こうしゅんのみぎり・・・と読んで欲しい。
「こう」ではなく「みぎり」である。
みぎりと読むのは、春だけで良い。

水は温み、淀んだ流れが生き返る。
光とともに流れていくのである。

木々の影は、暖かくなってくる。

鴨が立てる水の航跡は、キラキラとして優しい。

空も光の春である。

「淀んでも淀みきれない春の川」

木々が描き上げる模様は、云い難いほどあわあわとしている。
もう少しすると、水中の生き物も蠢き出すだろう。

既に、カワセミは鮮やかな滑空を見せ空中でホヴァリングする。
水中の小魚が蠢き出している証左である。

彼は、昨日池にいた。
翡翠色の背中が、眩しいほどに輝く。
荒 野人
「こう」ではなく「みぎり」である。
みぎりと読むのは、春だけで良い。

水は温み、淀んだ流れが生き返る。
光とともに流れていくのである。

木々の影は、暖かくなってくる。

鴨が立てる水の航跡は、キラキラとして優しい。

空も光の春である。

「淀んでも淀みきれない春の川」

木々が描き上げる模様は、云い難いほどあわあわとしている。
もう少しすると、水中の生き物も蠢き出すだろう。

既に、カワセミは鮮やかな滑空を見せ空中でホヴァリングする。
水中の小魚が蠢き出している証左である。

彼は、昨日池にいた。
翡翠色の背中が、眩しいほどに輝く。
荒 野人