【相対性ゴルフ論】目指せ@月一ゴルフでシングル(級)

毎週行けば誰だってシングル。月一だから苦労する。心構えと頭の使いようで今日から貴方が別人になる【相対性ゴルフ論】。

メリークリスマス&よいお年を!

2005年12月24日 | 実戦ラウンド
メリークリスマス!
そしてよいお年を!

今年の冬は最高に寒い。
この下で、芝は寒さに耐えてじっと皆さんのゴルフを待っています。

1月10日から、パワーアップして【相対性ゴルフ論】「目指せ!月一ゴルフで・・・」の連載を再開します。

新しいメルマガ「目指せ!月一ゴルフでシングル(級)」もスタートします。
よろしくお願いします。

ご期待ください。

パターの調整力

2005年12月22日 | 実戦ラウンド
★本年最後の【相対性ゴルフ論】です。

 ゴルフの本質に迫ってみます。


■OBの打ち直しはナイスショットが多い?
 これはボールをホケットに入れて温めておいたためという説があります。

 「ボールを温めておくと真っ直ぐ飛ぶ」らしいのです。

 「ボールを温めておくと良く飛ぶ」とも言われます。
 気温が低いと飛ばなくなる、の反対だからです。

 ボールに何度も息を吹きかける人がいます。
 「おまじない」と「お願い」と「お祈り」と、体温を伝えているのでしょう。


■午前、午後でグリーンのフィーリングが変わります。
 グリーンの芝は午後伸びます。
 通常のゴルフ場は、早朝に芝を刈って、カップの位置を変えます。
 朝は芝が短いですから、グリーンは速いわけです。

 それがだんだんと伸びて、遅くなります。

■最近のゴルフ場は、夕方芝を刈り、翌日のカップを切るようになりました。
 人件費の関係が大きいようです。
 前日に芝を刈ると、翌日の芝の長さがそれほど変化しないといわれています。

 一日中安定して「やや遅い」のです。
 それでも、やはり午前より午後のほうが「もっと遅く」なります。


 セルフプレーが多くなり、最近のグリーンは全体的に遅くなったようです。
 「速い!」と感じるところは、キャディさんがいる名門コースになっているようです。


■午後になるとカップの周りをたくさんの人が歩いたことになります。
 歩くと芝(地面)が沈みます。
 何十人、何百人がカップの周り1m付近でスタンスをとったり、ボールをピックアップしたり、カップを覗き込んだり、ピンを抜いたりします。

 カップから30~60cmの外側がへこみます。
 踏み固められています。

 カップは元に位置のままです。カップを踏むつける人はいません。
 カップに接する20cmも、だれも踏みません。

 つまり、午後にはカップの周りに凹凸ができます。

 午後はどこから狙っても一旦凹に入り、カップ周辺で凸に向かうわけです。

■パターが一本調子だと、入らなくなることは理解できましたか?

 午前は「ジャストタッチ」なら、午後は「強め」でないと、入りません。


★最近、「速効・・・・狙って”入れる”パッティング~」なんていう一見魅力的なタイトルのテキストが売られています。パターはそんな単純なもんではないのです。


■パターをはじめゴルフは全部、調整する力が求められます。
 「順応力」「適応力」「応用力」ぜんぶあわせた「調整力」です。

 今の結果を次にどう活かすか。
 どう調整していくかがゴルフなのです。

 「パターにセオリーはない」といわれます。
 パターだけでなく、ゴルフに関するすべてのことに「セオリー」はありません。


 「セオリーがない」、これが【相対性ゴルフ論】の結論です。

 だから楽しいのです。
 ゴルフの話は尽きませんね。



長い間、「【相対性ゴルフ論】目指せ!月一ゴルフでシングル(級)」のご購読ありがとうございました。

これを読んでこられた方は、来シーズンのゴルフは「別人」になっているはずです。ゴルフが楽しいはずです。ハンディ5つアップはマチガイナイ!
もう一度読み直せば、ハンディ7つアップはマチガイナイ!(はずです)。


