石蕗(つわぶき)の花は黄色くて丸い。
楚々と咲くのである。
葉っぱは艶々として、陽を照り返している。
そこに咲くのだから、黄色が映える。

石蕗は、蕗とは種が違う。
キク科ツワブキ属の多年草である。
イシブキ、ツワとも言い、ツワブキの名は艶葉蕗(つやばぶき)「艶のある葉のフキ」から転じたと考えられているだと言う。

菊の種なのである。
そう言われてみれば、菊の花と限りない近似値を感じるのである。

「心拍の熱き韻律石蕗の花」

ここ二日間、俳句を詠む意欲に欠ける。
人を嫌いになると、俳句も詠めない。
先輩は、避けて通れば良いのだ!
と言う。
そうかもしれない。
だがしかし、決別の句を詠むのが的確なのかもしれない。
相手が、俳句を詠む人であるなら・・・その句は尊重する。
蓋し、当然である。
歯牙に掛けないのは、ぼくが失礼をすることとなる。
俳句を正当に評価しつつ、距離を保つのが正しいのかもしれない。
だがしかし、それも又苦痛である。

石蕗の花は、そんなぼくの心痛には振り向きもせず楚々と咲いている。
石蕗の花は、自然のたゆたいの中でひっそりと微笑んでいる。
石蕗の花の花言葉は「困難に傷つけられない」である。
ぼくの気持を忖度しているかのようである。

ぼくもそうありたい。
いや、俳句結社「からまつ」の由利主宰のように泰然自若、人をどこまでも許容する人格に学ばなければならない。
そして怒らず、認め、個性を伸ばそうとする姿勢を、深く受け止めたいものである。
だがしかし、ぼくにはまだ無理なようである。
小林一茶の句にある。
ちまちまとした海もちぬ石蕗(つわ)の花
一茶
ぼくはいま、ちまちまとしている。
荒 野人
楚々と咲くのである。
葉っぱは艶々として、陽を照り返している。
そこに咲くのだから、黄色が映える。

石蕗は、蕗とは種が違う。
キク科ツワブキ属の多年草である。
イシブキ、ツワとも言い、ツワブキの名は艶葉蕗(つやばぶき)「艶のある葉のフキ」から転じたと考えられているだと言う。

菊の種なのである。
そう言われてみれば、菊の花と限りない近似値を感じるのである。

「心拍の熱き韻律石蕗の花」

ここ二日間、俳句を詠む意欲に欠ける。
人を嫌いになると、俳句も詠めない。
先輩は、避けて通れば良いのだ!
と言う。
そうかもしれない。
だがしかし、決別の句を詠むのが的確なのかもしれない。
相手が、俳句を詠む人であるなら・・・その句は尊重する。
蓋し、当然である。
歯牙に掛けないのは、ぼくが失礼をすることとなる。
俳句を正当に評価しつつ、距離を保つのが正しいのかもしれない。
だがしかし、それも又苦痛である。

石蕗の花は、そんなぼくの心痛には振り向きもせず楚々と咲いている。
石蕗の花は、自然のたゆたいの中でひっそりと微笑んでいる。
石蕗の花の花言葉は「困難に傷つけられない」である。
ぼくの気持を忖度しているかのようである。

ぼくもそうありたい。
いや、俳句結社「からまつ」の由利主宰のように泰然自若、人をどこまでも許容する人格に学ばなければならない。
そして怒らず、認め、個性を伸ばそうとする姿勢を、深く受け止めたいものである。
だがしかし、ぼくにはまだ無理なようである。
小林一茶の句にある。
ちまちまとした海もちぬ石蕗(つわ)の花
一茶
ぼくはいま、ちまちまとしている。
荒 野人