7月例会第二部 英語落語を楽しむ会
7月24日(日) 14時45分~16時30分 記 内田
大西さんの紹介で、今回英語落語を披露してくださるのは、英語落語道場「にぎわい亭」でけいこに励んでおられる、笑人さん(「にぎわい亭」リーダー)、遊宴さん、利南さんの三人の方々です。
三人は、寄席、学校関係や会社、海外でも幅広く活躍されています。
*初めに 笑人(しょうと)さんから英語落語を聞くときの大切な3つの事を教えてもらう。
- イメージを膨らませながら聞く
- 演者とのコミュニケーションをとりながら雰囲気を大切にする
- そして、大声で笑いましょう
*落語披露
遊宴(ゆうえん)さん
あるサラリーマンがお酒を飲み、いい気分での帰り道、その日が妻の誕生日であることを思い出す。プレゼントが無く怒る妻の顔を思い浮かべながら歩いていると、花屋を発見。早速、プレゼントの花を買おうと入ると、店主曰く、「うちの花は、話すことができ歌も歌える」とのこと。試してみると驚いたことに、どの花も生産国の言語で話し、その上歌まで歌う。フランス、スペイン、イタリア、中国、韓国語でのパーフォマンスと歌は、面白く、その熱演ぶりに大きな拍手を送った。最後は、何を尋ねても何もしゃべらない花。最後に一言日本語で、「それはくちなし」。
笑人(しょうと)さん
あるタクシー会社。今の社会を反映するように、ドライバーは高齢者が多い。ある日の体調及び安全確認と点呼の風景が演じられた。演者は声が大きく、表情豊かで思わず話に引き込まれる。一人一人が抱える、高齢者ゆえに起こる問題を面白く演じられた。笑い中に、わが身と同じと共感する場面もしばしば。わかりやすい英語と切れの良い動作で、英語落語を十分楽しめた。
利南(リナ)さん
とにかく明るくチャーミングなフィリピン人。彼女が登場すると会場が明るくなる。彼女の噺は、日本のうどん屋に入った外国人が、「きつねうどん」というメニューから、うどんの中に狐が入っていると思ってしまいびっくりすることから始まった。きっと、彼女の日本での体験だろうと思われた。写真などの小道具を使い、面白い大阪弁を交えての噺は、とても分かりやすく親しみ身が持てた。そして何よりも面白かった。
*小噺体験講座
笑人さんが、一つの小噺を披露。体中に痛みがある患者が、医者を訪れる。結局彼の指が骨折していたことが原因。私達も指導を受けてこの小噺を実演することになった。とにかく気持ちを込めた大きな動作をすることを学んだ。代表して、山内さんがみんなの前で披露した。彼女の堂々とした演技に一同感心した。
*全員で写真撮影
最後に三人の演者を囲んでの写真撮影。久しぶりに皆さんの笑顔が見られた。参加者から、面白い企画だったとの声が聞かれた。
その他
・リナさんに吉岡さん手作りのバッグとポーチをプレゼントした。大変喜んでもらえた。
・石橋さんがリナさんの浴衣の着付けをお手伝いした。