飛鳥路に万葉歌碑を訪ねて
やっと晴天に恵まれ、今年度初めてのハイキングを11月2日に13名の参加で実施した。
今回は、FFサロンで「万葉集の世界」を教えていただいた、水本先生を講師に、飛鳥路を散策した。
飛鳥は、参加者のほとんどが一度は訪ねたことがある地、ところが、最初に行ったのが、見事な切石でできた岩屋山古墳だ。
ここは、参加者の誰も見たことのない場所。今から始まるハイキングに、大きな期待を持ったスタートとなった。
桧隈川の歌碑で最初の朗詠。川のせせらぎを聞きながら、万葉人の想いが少し感じられた気がした。
文武天皇の真稜かと言われる中尾山古墳は、楓の木で囲まれ、真っ赤に紅葉した風景を思い浮かべながら散策した。
先生の詳しい説明に新しく知ることばかり、参加者一同感嘆と驚きの連続である。
天武・持統合葬陵で昼食。
多くの歌に詠まれている清き流れの飛鳥川の川辺に佇む犬養万葉歌碑の前で朗詠。美しい歌である。
明日香川 瀬瀬の玉藻の うちなびき 情(こころ)は妹に 寄りにけるかも
犬養万葉記念館で、犬養先生の業績を展示を見ながら見学した。せっかく訪れた証にせめて一首は覚えて帰ろうと、懸命に
暗記している参加者も見られた。
伝板葺宮跡では、大化の改新の舞台に立ち、壮大なクーデターを想像した。
最後に甘樫の丘(万葉展望台)に登り、今日訪れた地を確認し、約100年続いた飛鳥の都の歴史に思いを馳せた。
犬養万葉歌碑の第1号がここにある。
采女の 袖吹き返す 明日香風 京(みやこ)を遠み いたずらに吹く
最高のハイキング日和、適当な歩行距離、少し参加人数が少なかったが、頭も体もリフレッシュできた1日であった。
こんな機会を与えてくださった水本先生に、参加者一同心から感謝した。
イベント担当 内田堯子(記)
感想を申し上げる。
両方とも紙面のレイアウトはカラフルでスッキリしていて気持ちがいい。
しかし報告、案内文の文字号数が余りにも小いさ
過ぎる。
編集者としてはスリムにして全体をかっこよく見せたいとのことであったかとも推察するものの、目を皿のようにして一字一字を拾い上げるようにして読むというのでは、折角の報告文がスンナリとは頭に入らない。
並べられた写真を見るだけになってしまっている!
少なくともわたしのような視力(0.7)のものには。
コメント有難う御座いました。今後は活字の号数をより大きくするように努力します。