Activities of FF Nara

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亀の瀬地滑り施設見学と龍田古道ウオーキング

2023年07月07日 | Event Group

亀の瀬地滑り施設見学と龍田古道ウオーキング

 梅雨の最盛期を迎えて各地で土砂災害などの恐れが高まり、線状降水帯も日本のあちこちで発生している今日この頃、7月2日のハイキング当日は奇跡のような快晴になりました。今日のハイキングは、亀の瀬地滑り施設見学と龍田古道ウオーキングです。テレビで紹介されて以来今どきのトレンドの亀の瀬地滑り施設は事前の申し込みが必要で、リーダーの内田さんには何回も下見に行って頂き、団体見学を取り付けていただきました。

 総勢21人、JR三郷駅に集合。9時15分出発。民家の中を少し歩くと早速登りになりました。歩くこと10分、≪峠八幡神社≫で1回目の休憩。熱中症対策にしっかり水分補給をし再び歩き始めます。時折風を感じながら歩きやすい道が続きます。龍田古道はかって平城京と難波を結ぶ官道として天皇の行事などに利用されていました。地元の人々の生活道路で大和川沿いの高低差の少ない道は、おしゃべりをする余裕もあり足取りは軽やかです。

 

 9時45分、亀の瀬地滑り歴史資料室到着。ボランティアガイドの方々が迎えて下さり行き届いた説明を受けました。歴史資料室にて亀の瀬地滑りの対策事業等の概要説明を受け、引き続いてビデオや模型を見ながら対策工事の仕組み等の説明を聞きました。その後排水トンネルを見学、更に大和川に関連する昔からの都市伝説などのエピソードも興味深く聞きました。

 

 

 

 

 そして地滑りで埋もれた鉄道トンネルを見学。明治25年、大阪・奈良間の難所、亀の瀬トンネルが完成しましたが、昭和6年地すべり崩壊、トンネルは放棄されました。80年後の平成20年地滑り対策工事の最終局面で古い明治期のトンネルの部分が発掘されそれを歴史的な財産として残すことになりました。

 

 

その内部は見事なイギリス式煉瓦作りで、そこでプロジェクションマッピングの投影を見ることができました。様々な視覚効果できらびやかなパフォーマンスが繰り広げられ、万葉人の生活をタイムカプセルのように当時の様子も見せてくれました。その美しさには圧倒されました。(記 渡辺)

トンネル見学の後、木陰でランチ

 

 トンネル内のプロジェクターマッピングは今までは個人でしか受け付けもらえなかったのが、グループでの受付が始まり、その第1号だったようです。下見も何度も行って頂いて有難うございました。

 

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FFI Youth Program

2023年07月06日 | Inbound Exchange

FFI Youth Program   6/16~18

 

「国境と世代を超えた素晴らしい出会い」               ホストコーディネイター 浦林直子

   FFインターナショナルのプログラムであるYouth Programに、奈良クラブとして初めて参画しました。国際交流の未来を担う「若い世代」が参加するプログラムという期待でお受けしましたが、終わってみれば想像以上の素晴らしい出会いと、少しの課題がありました。

  アンバサダーは、アメリカ・カナダ・オーストラリアからの15人。そのうち両親または祖父母がFFの会員で、一緒に参加したティーンが8人。10代と40代・70代以上の組み合わせというFF奈良では初めての多世代・多国籍のアンバサダーたちです。

 奈良クラブでは4月のノースベイクラブに続いての受け入れでしたが、ホストを希望してくださる方が多くマッチングもスムーズに行き、満を持しての受け入れになりました。2泊3日のプログラム中はお天気に恵まれ、2日目の平城宮跡でのランチ会・東大寺見学には子どもを含め38人が参加、世代や国境を超えたたくさんの交流の場面が見られました。東大寺の拝観後は自由行動にしたので、お買い物を楽しんだ方、京都まで足を伸ばした方、ホームパーティーやサンキューディナーを楽しんだ方など、それぞれが日本での最後の滞在を満喫されたようです。

 奈良クラブのホストは、単にゲストに食事とベッドルームを提供するだけで無く、事前のメールでのやり取りなどを通じてアンバサダーの興味や生活上の希望を把握し、そのゲストに会ったおもてなしを準備したり、最終日の出国の便宜をはかったりと、きめ細やかな対応で優しく接してくださいました。おかげで何のトラブルも無く、皆さん大変満足して無事に帰国されました。アンバサダーからは、WhatsAPPでつながっているグループトークで「奈良クラブはワンダフルだった」「素晴らしい旅行になった」と感謝の言葉が送られていました。

 また、アンバサダー同士も色々な国から申し込みをして、10日ほど前に日本で初めて知り合ったにもかかわらず、10代は同じ年代で以前からの友人のように仲良く、シニアはお互いを尊重して穏やかに過ごされている様子から、フレンドシップフォースの理念「国境を超えた相互理解」の素晴らしい実践を見せていただきました。