もう一度読み直せない方に、新たなメルマガ「目指せ!月一ゴルフでシングル」(週2回)が発行されます。ゴルフをもっと分かりやすく、もっと合理的に、そしてもっと深く愛するためのメルマガです(最初の1ヶ月は無料、以降400円/月かかります)。

このブログは今までどおり発行します。
1月10日スタートです。よろしくお願いします。


【画像】霜がふった練習グリーン。スタートから3ホールくらいは霜のグリーンがあります。次が霜がとけてジクジクグリーン、次が乾いて・・・・1日中グリーンは変化します。貴方の「調整力」が問われるのがゴルフです。

ひきずる

2005年12月21日 | 実戦ラウンド
昨日の記事にコメントをいただきました。
ありがとうございます。

ゴルフ場で藪の中に入るのは注意しましょう。
本土では「マムシ」、沖縄では「ハブ」、北海道では「ヒグマ」に遭遇した人もいると聞きます。
それよりも虫。虫とバカにしないこと。目の下を刺されて腫れ上がり、途中リタイアアした人を知っています。
ゴルフ場はもとをただせば山や雑種地。気をつけましょう。


■ゴルファーにとっていやな言葉のひとつが「ひきずる」です。
 「OB」をひきずる。
 「3パット」をひきずる。
 
 スポーツに「失敗」はつきもの。
 ゴルフにも、当然、人生にもつきものです。
 それを「ひきずる」のか「次につなげる」のか。

■ゴルフには足を「ひきずる」があります。
 グリーン上で足を「ひきずる」と芝を痛めてしまいます。

 足を浮かせて歩く、ごく自然なことのようですが、これができていない。
 できていないことに気づきます。
 初心者はよく足を「ひきずって」、芝を痛めますね。

 
■ゴルフの「ひきずる」のはもうひとつ。
 ショットのときに、右足を左足に「ひきずり」寄せる人がいます。

 「ステップ」とかいう人もいますが、ステップは「反復横飛び」。
 足が地面から離れている状態です。


■「ひきずる」というか「ひきあし」について。
 「MAXスピード」のドリルでボールを左に出して打つことをやりました。

 慣れてきたら、右足を「ひきずって」、左足に近づけてください。
 そしてフィニッシュ。楽にフィニッシュが取れますね。
 (くれぐれもハーフショットですよ)

 スイング中に重心が移動すること感じるドリルです。
 (決して体重移動ではありません。体重が移動しちゃうと歩き出してしまいます)
 
■「ひきずる」と、つまり重心の移動の幅が広くてクリアーだと、「振った」という気になります。
 目が動くからです。目が動くと景色が動きます。
 スイングスピードが増したように感じます。

 身体本体のスイングスピードは確かに早くなっても、クラブのスイングスピードは早くなっていません。
 
 「ひきずる」と「スコン」が出ないのです。

■TVで見るプロのスイングは、身体が一点で回転し、回転の後半で重心が移動してフィニッシュになっています。
 アベレージゴルファーのスイングは、回転中に重心(中心)が移動していることが多いようです。そのため、ヘッドスピードが殺されています。


 スイング中も「ひきずって」はいけません。
 「ひきずる」ことでしかフィニッシュが取れないなら、
 フィニッシュなんか取らなくて結構です。


【画像】ハワイの地元のあんちゃんのショット。
彼は「当ると飛ぶ」。ボールよりターフがよく飛びました。
この不恰好でもHD11以下。毎日のようにゴルフをやっているのでしょう。
この姿勢からショットするとフィニッシュは取れません。
ヘッドがボールに当ると右足をステップし、そのまま歩きます。これぞ体重移動です。
「鳥かご」育ちの日本人ゴルファーにはないタイプですね。


 

ボールを考える

2005年12月20日 | 実戦ラウンド
◆『まぐまぐメルマガ大賞』への投票、ありがとうございました。
  結果は明日発表です。お楽しみに!



