つづき。
私が飲んだのは浅煎りのブレンドであったが、
浅煎りは技術が低いと生焼けになり易いという。
もちろんあからさまな生焼けではなく、
ほんの僅かな生焼けを残し易い。らしい。
らしい。と書くのは私が焙煎をやったことがないからだ。
焙煎に関してはそのうちいつか長々と書くつもりではあるが、
結論を先に書くと、私は焙煎はやるつもりはない。
やろうと思い、いろいろ調べた結果、やらないと決めた。
まず私の味覚が悲しいことに、そこまでのレベルではない。
コーヒーの焙煎をやる前に、コーヒーの味がわからなければ、
焙煎なんかに進めるわけがない。
逆に味がよくわからないままに焙煎に手を出すと、これは悲惨だ。
羅針盤のない航海ということになりかねない。そして、
私が求める味は、どうしても業務レベルでないと実現できない。
業務レベルといっても、何百キロもの焙煎ではなく、
数キロのレベルなのだが、それでも、一度に数キロの焙煎なんて、
私個人が飲むだけなのに、まったく不必要の極みであるわけで、
その数キロの焙煎に関わる全ての経費も、やはり業務レベルである。
もしも私がコーヒー店を開くなら、
高騰が続くコーヒー豆の調達コストにも影響し、
またコーヒーに対しての知識と感覚と経験が日増しに深くなり、
ゆえに、より安価に、より美味しく客に提供出来るわけだから、
焙煎をやることは絶対不可欠であると思われるが、
私はコーヒー店をやるつもりはまったくないのだから、
焙煎をやることもない。だろう。たぶん。メイビー。
話しを元に戻すと、
浅煎りは生焼けを起こし易い。らしい。
私の実体験でも、たしかに浅煎りのコーヒーをどこかの店で飲んだ時に、
異常に酸っぱいということが何度かあった。
もう飲めないほどに酸味が強いのだ。
クエン酸が入っているのではというレベルだ。
あれが生焼けであることは間違いない。
私は途中から酸味を中和するために砂糖を入れた。すると、
酸味が中和されるどころか、もっと強烈になり、むせそうになった。
その時私は、コーヒーの酸味に対して砂糖はその酸味を明瞭にする役目にはなるが、
けっして酸味を消すことにはならない、と初めて知った。
しかし私が今日、期せずしてフレンチ・プレスで浅煎りのブレンドを飲んだわけだが、
そこに酸味はあってもそれは嫌な酸味ではなく、柔らかな微笑みであった。
その優しさはやはり焙煎技術が高いからこそカップに抽出することを可能とし、
なによりも私のフレンチ・プレスへの疑いを13年ぶりに晴らしたわけだ。
とは言っても、
まあたしかに上に書いたようにフレンチ・プレスは面白いとは思う。
もちろん上手に焙煎された豆があってのことではあるが、しかし、
フレンチ・プレスはどうしてもその設計思想が古いということは否めない。
終わり。
私が飲んだのは浅煎りのブレンドであったが、
浅煎りは技術が低いと生焼けになり易いという。
もちろんあからさまな生焼けではなく、
ほんの僅かな生焼けを残し易い。らしい。
らしい。と書くのは私が焙煎をやったことがないからだ。
焙煎に関してはそのうちいつか長々と書くつもりではあるが、
結論を先に書くと、私は焙煎はやるつもりはない。
やろうと思い、いろいろ調べた結果、やらないと決めた。
まず私の味覚が悲しいことに、そこまでのレベルではない。
コーヒーの焙煎をやる前に、コーヒーの味がわからなければ、
焙煎なんかに進めるわけがない。
逆に味がよくわからないままに焙煎に手を出すと、これは悲惨だ。
羅針盤のない航海ということになりかねない。そして、
私が求める味は、どうしても業務レベルでないと実現できない。
業務レベルといっても、何百キロもの焙煎ではなく、
数キロのレベルなのだが、それでも、一度に数キロの焙煎なんて、
私個人が飲むだけなのに、まったく不必要の極みであるわけで、
その数キロの焙煎に関わる全ての経費も、やはり業務レベルである。
もしも私がコーヒー店を開くなら、
高騰が続くコーヒー豆の調達コストにも影響し、
またコーヒーに対しての知識と感覚と経験が日増しに深くなり、
ゆえに、より安価に、より美味しく客に提供出来るわけだから、
焙煎をやることは絶対不可欠であると思われるが、
私はコーヒー店をやるつもりはまったくないのだから、
焙煎をやることもない。だろう。たぶん。メイビー。
話しを元に戻すと、
浅煎りは生焼けを起こし易い。らしい。
私の実体験でも、たしかに浅煎りのコーヒーをどこかの店で飲んだ時に、
異常に酸っぱいということが何度かあった。
もう飲めないほどに酸味が強いのだ。
クエン酸が入っているのではというレベルだ。
あれが生焼けであることは間違いない。
私は途中から酸味を中和するために砂糖を入れた。すると、
酸味が中和されるどころか、もっと強烈になり、むせそうになった。
その時私は、コーヒーの酸味に対して砂糖はその酸味を明瞭にする役目にはなるが、
けっして酸味を消すことにはならない、と初めて知った。
しかし私が今日、期せずしてフレンチ・プレスで浅煎りのブレンドを飲んだわけだが、
そこに酸味はあってもそれは嫌な酸味ではなく、柔らかな微笑みであった。
その優しさはやはり焙煎技術が高いからこそカップに抽出することを可能とし、
なによりも私のフレンチ・プレスへの疑いを13年ぶりに晴らしたわけだ。
とは言っても、
まあたしかに上に書いたようにフレンチ・プレスは面白いとは思う。
もちろん上手に焙煎された豆があってのことではあるが、しかし、
フレンチ・プレスはどうしてもその設計思想が古いということは否めない。
終わり。