桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2012・11・6

2012年11月07日 | Weblog
店の雑務や私生活を含めて忙しい。来年の一月にやる芝居の台本の執筆はまだまだ始まったばかりだからその為に費やせる時間はいくらあっても足らない。それなのに、その合間を縫う様に午後の時間芝居を見に行く。先週の金曜日は二兎社の「こんばんは、父さん」(作演出・永井愛)を見に行ったばかりだというのに今日はサザンシアターでの文学座公演「タネも仕掛けも」(作・佃典彦、演出・松本祐子)を見に行く。更には木曜日には寺山修司の「上海異人娼館(演出・金守珍)を見に行く予定だ。何故こんなに芝居を見に行くかというと、それぞれの芝居や作家に興味があることはあるのだけど、それよりも自分が演劇的空間にいることで演劇的思考を蘇らせたいという目論見があるからだ。実際、芝居を見ている時間と終わって劇場を出てからの一時間くらいはこんな俺でも演劇的人間でいることが出来る。今日も芝居の構成がどうにも気になって、何故だろうと考えている内に原因が判明して、自分の芝居では使わないようにしようと思ったり、逆にこの台詞のテンポや照明は使ってみたいと思ったり、演劇的世界にしばし漂うことが出来た。でも、そんな時間はスーパーの前を通りかかって「あ、鰯買わなくちゃ」ということを思い出した時に終わりを告げる。6時過ぎにその鰯と他の食材も買って店へ。カウンターは既に映画カメラマンのSさんと美人CMプロデューサーのRさんの姿。しばらくしてTさんとYさんとCHさんのT大の遊び仲間三人組。更にまだ福島東北祭りの疲れが癒えない感じの映画監督兼教育評論家のHさん、今年日本最長老で亡くなられた映画監督Sさんのお孫さんで最後まで監督の介護に献身したKさん、某大企業のTさん、そしてイチゲンの六人組など。しばらくぶりに顔を見せたKさんがスタッフのTを巻き込む様に最後まで残って女子トークを2時過ぎまで。俺も奢られたり、「自主的」に飲んだりして、ちょっと酩酊。★桃井章作演出作品「ロバくんとポニーちゃん」(出演・谷村好一、吉岡愛望)、日時2013年1月10日(木)11日(金)12日(土)の三日間コレドシアターにて公演予定、料金その他詳細未定★コレドのホームページのアドレスがhttp://www.nogizakacoredo.jpに変わりました。どうぞよろしく。