エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

泰山木そして祈り

2012年06月17日 | ポエム
タイサンボクの、白く純潔な花を見ていると祈りを感じるのはぼくだけだろうか。
お釈迦様の蓮台のように咲いているからだろうか?







 「白き人泰山木の祈りかな」


 「泰山木侵し難けり花は白」







この泰山木は、ある寺院の庭に咲いていた。
丁度見頃であった。

肉厚でしかし楚々としている。
眩しいほどの白さと滑らかさが際立って、吸いこまれるようであった。







 「泰山木鎮座まします菩薩かな」







透き通る白さである。
過日に続いて泰山木を詠んだのであった。





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  荒 野人