■『読むゴルフ』の読者の木本さんメールを頂いていました。
 「ボールについての何かありませんか?」

 正直、ゴルフボールについて詳しいゴルファーではないと思っています。
 皆さんの参考になれば・・・と思い、「ボール」について書いてみます。

■昔は「黒マック」といわれる柔らかいボールが好きでした。

 「ツアースペシャル」という固いボールが出ました。
 メタルヘッドに対応したボールのような感じがしました。

 「黒マック」の欠点は表面が柔らかいことです。すぐ傷つきます。
 あれこれ探して(その間、パーシモンからメタルに、チタンに代わり)、
 安定して使っているのは「タイトリスト」です。

 現在は「Titleist proーV1」系が主です。

 ここ2ヶ月は、「TourStage X-01」です。
 理由は、10月から冬用に浸かっているPINGのDrとの相性です。

■私の経験からすると「タイトリスト」は「テーラーメイド」などのアメリカ製Drと相性がよく、「ツアーステージ」はBSなどの日本製のDrと相性がよいようです。
 ただし、「タイトリスト」は寒くなると極端に飛ばなくなります。

 「ゼクシオ」のボールは「ゼクシオ」と相性がいいはずです。
 BSやテーラーでは、当った感じが重すぎて、僕の場合、飛びませんでした。

 「ニューイング」はそこそこ。やや固いか。
 「スリクソン」は重くて固い。
 「青キャロウェー」は操作性がいいけど、やや頼りない。

 注目の「ミズノ」はまだ使ったことがありません。
 売れていると聞きます。
 「ナイキ」はハワイで使うことがあるかもしれません。


 使うボールで悩んだら、使っているクラブのメーカーに合わせるべきです。


■スピン系とディスタンス系
 構造的にどう違うのか、はっきりしません。
 スピン系が打感が柔らかく、ディスタンス系が固いといわれます。

 一番、気を使うのはパターとの相性です。

 固いを玉離れがいいわけで、コツンと打てます。
 柔らかいとフェースの乗っている時間が長いので、コントロールできます。
 安心感がありますが、引っ掛ける危険制もあります。


■実戦的なボールとの付き合い方(私の場合)
 1)ニューボールはすぐになくなる。
   次に使うボールは部屋でパター練習用に使用しておきます。
   昔は、中心のコアが真ん中にない不良品がありました。
   何回か転がしてコアを真ん中にしておくとOBが減るといわれていました。
   本当でしょうか?

 2)エースドライバーならぬエースボールを決めておく。
   私の場合は「タイトリストPro-V1」系。
   他にいつも3メーカーくらいのボールをパター練習に使います。

 3)パターさえフィーリングが出ていれば、スコアは何とかなります。

 4)貰ったボール(自分がゼッタイに使わない)は、知っているゴルフショップで物々交換します。自分の使える(試してみたい)ボールと。

 5)ロストボールを見つけたらできるだけ拾います。
   練習場の「最後の30yショット」と「最後のDrショット」に使います。
   ロストボールもゴルフ場にとってはただのゴミです。
   それに、そのロストボールがあったために、「オレのボールがあった」と後続組が勘違いすることを防ぐとこができます。


■昔、シャンボはマーカーに確認せずボールをチェンジしたところをTV画面が捉え、解説者が説明できなくと「しどろもどろ」になりました。「川奈」の大会でした。

 ボールを替えるときには、マーカーの了解を取りましょう。
 プロはメーカーからボールを貰います。だから、3Hごとに交換できます。
 
 我々はそうは行きません。1個500円はします。
 電車で500円玉を落としたら探しますよね。
 500円と思って打つとOBが少なくなりますよ。

以上、参考になりましたでしょうか。


 
   

 

MAXスピードの注意点

2005年12月19日 | 実戦ラウンド
◆◆◆『まぐまぐメルマガ大賞2005』にノミネート◆◆◆

  投票は今日のの18:00まで!よろしくお願いします。

『まぐまぐメルマガ大賞2005』
 http://www.mag2.com/events/mag2year/2005/
「スポーツ・アウトドア」部門
1、メールマガジンタイトル  読むゴルフ
2、マガジンID       0000161324(0が4つ)


