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ディスカバリーキリマンジャロ 20170611

2017-06-11 17:23:46 | コーヒー
ディスカバリーキリマンジャロ 20170611


つづき。(現実の話)

ドトールに着くと死神店長の姿は見えず、私は少しほっとし、豆を選んだ。

キリマンジャロは緑のパッケージですぐに目についた。
ちなみに黄色がインドネシアのマンデリン。
エチオピアのモカが赤。
そしてオレンジがコロンビア。
ブラジルは青である。

このドトールの5つの中で私が飲んだことのない豆が実はキリマンジャロなのだ。
それでキリマンジャロを3つと、ついでに目についた隣のマンデリンを1つ、
合計4つ、800グラムの豆を買い、薄笑いを浮かべつつ家に戻った。

ここで正直に書けば、
ドトールどころか、私はキリマンジャロという品種を飲んだ記憶がない。
コーヒーを飲む機会が今まで幾千あったにせよ、
ことごとくキリマンジャロを私は選ばずにここまでやってきた。
キリマンジャロにだけは手を出すんじゃない。そんな脅迫観念があったのだ。なぜか。

キリマンジャロを最後に飲んだ記憶は
たしか私が学生の時に喫茶店でアルバイトをしていた時だと思うが、
そのキリマンジャロがひどく酸っぱかった悪い思い出があるのだ。

店のサイフォンで自分で淹れたのだが、とにかく酸っぱかった。
今でなら判断出来るが、あれは良い酸味のアシディティではなく、
つまり酸化のサワーの酸味であったのだろう。

もちろん私も味なんかわからなかった齢だったが、
時代背景から考えても、あれはかなり粗悪な豆だったか、焙煎が悪かったか。
とにかく私にトラウマのごとく「キリマンジャロは酸っぱい」という棘を残したのだった。

あれから幾星霜、あまり意識をしたことはなかったが、
そういえば私はキリマンジャロを飲んだ記憶がないことに今回マジで気がついた。
ドトールのストレート品についても、そういえばキリマンジャロだけは
飲んでいないなと今回気がついたくらいなのだ。

「タンザニア」という産地名の豆を飲んだ記憶もないから、
きっと本当にずっとキリマンジャロを飲まずにコーヒーのことを
ああだこうだと書き散らかしてきたのだろう。

結論を書いてしまえば、キリマンジャロは美味い。それもすごく美味い。
いやぁ知らなかった。恥ずかしい。

先に書いたタンザニアのプレミアム豆のスノートップが美味いのは当然としても、
ドトールで買ったまったくスタンダードの緑のキリマンジャロも大変に美味しいのだった。

つづく。
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