6月21日(木)無事1週間のホームステイを終え、いつもの共和国広場でホストファミリーと最後の別れを惜しんだ。いよいよ、これからオプショナルツアーの始まりである。
初日は先ずバスでトビリシから約2時間のところにあるウプリシケ(Uplistsikhe)洞窟都市を訪問しました。紀元前7世紀ごろには約1万人の人々が住んでいたと言われている。
その後、スターリンの出身地であるゴーリの町を訪問した。この町には、ソ連軍に攻め落とされた城砦跡や南オセチア紛争の時に逃れてきた7万人とも言われる人達の難民キャンプがありました。スターリン博物館はありますが、グルジアの人達には余り好かれていないようであった。
ロシア軍と闘ったグルジア兵士達の像。手が切り落とされたりしている。
夜はブクリアニと言う標高2000mの高地にあるゲストハウス(民宿)に2泊した。
翌22日はボルジョミ カラガウリ国立自然公園を訪問した。南に小コーカサス山脈が聳える雄大な自然公園で世界でも3番目の規模とのことであった。午後にはGreen monasteryと言う11世紀のキリスト教の修道院を訪れた。ここで弾圧を受けた多くの僧侶達の首が小川に流され、その時に流れた夥しい血の痕跡が未だに川の石に赤く染み付いていると言われており、その石を見た時はぞっとした。
Green Monasteryの前で
6月23日(土)午前中はアツクリと言う古い村で10世紀頃オスマントルコ軍と戦い押し返したと言う古い城砦跡を見学。その真下に流れる川にはジョージアで最も古いといわれる橋が架かっており、今では自動車も通れるようになっていた。
古い橋と要塞跡
午後はジョージアの2番目の都市クタイシを訪問。この町には今週国会議事堂がトリビシから移転する事になっており、新しい議事堂が完成間近であった。ここで、ユネスコの世界文化遺産に指定されているバグラッティ寺院を見学した。夜はこの町のゲストハウスに宿泊。民宿にしては、素晴らしい夜景を楽しめる立派な施設であった。
6月24日(日)午前中クタイシから10kmほどのところにあるサタプリアと言う丘陵地帯を訪問した。ここには巨大な恐竜の足跡が200も残っており、国の保護地区に指定されている。
恐竜公園
午後、トルコ国境に近い黒海沿岸のバツミと言うリゾート地に到着した。延々と続く砂浜が印象的であった。バツミの町は港町だけに他のグルジアの地方都市に比べてより国際色が強いと感じた。ここではホテルに宿泊し、2日間のんびりと過ごした。
黒海で海水浴を楽しむ美女達
バツミの植物園では倒れた木が生きたまま橋になっていた。逞しい樹木です。
6月26日(火)午後バツミを出発し、半日かかってトビリシの北にあるジョージア軍用道路を通って、大コーカサス山脈の中腹にあるグダウリと言う標高2000mのスキーリゾートのゲストハウスに到着。
6月27日(水)グダウリからロシアとの国境近くにあるカズベキと言う町を訪問した。今まで見た事もないような素晴らしい景色にすっかり魅了された。
後ろは大コーカサス山脈
山頂の古い教会
60才代の妊婦達。ジョージアの奇跡?
カズベキ村の人々は親切でした。焼きたてのパンを恵んでくれました。
ロシアとの国境近くに新しくグルジア正教会の立派な寺院が建設されていた。グルジアの意地?
ロシアとグルジアを結ぶ軍用道路は毎年氷河に削り取られるので、年中舗装をしなければならない
この国では勿論自動車より羊や牛が優先です
6月28日(木)午後 いよいよジョージアを去る時が来た。空港にはお世話になったホストファミリーの人達も見送りに来てくれていた。皆仕事を持っている人達ばかりである。感動した。やはり涙涙のお別れ。再会を約束して、一路イスタンブールへと旅立った。
6月29日(金)イスタンブール市内観光。いつもの事ながら、交換を終えた後のアンバサダー達は実にリラックスして、伸び伸びしていた。やはり、交換期間中は緊張していたんだろうか?
ボスポラス海峡を背にリラックスした我が仲間達
6月30日(土)長旅を終え、18:00頃無事関西空港に到着。お疲れ様でした。