EVOLUCIO WORKS INFO

EVOLUCIO WORKS INFORMATION

ジャジューカ

2018-05-14 18:35:08 | Diary



ジャジューカなどのつづき。

「8mm」というニコラス・ケイジ主演の陰惨な映画の緊迫した場面で、
なぜかモロッコの民族音楽ジャジューカが使われ、
私はそのリズムに、はっとして、結局最後まで観てしまった。
まあまあ面白かった。

サウンドトラックは純粋なジャジューカではなく、
マイケル・ダナという人が作曲というか編曲というか、
たぶん素材をリミックスしたということなのだと思うが、まあかっこいい。好きだ。
さすがにツボを心得ている。
とくに終盤でリズムが突如変化するところがプロという感じで良い。

とはいっても、ジャジューカはたしかもともと祭礼のための音楽だから、
あんな陰湿陰惨な場面への導入場面で、恐怖感を煽るために使うということは、
結果的に素晴らしく成功しているのだけれど、よく考えてみると、
なぜこの音は私に悪い緊張感を与えるのか、という疑問が残り、それは、
つまりアフリカという土地をよく知らない不安感が「不気味」を作り出しているのだろう。

言い換えると、映画の同じ場面をモロッコのジャジューカ村の人が観ても、
私たちとまったく違う印象を受けるのかもしれない。

おわり。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ジャジューカ/モロッコ | トップ | カート・コバーン »
最新の画像もっと見る