■「MAX」というと何でも全力、全エネルギーにとられます。

 しかし、小さな力で最高のパフォーマンスを引き出すのが「MAX]です。

 小さな力とは・・・
 「MAX」の身体の使い方で説明しました。
 1)ゴルフクラブを天秤棒にする。
 2)視線は目標を向いたまま、右に身体をねじる。
 3)視線とおへそが目標を向いたまま、左にねじるきる=フィニッシュ。

 オーバースイングで悩んでいる人は、このドリルで解決です。
 このドリルで「小さな力」とは、目線が動かないということです。
 目線=顔の角度=背骨が最小の動きであるということです。

 動きが小さいということが小さな力になります。
 小さな力は軸です。
 軸の角度や傾きについてはたくさんの教科書があります。
 体格差、筋力差、性差、年齢差、クラブの長さで、それぞれの特徴が決まります。


■スイングスピードをあげるための「小さな力」とはヒジから先のリリースです。

 インパクト前の15cmからインパクト後の15cmまでのヒジから先の使い方が「小さく」「コンパクト」で「正確」ならば、スイングスピードは上がります。


 「画像」のようにボールを左に置き、ハーフショットで「スコーン」です。
  
 全盛期のジャンボがこのドリルを取り入れていました。
 超高いティーで左に出し、それを打つ練習です。
 ヘッドの最下点から上に向かうところでボールを捉える練習です。
 この方が加速がついてヘッドが最も早いところでボールを捉えられます。
 また、ボールが飛び出す角度に近い角度でヘッドは当りますから、ボールの高さの割にはスピン量が減らせます。
 「飛ばす」には理になかった打ち方です。

 ジャンボは実際の試合でもティーが高めでした。
 これだと方向にブレがでますが、そこは強靭な足腰で正確性を出していました。
 58歳の現在、この打ち方には無理がありそうです。


■前回のMAXスピードのドリルの注意点は、このドリルはドリルだということです。
 ヘッドスピードを上げるためのものです。

 1)両腕とクラブが、「Y」の字になるように。
 2)少し左に傾いだ「Y」の字です。
 3)両ヒジとリストは真っ直ぐです。
 4)ハーフショットですが、できたら「フィニッシュ」はとるようにして。
 5)5~10球やったら、普通の位置で1球打つ。
 6)力まないでも「スコーン」という当りがでればOKです。


==================================

【相対性ゴルフ論】「目指せ!月一ゴルフでシングル(級)」が1月から有料メルマガになります。
 
 ご心配なく、このブログはこのまま続けます! 
 いっしょにゴルフのことを考えていきましょう。
 いっしょに悩んでいきましょう。
 
 また『読むゴルフ』も無料で毎日お届けします。


■有料メルマガ「目指せ!月一ゴルフでシングル」は、このブログを体系的に整理したものです。これからゴルフを始める方や、ヨチヨチ歩きの方のための技術論を考えています。
我流だったため上達まで時間がかかったと嘆かせないためのものです。
もう一度、基礎からやってみた人のための技術系のメルマガを予定しています。

だって「距離感の出し方」なんて、ビギナーにはさっぱり理解できないと思います。
「イメージの距離感」「目の高さにボールを出す」「腕のリリース」
よく考えるとどれも専門的です。ゴルフをはじめて10年はたたないと理解できない話です。悩んでこそ理解できる話です。


■有料といっても最初の1月は無料です。
  
 夫婦でゴルフ、同僚に勧めてゴルフ仲間にしよう、彼女(彼)とゴルフ。
 そんな方におすすめです。

 どんな展開になるのか、お楽しみに!

