7時から大手広告代理店Dのパーティ(と言っても人数は16人だけど)、その幹事のE君と話していて、ふと妙なことを思った。E君を数日前につれてきたのは同じ会社のM君で、M君を紹介してくれたのはこれまた同じ会社のO君で、O君を連れて来たのは元テレビ勤務のNちゃんで、彼女を連れて来たのはXさんで……Xさん?そう、Xさんなんだよなと感慨深げになる。と云うのも、Xさんって悪い人じゃないんだけど、カウンターに一人で来られると結構扱いに困る人で、持て余し気味のお客さんの一人だったからだ。でも、そのXさんがいなければ、今日のパーティもこの間の合コンパーティもなかった訳で、つくづくどんなに扱いに困るお客さんでも大事にしなくてはいけないと反省した次第。そんな俺をカウンターに座った鎌倉第一小学校時代のクラスメイトT君が、なかなか頑張っているじゃないかと励ましてくれる。T君は、二週間前に行われたクラス会の写真や名簿を収録したCDーROMをわざわざ鎌倉から持参してくれたのだけど、45年以上も昔の人間関係をよくも今日まで続けたもんだと云う思いと、今日新たに知り合ったE君たちとこれからどんな人間関係が作られるのだろうと云う思いが、地下の店の中で微妙に絡まった。