【相対性ゴルフ論】目指せ@月一ゴルフでシングル(級)

毎週行けば誰だってシングル。月一だから苦労する。心構えと頭の使いようで今日から貴方が別人になる【相対性ゴルフ論】。

X氏のために・体の正面で打つ

2006年03月08日 | ショット上達
◆今日はX氏のために、このブルグを書きます。
 何故なら「ヘッドアップ」こそアマチュアゴルファーの永遠のテーマだからです。

◆X氏に書いたメール

X氏の悩みは「からだの正面で球をつかまえろ」ができないとお見受けしました。

プロも重い課題を出したものです。課題を出したら解決のヒントも出してくれなくっちゃ。

「からだの正面で球をつかまえられない」数百万人のアマチュアゴルファーのために私は立ち上がることにしました。


本当にからだの正面でボールをつかまえているのかどうか。
早速、プロにボールを打ってもらいました。
(ついさっきです。3月7日の正午。お昼休みに)

デジカメ画像で見ると分かるように、インパクトの瞬間、頭(目・視線)は残っていますが、からだは45度回転しています。肩も回転しています。
何枚かの画像で確認して分かるように、誰一人として「からだの正面で球はつかまえて」いません。
野球のサードの守備ではありません。スイングは回転です。
からだの正面で球がつかまるはずがありません。

重い課題を出されたために(なかなか解決できないという意味で)、
「からだの正面でボールをつかまえる」意識が強くなると、腕とからだが同じ時間帯に同じタイミングで回転してしまいます。
つまり、腕とからだが同時に動いてしまうのです。

悩んだX氏はこう分析しているように感じました。
「インパクト時に頭が飛球方向を向いている」→「頭が上がるのが早い」
頭が上がるのが早い=ヘッドアップ
これこそが数百万人のアマチュアゴルファー共通の悩みです。
ダフリも、トップも、へなちょこショットも、犯人はみんなヘットアッブ!

ところで、何に対して「頭が早い」のでしょうか?
それはクラブ=腕に対して早いのですよね。

腕が通過する前に頭が上がる

腕が先に通れば問題ない

腕を早く振ればいい

【相対性ゴルフ論】では、このことを「腕の振りが遅い」といいます。
決してヘットアップとは呼びません。単純に腕が振れていないのです。頭なんか関係ありません。

インパクトの瞬間(いえそれ以前)から目が飛球線方向を向くのは当然です。だって、それが自然だもの。人情や欲の部分も多少あるかも知れませんが。

身体の回転より先を見るのは運動生理学的に合理的な動きなのです。ナチュラルなのです。荒川静香のスピンを見れば分かります。身体が回転する先を目は追います。前を向いて走りますよね。後ろを向いて前に走ったら恐いでしょ? スピードが早いと先を見てしまうのです。


早く回転しようとする(身体の正面でボールを捉えしかも遠くに飛ばそうとする)と、顔が上がってしまうのです。

問題は、腕が振れないスイングをイメージしている可能性があるということです。
なぜか? 
からだの正面でボールを捉えようとして腕とからだが同時に動いているからです。
腕が動かせない課題を押しつけられてしまったのです。
多くのプロは10代からクラブを握っています。彼らのレベルではからだの正面でボールを捉えるという課題は簡単に処理できます。なぜなら若いということは腕が動きすぎる、腕を使いすぎるということだからです。


◆解決法はいくつかあります。
 腕を使う方法です。
 腕と体を離して使う方法です。

 一例として画像のように、1本足打法で打ちます。
 メリットは
 1、ボールに集中できる
 2、重心の移動ができる
 3、バックトップで力まない。

 そして最大のメリットは
 4、体幹の回転が制限されるので腕が使えるようになる!

