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ジャジューカ/モロッコ

2018-05-12 20:48:15 | INFORMATION
━━モロッコなどのつづき。

モロッコの民族音楽「ジャジューカ」といえば
すぐに出てくる人の名はブライアン・ジョーンズであり、
この人がおそらく初めて世界に、というか西洋社会にジャジューカを紹介した。

あらためて書くまでもないが、ローリングストーンズのオリジナルメンバーである。

当時、スペインからジブラルタル海峡を渡ったすぐのところにある
モロッコの都市タンジール(タンジェ)は、作家ウイリアム・バロウズを筆頭に
どうやらそういったアンテナの高い人たち(ビートニク)が集まる場所であったらしく、
ヨーロッパ大陸から海を隔てて14キロしかないらしいから、
思えばすぐに行ける異文化都市であったのだろう。

モロッコというと、私くらいの年齢だとすぐに「手術」を連想をするが、
なぜモロッコか、など私も知らなかったから今軽く調べてみたら、
モロッコに住むフランス医師が性適合手術を確立し、実際に施術していたため、
「モロッコ=性転換」というイメージが定着したとのこと。

ジャジューカに話を戻すと、
私も一時期、ジャジューカをよく聴いていた時期があって、
あれは10年くらい前だろうか。
ブライアン・ジョーンズがプロディースした「The Pipes of Pan At Jajouka」を、
半年くらい、その時に使用していた狭い工房でしつこく聴いていた。

まったく興味のない人が聴いたら、きっと「アフリカのお囃子」くらいにしか
聞こえないと思うが、まあ共通するものは多分にあると思う。

このアルバムにブライアン・ジョーンズがどういう形で関わったのか、
明確には知らないのだが、推測すると、
現地で録音し、持ち帰って、スタジオでエンジニアたちとミッスクをしたのではないかと思う。

最初のオリジナル版にはなかったエレクトロ・リミックスの2曲は、
もうブライアンがこの世にいなくなってから、
別のアーティストがリミックスをしたものだと記憶している。

そういったことで、映画「8mm」で、このリズムが聞こえてきたときに、
「お、ジャジューカだ」と私は、はっとした次第。

つづく。
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