夢の羅列<新宿、雑踏にて>20170319
夢の中で私は、
知人を見かけ、懐かしかったので声をかけた。
知人は男二人連れで、これから食事に行くとのこと。
それならオレも行こうかな。
知人はぜひにとは言わなかったが、拒否もしなかった。
行く前にネコを家に置いてこなければ、
と知人はすぐ目の前の木造の平屋の戸を開け、抱えていたネコを部屋に降ろした。
殺風景な部屋だった。
小さなヘルメットを冠り、リュックを背負ったネコはとてもおとなしい子で、
二足で立って「連れてって」とでも言うようにニャアニャア鳴いた。
私はネコを撫でながら、すぐに戻ってくるから心配するな、と声をかけた。
「ここはネコのために借りた部屋なんだよ。家は通りの向かいにある」
私が尋ねたわけではないが、知人はそう説明した。
3人で歩いているうちに駅が近いのか混雑してきた。
道がアスファルトではなく、白っぽいタイル張りに変わった。
おそらくもう駅構内だろう。
知人とその連れは足が速いのか10メートルほど前に離れてしまった。
それにしても私は足が異常に重い。いやこれは痺れているのだろうか。
とにかくちっとも足が進まず、前の二人とはどんどん差が開くばかりだった。
石畳の大きなスロープを歩き私は地下から地上に出ようとしている。
人がすごく多い。
これは新宿の東口だな。こんなスロープはなかったはずだが。
茶色のウールのオーバーを着た年配の女性が前を歩いている。
しかし足が痺れて前にちっとも進まない。
今日は座ってばかりいたからだろうか。
そのうち治って歩けるだろうか。
二人ももう見えなくなってしまった。
おわり。
夢の中で私は、
知人を見かけ、懐かしかったので声をかけた。
知人は男二人連れで、これから食事に行くとのこと。
それならオレも行こうかな。
知人はぜひにとは言わなかったが、拒否もしなかった。
行く前にネコを家に置いてこなければ、
と知人はすぐ目の前の木造の平屋の戸を開け、抱えていたネコを部屋に降ろした。
殺風景な部屋だった。
小さなヘルメットを冠り、リュックを背負ったネコはとてもおとなしい子で、
二足で立って「連れてって」とでも言うようにニャアニャア鳴いた。
私はネコを撫でながら、すぐに戻ってくるから心配するな、と声をかけた。
「ここはネコのために借りた部屋なんだよ。家は通りの向かいにある」
私が尋ねたわけではないが、知人はそう説明した。
3人で歩いているうちに駅が近いのか混雑してきた。
道がアスファルトではなく、白っぽいタイル張りに変わった。
おそらくもう駅構内だろう。
知人とその連れは足が速いのか10メートルほど前に離れてしまった。
それにしても私は足が異常に重い。いやこれは痺れているのだろうか。
とにかくちっとも足が進まず、前の二人とはどんどん差が開くばかりだった。
石畳の大きなスロープを歩き私は地下から地上に出ようとしている。
人がすごく多い。
これは新宿の東口だな。こんなスロープはなかったはずだが。
茶色のウールのオーバーを着た年配の女性が前を歩いている。
しかし足が痺れて前にちっとも進まない。
今日は座ってばかりいたからだろうか。
そのうち治って歩けるだろうか。
二人ももう見えなくなってしまった。
おわり。