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エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

暖冬らしさ

2015年12月16日 | ポエム
全国各地で、やれ「桜が咲いた」だのやれ「梅が咲いた」だのと喧(かまびす)しい。
さもありなん、エルニーニョの冬なのだ。
しかも「ウルトラ」なのだから。

地球全体が、暖かい。
「まさかな!」と思いつつ、近くの梅林公園に出かけてみた。
見事に剪定がしてあって、裸の枝が空を指しているに過ぎないのであった。

だがしかし・・・毎年甘い匂いを漂わせてくれる一画が怪しい。



近づいてみると、匂いこそ淡いのだけれど�椈梅が咲いているではないか!



なんと云うことであろうか。
嬉しい誤算である。

普通は、1月に入ってから咲き初めるのである。



鼻を近づけると、仄かに甘い匂いが漂っている。
漂っているし、淡淡と咲いているのであった。






「いずこより命与えられ椈梅」







�椈梅では句が詠めない。
確かに、気候変動の異常である。



帰り花と云うには、可笑しい。
�椈梅で「無理矢理」詠んでみた。

だが、身近に感じる温暖化は何故か恐ろしい。
COP21の、効果と結果に期待したいものである。

けれど、CO2を大量に排出している国が「したり顔」で環境問題を論ずる不自然さに慄然とする。
「まず隗より始めよ!』と云いたいのである。



      荒 野人