 1月6日(金)スタートです。

 
 




 
 




MAXスピードでスイングする

2005年12月16日 | 実戦ラウンド
◆◆◆◆『まぐまぐメルマガ大賞2005』にノミネート◆◆◆

投票は12月19日(月)の18:00までです。
「あとで」なんて考えていると、忘れてしまいますよ。

お手数ですが、今すぐ投票してくだいね。

『まぐまぐメルマガ大賞2005』
 http://www.mag2.com/events/mag2year/2005/
「スポーツ・アウトドア」部門
1、メールマガジンタイトル  読むゴルフ
2、マガジンID       0000161324(0が4つ)

====よろしくお願いします===================

◆ゴルフの本質である「距離感」シリーズ。
 読み応えのある、というか毎回長い文章になってしまいます。

 ここを通過しないと、ゴルフは上達しません。
 「ハイ、簡単、これをさえやれば80台」なんて浅知恵は通用しないのです。
 丁寧に、【相対性ゴルフ論】というスポーツ科学にそって説明しました。

 皆さんに新しいゴルフの世界が開けることを願っています。


■「イメージの距離感」の収納場所は「足腰」。
 「足腰」の回転運動となって、距離感が作られる。
 回転運動は「大きさ」と「速さ」・・・・・・・ここまでが前回でした。

 前回は「大きさ」をマスターするドリルを取り上げました。
 鏡の前でやると、形=姿勢の練習になります。

 しかし、スポーツでの形=姿勢は、運動のなかのある局面の身体表現です。
 運動を意識しない姿勢は無意味です。

 逆の言い方をすれば、回転運動の「大きさ」を意識することで、姿勢は自然と身に付きます。動きを考えると形が決まってくるのです。

 多くの日本人は形が先です。形が好きです。
 形=型から入ります。
 
 逆です。動きが先です。動きが決まると形がおさまります。


■今日は「速さ」です。
 「スピード」も動きです。
 
 この場合の動きはクラブヘッド。道具です。腕から先の問題です。
 身体の動きは少ないほうが、ミスも少なく、疲労や狂いも少なくなります。
 
 スイングで一番速くなれなければならないのはクラブヘッド!
 
 クラブヘッドを速く振るために回転運動があります。

■回転の「大きさ」は主に下半身で決まります。
 体幹のねじりが「大きさ」でした。

 「スピード」は道具。つまり腕の使い方によって決まります。

 藍ちゃんは腕を大きく上げて回転を「大きく」してるではないか、と反論される方もいると思います。
 藍ちゃんは背がありません。腕も短い普通の日本人女性です。
 腕を高くあげることで「ねじりを深く」しています。
 (体幹の回転運動が大きいわけではありません)
 もうひとつメリットがあります。
 腕の位置が高い方が手首の角度は固定しやすい。
 低いとゆるみやすいのです。
 手首の角度が決まると、方向が安定するので強く振れます。
 (リストが強い人ほど、グルップは肩に近くなります)

 自分は非力だと思っている方は試してください。
 手首を高い位置(肩から離す)のほうが、グリップに安定感があります。

 
●クラブヘッドの動きを速くするためのドリル
 
 1)Drのボールの位置とスタンスを決める。
 2)スタンスが決まったらボールの位置を10~15cm、飛球線にそって前(飛んでいくほうに)出す。
 3)ティーアップは高く。
 4)スタンスは普段のまま、クラブヘッドをボールにあわせる。
   インパクトの形を作ります。
   届かなければ3cm前に出る(ボールに近づくのでなく、前に出る)。
   インパクトで、右肩、右ひじ、右手首とクラブが一直線になっていますか?
   スタンス、腰、ヒザは普段の回転のままです。

 5)この状態でボールを打ってみましょう。
   (1)ハーフショットです。
   (2)頭はゼッタイに移動させないでください。
   (3)腕を伸ばすことでクラブヘッドをボールに届かせてください。
   (4)腕は「畳ん」で「伸ばす!」です。
   (5)クラブを飛球線に投げ出すイメージになります。
 
 6)ハーフショットでうまく行ったら、次は8部目ショットです。

 7)このドリルは腕の伸ばし方のマスターです。
   ボールがどっちに行こうが問題ではありません。
   「スコーン」とヘッドが走ればOKです。
   体幹は普段の回転を守ります。小さな力で「スコーン」です。

 8)ハーフショットで10球、8部目ショットで10球。
   ボールが飛んでいく方向(結果)より、手首の「リリース感」を楽しみましょう。
   手首の「リリース感」こそ「スコーン」です。

●ボールをヒットする瞬間、肩、ヒジ、手首、クラブが一直線になる!
 右目でしっかりボールがとらえられていませんか?



