
One for all, all for one.
******** 断捨離生活に感心 阪井敏江 ********
IzisはカナダのAlbertaから、サウスフロリダクラブにジョインして、1人でやってきた。一緒に来るはずだった Terriがドクターストップがかかり、急遽来れなくなったからだ。スーダンで産まれ、20代でカナダに移住し結婚したらしい。よく笑い、よく話し、アクティブで、自己主張もしっかりする元気なゲストだった。私の未熟なONE WORD 英語もすぐ理解してくれて FULL SENTENCE で言い直してくれるので 会話が弾み楽しかった。
”They are my sunshine !!”と彼女が何回も言った。自慢の3人娘を持ち末娘は女優で、彼女の出演映画をパソコンで観せてくれた。
私はもう65歳だから ”だんしゃり”生活をするんだと言って、お土産はほとんど買わないのには感心した。そして、自分をコントロールばかりしてきた夫とは、2年前に離婚し「今は自由だ!!」と両手をひろげて喜んでいた。これも一種の”だんしゃり”かも?と 私は思った。そんな 元気な彼女が 広島で自分のホストだけが岡山県と聞いて相当ナーバスになっていた事には驚いた。EDや 数人の人からその話を聞いた。私は勇気づけて送り出したが、彼女からのメールによると 広島(岡山)では頭痛と風邪で大変だったとか・・・。奈良滞在中に ”連れ回しの刑”にしすぎてしまったかな、と反省しつつ 奈良クラブのクラブとしてのまとまりと連携プレイの良さも 数々の思い出と共に彼女の胸に残ってくれる事を祈った。
******** 日本を満喫 仮家正剛 ********
我が家の客はミネソタからこられたMary(74才)とWilliam (Bill)(77才)夫妻。 Billはミネソタ大学の環境生物学の名誉教授 娘さんもNY で同じ分野の大学教授との事。お二人とも大変上品でおとなしい人たちでした。特にエピソードと言う程の事もなくそれでいて存在感のある二人でした。何を食べても美味しいと喜び、何処へ行っても素晴らしい、面白いと興味を示し、特にBill は娘さんとの共著 環境生物(Principle of Environment Science) の 次巻(8巻目)の為の植物、特に道端の蔦に興味を示し取材に熱心でした。因みに我が家での食事 到着日は疲れているだろうと 野菜スープと軽いパスタ、朝食は毎朝 紅茶と果物、卵料理 野菜サラダ の定番、昼は焼きそば、餃子(これらは目の前で調理でき共同作業が出来る点でお勧め)肉じゃが等々又スープの日替わりで味噌汁も!
大阪では水上観光1700円ですが意外と喜んでいました、次いで御堂筋を本町まで歩き、丼池筋 途中でラーメン屋に入り、スープの味を堪能 定食のご飯をスープに混ぜて完食、道頓堀では、グリコ、かに道楽の広告を激写、更に水掛不動さん、京都では清水で音羽の滝の水を飲み家内安全を祈願、信楽行きでは道中の茶畑がBILL の絶好の被写体、狸丼を楽しみ、近所では静かな長久寺の境内を散歩するなど。
Mary は折り紙の鶴は予習済み、そのほか毎晩食事後簡単な組紐の作り方など伝授、折り紙で倫子と手芸の技術交換で夜更かしをしていました。大変エピソードの少ない落ち着いた夫妻の滞在でしたが 帰国後すぐ送られてきた ビデオアルバム には色々ちりばめられていて充分楽しんでくれた様子が窺えました。
*仮家さんへ送られて来たビデオアルバム、下記のURをクリックして皆様もご覧になってください
Here's a collection of slides from our recent trip to Japan: http://vimeo.com/77309154
ホームステイの途中、2泊3日で京都を楽しみました。
初日は金閣寺、龍安寺、二条城を貸切バスで回り、2日目は嵐山を散策した後錦市場を見学しました。最後の日は清水寺に行くグループと京都文化博物館に行くグループに分かれました。2日目の夜、祇園コーナーに行った人達は大満足した様子でした。
二条城 嵐山の竹林の道
EDを終えて 浅田 喜美子
今回の受入れでは日本文化体験でアンバサダーだけでなく会員の方にも着物、浴衣を着ていただき、華やかに盛り上げて、楽しもうという試みでした。
ホームパーティーもそれぞれのホストを中心に盛んに行われたようで、中には日本製のバーベキューセットを買われた方もありました。
ロイヤルホテルでのパーティーもあっという間に時間が過ぎました。
今回もFF奈良会員の素晴らしい power, hospitality, passion, loyalty・・・などが大いに発揮され先輩の皆さんのお陰で無事終了することができました。ありがとうございました。
EDのDennisと
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ブログ長くなってしまいましたが、最後まで読んで頂けたでしょうか?是非感想のコメント書いてくださいね!
次回のルーマニアも一回目は公式行事の様子をタイムリーにブログにアップし、2回目は今回とは趣向を変えて、食事、ホームパーティの様子を載せたいと思っています。ホスト、dayホストの皆さん心しておいて下さいね!