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夢の羅列<引っ越しホスピタル>20170304

2017-03-07 20:38:54 | Dreams
夢の羅列<引っ越しホスピタル>20170304


猫のいる古い家から引っ越しをしたばかりだというのに、
私は夢の中でまた引っ越しを繰り返しているのだった。

どこからどこへとこれから説明するが、面白い事は何もなく、
くどくどダラダラと書くだけなのだが、先にコーヒーでも飲もうかな。

私は今回はどうやら病院内に住んでいるのだった。

病院に住むとはいっても入院ではなく、そこで働いているのか、何か関係者であった。

病院はメインの中央棟と北棟、南棟の三つに分かれていて、
私は最近まで中央棟にある部屋に住んでいたのだが、
北棟に移ってくれとのことで、了解した。

北棟の部屋はさすがに北というだけあって寒々しく、
この季節ではまだ窓を開ける気にならない感じであった。

私が引っ越しを済ませた後に、隣室にまだ若い女の子が入居するようで、
その家族もやってきてバタバタとしていた。

私が簡単に挨拶をすると、どうやら警戒をしているようで、
あんまりいい気はしなかったが、まあ仕方がないだろう。

部屋は私も彼女も2階だから、階段は狭いし、
誰も引っ越しに慣れていない様子だったから、なんだったら手伝ってあげるか
と思っていたが、これはヘタに手を出さない方が懸命だなと思った。

私は普段はナマケモノ科であるが、引っ越しになると俄然ドーパミンだか
アドレナリンだかがドバドバ出てきて、ものすごく働く男に変身するのだ。

それで私は駅前に用事があったことを思い出し、カバンを持って外に出た。

ジリジリと陽射しの強い風のない日で、私は駅までの一本道を歩いていたが、
地面に映った自分のシルエットに違和感を覚え、頭に手をやった。

マヌケなテンガロンハットを冠っていたのだった。しかも
その下にもうひとつ紳士用みたいな昔のおじさんが冠っていたような
帽子も冠っていたのだった。

テンガロンハットはつまりカウボーイハットであるが、帽子自体は悪くない。
しかしそれを普通の住宅街で普通の中年男がどうでもいい服装で
頭だけウエスタンにしてみてもこれはもうマヌケどころか危険ですらある。
しかもテンガロンを脱いでもまだ帽子を被っているのだ。
私は急いで帽子を二つとも脱ぎ、カバンに押し込んだ。

さて駅前で用事があったのかなかったのか、憶えていないが、
私が病院に戻ると、今度は南棟に移れとのこと。

まあ家財というほどのこともなく、カバンと衣類くらいのものだから、
ああそうですか、と素直に南に移った。

南棟は病院というより、木造の古いアパートのような建物で、
いかにも猫があちこちに出没しそうな雰囲気であったが、
猫の姿は今のところ見当たらず、しかし北の殺伐とした感じよりずっとよかった。

職員、関係者は中央のロビーに集まってください。とアナウンスが突然にあり、
私は中央に向かった。
ところがスリッパも何も履いてなく、これでは恥ずかしいので、
来賓用のでも履くかと下駄箱を探すと、
白い薄紙にうやうやしく包まれたスリッパが目についたので、
私はそれを履くことにした。

なかなか立派で神社の御札でも入っていそうな包みを開けると、
普通のスリッパではなく、底は厚く生地が薄く踵までがあり、
履くと足によくフィットするようなものであった。

それとなぜか二本の白木、まるでドラムスティックのような棒が一緒に
包まれていて、?と思ったが、まあこんなこともあるだろうと、
いつもの受け止め方で軽く流し、私はスリッパを履いた。

そしてあらためて包み紙を畳みながらよく見ると、
私の名前と「私が回収してきたものです」と大きく書いてあった。

憶えていないし、よく事情がわからなかったが、
私がどこからか回収してきて、自分用に下駄箱に置いておいたのだろうか。
どうりで足にピッタリなわけだ。

でもあれか。
白足袋に草履みたいなもので、あんまし縁起は良くねぇか。

私がそんなことを考えていると、知り合いがやってきて、
やけに深刻そうな表情で
「皆がこれから軽く飲みに行くらしいんだけど」と私に尋ねた。

そんなに暗い顔をするほどのことではないので、
私は「ふーん」と応えたが、まあ行くか、と思った。

おわり。
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