 一方で、10代の若者と70歳以上のペアでは、行動のペースが違い興味関心も異なるので、移動や自由行動のたびにバラバラになってしまうということが、クラブ対クラブの受け入れとは違いました。奈良に来る前に東京・広島で過ごし、アンバサダー同士は仲良くなっておられましたが、リーダーがおらずスケジュールもよくわかっていない方が多かったため、広島で1度、新大阪で1度、数名が新幹線に乗り遅れ、コーディネーターが走り回ったりホストへの対応に追われるという事態が発生しました。

 このような多世代が初めて顔を合わせ参加するプログラムでは、移動の交通機関をシンプルにして、スーツケースなども次のステイ先に送っておいて身軽に行動できるようにする、プログラムは直前にも「時間と場所」を伝えて意識していただく、10代に役割を与える、など改善の必要を感じます。また今後奈良クラブとしてYouth Programの機会があれば、是非生かしてお受けしたいと思いました。FFJの金元様はじめ、関係者全ての皆さま、ありがとうございました。

 

平城宮跡 イタリアンレストラン「IRACA」にて昼食

テーブルは大人と子供に分かれて、まずは会長が簡単に挨拶

 

 

   

全員が簡単に自己紹介

 

 

昼食後東大寺へバスで移動

 

 

東大寺見学後はそれぞれ別行動

 

 

     ・・・・・・・・ホストの感想・・・・・・・・・

準会員 石田靖子

 今回のホスト経験は、我が家にとっては4回目となり、子供たちも主人もだいぶスムーズに受け入れができるようになりました。Youth programということもあり、アンバサダーの母ディオヌは私と同年代で、子育てや子供のスポーツの話などで盛り上がり、また息子のクリスはうちの長男と歳が近く、弟や妹とも一緒に遊んでくれ、とても楽しい3日間になりました。アメリカへ帰国され、早速無事に帰宅した旨のメールが届き、アメリカのご家族からもお礼の言葉が書いてあり、今後は家族ぐるみでお付き合いしていけそうです。このような素晴らしい出逢いに感謝します。ありがとうございました。

 

 

準会員 川本綾子

 今回は初めてのホームステイの受け入れでした。我が家はほぼ全員がほとんど英語を話せなかったので、スマホで翻訳したり、身振り手振りで何とかやり取りをしました。末の息子がゲームをしようと誘うと、やったことがあると話しながら一緒に楽しく過ごしてくれていました。ただ、ベッドルームは隣の実家、食事や団らんは我が家、という状況はアンバサダーのTravisには少し不便だったかなぁと思います。最初は会話があまりできない事を心配していたのですが、帰ってから下の息子二人は「やっぱり英語がしゃべれると全然違うやろうなぁ」「もっとしゃべりたかった」と話してくれていて、今回の受け入れがとても興味深い体験だったのだと感謝しています。今回は金曜日から日曜日までという短い時間だったので負担があまり大きくなくてよかったです。またこのような機会があれば、考えてみたいなと思います。どうもありがとうございました。

 

 

 

畠中愛子

 この度のゲストは、アメリカから、14歳の男の子と彼のおじい様でした。幸いにも私の生徒6人が同じ年齢で、私の家で機会を作り男の子6人とTavenが出会えたことは,彼らにとってとても貴重な交流体験ができたと思います。おじい様から、とてもシャイな男の子ですという風に紹介されていましたので、最初気を遣いましたが、同じ年齢の男の子たちとの交流の後は、とても打ち解けた感じでした。感想を聞きましたら、おもてなしに感動したということでした。デイホストで参加してくださった奈良クラブ会員の田中さん・鍵谷さんのすばらしいご協力のもと、楽しい交流ができました。感謝感謝です。

 

 

浦西典子

 Youth Program 2023による奈良でのホストを「一緒にしませんか」と鈴木さんに誘っていただき、お言葉に甘えて初めてホストをさせて頂きました。アンバサダーはアラバマUSAからやってきたCallie(祖母)とJerry(孫)です。Jerryは18歳大学生、Callieは大学の元教授です。彼女は来日5回目で4年前にもJerryの姉を連れて youth Programに参加したそうです。Jerryのお母さんはJETで4年の日本に滞在経験があります。Callieは左ひざを痛めていて帰国後手術するそうです。私達にはそういう情報が入っていなかったので少し当惑しましたが、お二人とも穏やかないい方々でした。Jerryはお母さんのようにいずれは日本で英語の先生になりたいそうで、テニスコーチもできるなかなかカッコいい先生になれそうですね(笑) 広島から京都への移動の際、Callieを含む3名が乗り遅れるというハプニングが有りましたが、Jerryにとってかなりショックだったみたいです。帰りのスケジュールが決まっていませんでしたが、JR奈良駅でお見送りしました。二度おばあちゃんを見失う経験はしたくないというJerryの言葉が印象的でした。アラバマまでの帰国の途、何事もなく無事に楽しくと願いつつ…お別れです。鈴木さん声かけてくれてありがとう。楽しかったです。

