桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2011・6・23

2011年06月24日 | Weblog
初対面のお客さんが「桃井さんとは以前××でお会いしたことがあります」「え、そうですか?失礼しました。最近モノ忘れがすごくて」「いやぁ、あの時に桃井さんからいただいたサインは我が家の家宝にしてまして……」といわれて、「桃井さん」が「章さん」でなく「かおりさん」のことだと分かる。うーん、別にもう桃井かおりのお兄さんと言われることにはなれてはいるが、目の前にいる「桃井さん」を「桃井さん扱い」して貰えないことに何とも複雑な思いになる。「桃井さん」には「かおりさん」の他に「章さん」も弟の「Tさん」もいるのを、皆さんちょっとは気づかってほしい。せめて「桃井さんに会った」ではなく「妹の桃井さん」位いうべきだ。なんていいつつも一番有名なのは「かおりさん」で、店でも一日必ず一回は「かおりさん」の名前が出る。お客さんが求めるのだから妹のことを話すことは話すけど、還暦を三つもすぎて「妹話」をする兄というのは我ながら気持ち悪いし、なんとかごめん蒙りたい。その点、今日精神科医で映画監督のWさんに連れられてきた近くにある大学院の学生さんたちは、W先生と同時に弟の授業も受けているとかで、「Tさん」の話で盛り上がる。こんなことは過去にあったかなかったかだから、俺は脚色をして「弟話」を盛り上げた。うん、「妹話」より「弟話」の方がまだ格好がつく。他に格安旅行会社社長のKさん、近所の制作会社のMさんたち、N証券のAちゃんとYさん、そしてついこの間まで同僚だったF子さん、近所の映画会社のNさんたち、近所のEさんたち、昔同じ番組をやっていた脚本家のHさん、遅い時間にOLのRさんなど合計25人のお客さん。今週は月曜日が5人、火曜日が20人、水曜日が5人、そして木曜日が25人と妙な規則性。となると今日は5人か?