日の出は、6時23分。
ここ「ばしゃ山村」のビーチでは、山陰から6時50分に顔を覗かせた。

奄美を照らす「お日さま」は、海と空とを一体化して昇り続けるのだ。
ホテルの中庭は、静かに朝を貪っている。
レストランでは、6時半から朝食を供する。
レストランだけ電燈が輝いていた。

寄せる波の透徹した清らかさは、一体何なのだ。

「夜明け前ピロピロ啼ける瑠璃懸巣」

全体に曇り気味だけれど、秋の深まりを感じつつ奄美を歩こうと思うのだ。
早朝から、瑠璃懸巣(ルリカケス)がピロピロと甘い声で啼いている。
瑠璃懸巣は、夏に奄美に来る。
もう奄美を離れるのだ。
来年の夏に、再び渡ってくるのだ。

来年、またこの声を聞きたいものだ。
山は、秋に包まれ静謐な時間を迎えている。
荒 野人
ここ「ばしゃ山村」のビーチでは、山陰から6時50分に顔を覗かせた。

奄美を照らす「お日さま」は、海と空とを一体化して昇り続けるのだ。
ホテルの中庭は、静かに朝を貪っている。
レストランでは、6時半から朝食を供する。
レストランだけ電燈が輝いていた。

寄せる波の透徹した清らかさは、一体何なのだ。

「夜明け前ピロピロ啼ける瑠璃懸巣」

全体に曇り気味だけれど、秋の深まりを感じつつ奄美を歩こうと思うのだ。
早朝から、瑠璃懸巣(ルリカケス)がピロピロと甘い声で啼いている。
瑠璃懸巣は、夏に奄美に来る。
もう奄美を離れるのだ。
来年の夏に、再び渡ってくるのだ。

来年、またこの声を聞きたいものだ。
山は、秋に包まれ静謐な時間を迎えている。
荒 野人