◆一本足打法は飛距離アップにもつながります。
 8I~6Iでやってみてください。
 3Wでやれたらたいしたものです。


転がしの秘密

2006年03月07日 | 実戦ラウンド
◆転がしの秘密

 冬は芝がへたっています。
 少々砲台グリーンでも転がしで乗ります。寄ります。
 芝が枯れた時期に転がす最大の理由は、ボールが浮いていないからです。
 ボールを上げるには芝の上で浮いた状態でないと難しいのです。

◆暖かくなるこれからは芝が生え代わります。
 芝の成長は4日で1cmと言われます。
 何度もカットされて整っていきます。
 カットされればされるほど芝が一定します。

 つまりこの時期は芝芽が一様ではありません。
 日本ではツユまでは芝芽が安定しないといいます。

 ラフの芝、エプロンの芝、グリーンの芝、全部が整っていません。
 弱いと予想外に切れるのです。


◆弱いとは、ボールが直進する力です。
 ふわっとロブショットで上げたほうが、予想外の方向に転がるのです。
 この時期も転がしたほうが狙った方向に行きます。

 12月~6月までの半年間は、国内のゴルフ場は転がしが有利なのです。
 
 自分のベストスコアが7月~11月に集中している人は、もしかしたら
 寄せでボールを上げてばかりいませんか? 
 若しくはスピンをかける寄せを使っていませんか?

◆転がしは勇気がいります。
 なぜか?
 転がる距離がつかめないからです。

 勇気をもって転がしましょう!



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HDC10縮めよう4「タメをつくろう」

2006年03月06日 | ショット上達
◆飛距離がほしい!

 飛距離をほしがるとボールから遠くに立ってしまいます。
 大きな円を描いたほうが遠心力がついて飛ぶと思っているからです。

 飛ばないクラブであるウェッジよりDrの方がだんぜん長いですしね。

◆画像はボールを当てるのが嬉しい小学低学年。
 
 ボールから目が離れると不安になるので前傾が強くなります。
 それでも、遠くに飛ばしたいのでクラブを体から離して構えます。

 アマチュアではよく見かけるフォームです。

◆ボールを遠くに飛ばす秘訣は体のタメです。
 タメとヘッドのしなりがシンクロしたときビックドライブが生まれます。
 
 ここでいうタメとは体幹の回転と腕の回転の時間差です。
 体と腕が同じタイミングで同じ時間帯で回転していたのでは、タメは生まれません。

◆タメを生むには体とクラブとの距離。
 グリップエンドとおへその距離が重要です。

 近くなるほど名人になります。

 150cm台の宮里藍ちゃんは、その距離がこぶし1個分。
 (170cmの男性だとこぶし1.5~2個分か)
 宮里パパによると、不調になるとこぶし半個分、遠くになっているといいます。
 いづれにしろ2~5cmの違いです。微妙な世界なのです。

 構えた感じとしては窮屈な距離です。
 窮屈な感じだからこそ、グリップ(クラブ)が通過する空間が必要になります。
 この空間をフトコロ(懐)といいます。

◆画像を見てください。
 この構えにはフトコロがありません。
 通過する空間がないので、クラブは体の外側を通るしかありません。
 タメが0になります。

姿見の前で姿勢のチャックしてください。
 1、前傾の角度
 2、背骨の曲がり
 そして、垂らした腕とオヘソの距離

これは飛びそうだというポイスチャーを見つけてください。


この「HDC10縮めよう」シリーズは
宮里優ティーチングプロの『宮里流30のドリル』(二見書房)にそって解説されています。「スポニチ」の連載されたこの本は本当に参考になります。


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特設ティーの使い方

2006年03月03日 | 実戦ラウンド
◆第1打がOB。
「前4」の特設ティーが利用できるホールがあります。

本来ならOBの1打を付加して、第3打目として打ち直しです。
打ち直しをすると、またOBを打つ可能性があります。
いえ、何回打ってもOBの可能性ばあります。
前に進めないのです。
だから、距離の罰を入れて前進4打として特別な場所から打つわけです。

ほとんどのコースで、特設ティーはスルー・ザグリーンにあります。
黄色のティマークが設置されています。

特設ティーですからティーアップできます。

フェアウェーの真ん中からティーアップすると失敗が多くなりませんか?
打ちやすいはずなのに失敗が多い。

1)失敗を取り戻そうとしている
2)ピンが見える
3)思った以上に足場がよい(ライもいい!)
4)前4を使うという負い目がある

全部がマイナス要因です。
やってやりましょう、という積極的な気持ちになれない条件なのです。
よい意味でのプレッシャーがかからなければナイスショットは生まれません。


