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エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

着物姿のモデル

2015年01月13日 | ポエム
上野東照宮あたりで、着物姿のモデル撮影会が行われていた。
ぼくは、料金も支払わずモデルの写真を撮った。
何となれば、ぼくの歩いている道すがらだったからである。



この日、ぼくは冬牡丹を愛でに出かけたのであった。
その帰り道である。







「笑み零る気持ちほっこり冬牡丹」






キチンと着こなしている姿は美しい。
着物は、苦しい事は無く体を優しく包み込む。
その優しさは、ふっくらとした母の胎内だ。

母の大きさは、何ものにも例えられない。
心音の暖かさ。
心地良さ。

穏やかなせせらぎのようなおおらかさである。



ぼくは、年明けから大切な場所に着物を来て出かけている。
それが、新年の礼儀だと思っているからである。



       荒 野人