 

鈴木喜美子

   アラバマから77歳のCallieさんと18歳のJerryを迎えました。アラバマはハリケーンの通り道で彼女の家も水害を受けたという写真をみせてくれました。そしてサンセットがとても美しいビーチを紹介してくれました。学生時代に知り合ったご主人の話をとても嬉しそうに話されました。お互いに伴侶を亡くしたことを共感しました。Jerryはとても素直な青年でハンバガーを食べたいと言われた時、私達もお茶漬けが食べたいのと同じ気持ちだと理解しました。音楽もBTLが好きという正しく(z)世代だと感じました。今回浦西さんと二人楽しく終えることができました。

    

 

合田サワ子

 今回はオーストラリアからおばあちゃんと孫娘のペアを受け入れしました。孫のEva (12)はラーメン大好きでスープまでぺろりと飲み干し可愛い笑顔で満足げにニヤり、又、味噌汁、ごはんも大好きでたまごかけごはんが特にお気に入りでした。2日目の夜は子供たちと、互いに英語で自己紹介や英語の歌に合わせて踊ったりして、とても楽し気に輪の中に入って交流をしていました。子供の交流から大人に浸透していけばいいなと思いました。

 

池上世子

 2019年春以来かれこれ4年ぶりにFF活動が再開し、コロナ禍を忘れるぐらい楽しい受け入れができました。わずか2泊ばかりの、しかも祖父母とそのお孫さんという初めての珍しいアンバサダーの構成で、果たしてうまくいくのかと心配でしたが、ことのほか若い方たちが仲良く楽しんでいたのでよかったですね。身体的に差があるので、行動には問題があったようですが、重い荷物など若い子たちが率先して運び、お互いに助け合っていたのは大変参考になりました。事前にBioなど情報が見られ、役に立つ受入れ冊子の写真と照らし合わせて、実際に会って話すときに便利でした。我が家に滞在したWilla(80)さんとLaine(14)初日は近くの友人宅でお茶のお点前をしてもらい、食事も肉と乳製品は苦手とありましたが、日本食はOKだったようで、喜んでもらえよかったですね。羽田からの出発便が早いため、残念ながら17日は大阪伊丹空港近くに泊まることになり、奈良コンベンションセンターからのリムジンバスまでお見送りし、短い受け入れが終わりホッとしました。ほんの1泊でしたが、良い思い出になりました。

 

吉岡三枝

 77歳の祖母Lauranさんと16歳の孫Mark 君がSan Diego から三日間私宅に滞在してくれました。教師だった旅行好きのLauranはこれまでもロシア、オーストラリア、日本などyouth programで訪れたそうです。孫のMarkはとても誠実な人柄で、私達家族、周りの人への心配りにその度感心しました。おばあちゃんへのケアも細やかで、ついわが孫と比べてしまいました。彼はボクシングを習っていて192cmの長身です。気持ちのいい若者に出会えました。8月に孫と一緒にSan Diego で彼らに再会できる事がとても楽しみです。短い時間の中で、早朝に高山竹林園に行き、滋井さん宅で七夕飾りをさせて頂き、道上さんのゲストと一緒のお昼、夕食と楽しく過ごすことが出来、今回も皆さんに大変お世話になりました。ゲストの到着が遅れた際に、役員がゲストを各々の家に送り届けて下さった臨機応変な対応がとてもありがたかったです。ありがとうございました。

 

 

道上恵子

 今回初めて アレルギーを持っておられる方の受け入れをしました 。Pamelaさんは今まで聞いた事も無かったセリアック病 という単なる 小麦アレルギーではない 疾患で、来られる前に金元さんから「警告文」が送られて来たのでアナフラキシーを起こすような事があってはいけないと更に緊張しました。小麦は醤油に使われているのは知っていましたが、 酢やマヨネーズなど他にもだし粉やイーストなど思いもよらないものに使われていることを知りました。来られるまで毎日グルテンフリーの料理を調べ、ネットで材料を調達して試作し、1週間前から我が家もグルテンフリーの生活をしました。 ホームステイが何事もなく無事終わりホッとしました。孫のTristan君は16才で日本車を誕生日にプレゼントされ、それで通学しているそうです。二人はとても仲良しで、奈良滞在後、京都で2泊して京都観光すると言われ、行きたい場所が離れ過ぎているので回り切れないと思い、車でまず京都のホテルへ荷物を預け、平安神宮まで送って行き、そこでお別れをしました。新幹線に乗り遅れた3名にPamelaさんも含まれていて、駅で待っていたら大幅に予定が狂ったと思いますが、佐々木さん、樋室さんが代わりに待って下さって、家に送り届けて下さったお陰で後の予定がスムーズに運び、機転の利いた対応にとても感謝しています。

 

 

 

   浦林さん、このプログラムに関わった皆様、お疲れさまでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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