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HDC10縮めよう3「耳で聞く」

2006年03月02日 | ショット上達
◆HDC(ハンディキャップ)でゴルフはするものではない。
 分かっていますが、目標として「HDCを10縮める」。

 今日は練習場での注意です。

 練習場というより人工マットについて。

◆人工のマットはスベリやすくなっています。
 ボールの3㎝手前にクラブヘッドが入ってもそこそこの当りがでます。

 人工芝はすべりやすい。
 芝目もありません。
 そしてマットの下が平坦で固くなっているで、より滑りやすくなっています。

◆コースではボールをきっちり捉えないと飛びません。
 練習場では6Iが打てるのにコースではぜんぜん打てないという人がいます。
 こんな人は、マットのスベリで打っていた人です。


 ボールだけを正確に打つ練習方法はいくつかあります。

 その中で最も基本となるのは「耳で聞く」「耳で打つ」というヤツです。

◆クラブヘッドがボールを正確に捉えるようになりには、「音」が最良のコーチです。
 よいショットは「カシッ」。
 ダメなショットは「ドスンカシャ」。

 宮里パパさんはカメラのシャッターの音と言っています。
 が、最近はデジカメだらけ。
 一ガンレフの「カシッ」と音は少なくなってきました。


◆道具を使う前に、「音」を確認してください。
 目で見ようとするとかえってスイングが乱れます。
 神経を集中して(センスティブになって)、ショットの音を聞いてください。


◆ゴルフのあとはできるだけプールに行きます(夜)。
 肉体疲労、体のバランス、これを解消してくれるのはスイムが一番です。
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ロングHのティーショット

2006年03月01日 | 実戦ラウンド
◆悩みますね。

 ところで、ロングで大叩きするとき、どのタイプですか?

失敗1
 若い頃は曲がるが当たると飛ぶ!
 うまくすれば2onも可能性がある。
 
 ティーショットでマンブリ。
 見事なスライスで右にOB。
 2打目はナイスショット。
 結局ボギー+OBの8!

失敗2
 フェアウェーにナイスショット。
 残り240yで手にしたクラブは当然3W。
 うまく行けば2on。
 イーグルだってあり、バーディーは確実(のればの話)。

 力が入ってゴロゴロ。
 若しくは手前のガードバンカー。
 ここから躓いて上がってみたら9!

失敗3
 フェアウェーにナイスショット。
 残り240yをしっかり7Iで刻んで100y残し。
 カップが見えるところから得意のPW。
 1ピンに寄せてバーディー狙い。

 カップが目に入ってザックリ。
 カーッときてコツンでグリーンオーバー。
 それから寄らず入らず蹴られて泣いて上がってみたら10!


◆多くのロングは誘ってきます。
 計算上は3onのパーが取りやすいホールなのです。

 失敗例の1~3、どれもまんまと誘いに乗ってしまっています。
 どれも成功した仮定にそった想定なのです。
 ボールを打つ前から結果があるという考えです。


◆ゴルフはボールを打つ前はあまり問題はありません。
 その意味では全てのゴルファーに平等に可能性はあります。
 カップに入れるゲームです。
 カップから遠い地点では何も問題はありません。


◆グリーン周りまでは2打できて、上がってみたら6!、
 
 ここまで2回できて、ここから4回かよ、トホホ。


 これがゴルフです。

 カップに近づくほど失敗の影響が大きくなるのがゴルフなのです。
 50cmの短いパットを外すのが最悪なのです。
 それを外して目の前真っ暗。軽率にタップインしようと思ったらこれも外す!
 最悪の最低の下の下。これは立ち直れませんね。

◆ロングHのティーショットは悩みます。

 でも、
 最悪の最低の下の下に比べれば、ティーショットのOBなんて可愛いもの。
 
 よくOBがなければパーだったのにという経験はありませんか?
 OBがなければパーなら、+2のダボ。

 痛いダボではありますが、多くの場合、後を引くダボではありません。
 だって、パーで上がることができているのですから。


◆ティーショットのOBは恐るるに足らずです。
 OBが恐くて、ゴルフができるか!

 練習不足の3Wや3Iで刻むなんてもってのほかです。
 (Drより3Wのほうがヘッドが回りやすくて曲がりやすいクラブ!)

 お金は払ってわざわざコースまで来ているのです。

 OB5連発打つつもりでロングのティーショットをしましょう。
 練習場では体験できない空間の広がりを感じられます。