 腕は「畳む」⇒「伸ばす」です。
 つまり、直線運動なのです。

 ヒジや手首を回転させようとすると、「スコーン」は出ません。
 野球経験者が当ると飛ぶ(=普段よく曲がる)のは、手首を回転させるからです。

 「回転」は体幹部。
 「スピード」は肩から先の腕(二の腕を含む)なのです。
 腕による直線運動が「スピード」なのです。


■回転運動の「大きさ」を知る体幹のドリル
      「スピード」を知る腕のドリル


■この2つのドリルをやると「MAXスピード」が体験できます。
 
 練習に必ず取り入れてください。
 アップが終わった直後が最適です。
 Drだけでなくすべてのショットが見違えるように飛ぶようになります。

 さあ、それでは今日も「ビュンビュン飛ばして」いきましょう。

 冬場の練習場は楽しいゾ!

 
   

MAXで身体を使う

2005年12月15日 | 実戦ラウンド
◆◆◆◆『まぐまぐメルマガ大賞2005』にノミネート◆◆◆

光栄なことに『読むゴルフ』が「スポーツ・アウトドア部門」10誌にノミネートされました。

『読むゴルフ』に清き一票を投票してください。『読むゴルフ』にはこの「月一」がもれなくついてきます。お得です。

『まぐまぐメルマガ大賞2005』
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====よろしくお願いします===================

■「イメージの距離感」の収納場所は「足腰」です。

 「あちゃ~ッ! 気分だしすぎた!」というショットがあります。
 80yを50yしか打てなかったり、120y打ってしまったりするショットです。
 こんなときのショットは回転がスムーズです。
 ボールも心地よく上がっています。
 多くの場合、フィニッシュも完璧です。
 少なくとも手打ちではありません。

 「イメージの距離感」の実際の距離の差は人によって違います。
 しかし、土台となる足腰に「距離感」は宿っているのは共通しています。
 そしてその表現として、足腰の「回転運動」があります。

 回転運動は「大きさ」と「スピード」です。
 「大きさ」×「スピード」になれば、回転効率が得られます。

■MAXでボールを打ちたいですよね。
 練習場だって高いのですから。

 でも、その前に、MAXで身体を使えるようになっていなければなりません。
 

●MAXの「大きさ」をマスターするドリル
1)Drショットを打つつもりでスタンスをとる。
2)天秤棒を担ぐように長めのアイアンを肩に乗せる。正面からみると「大」。
3)二の腕(上腕)は地面と平行に、腕はアイアンにかける。
4)リストから先の手はリラックス。
5)この姿勢でゆっくり回転します。 
  1、顔を飛球線に向ける。
  2、顔を向けたままバックスイングする。
    肩を最大90度ねじる。できるだけ肩は地面と平行に。両ヒザも平行に。
    視線が目標から外れないように。
    身体の硬い人は70度しか肩が回らない。
    両足はぐらつなかい。地面をしっかりとふんだまま。
    この姿勢で3秒静止。目線は目標を。グラグラしない!
  3、スイングする。肩を平行に回しきる。腰、両ヒザも並行に回す。
    反動はつけない。
    ヘソ(体幹の中心部)が飛球線を向く(正対する)。
    肩はもっと回す。硬い人でも100度以上回す。
    できるだけ左足で立つイメージです。
    振り切った状態で3秒静止。目線は目標を。グラグラしない!

  ゴルフスイングの回転の大きさのMAXは上記の大きさ=幅です。
  体重を何対何で右足や左足かける、というのはナンセンスです。
  「決まり」があるわけではありません。
  上記の大きさを維持するために、肉体的な制限(=個性)が出てきます。
  その結果として右足を踏ん張ったり、左足を踏ん張ったりします。
  腰から上の動きによって、いわゆる「体重が移動した」状態になります。

  右足に体重をかけるのは簡単、右側に身体を傾いであげればOKです。

  まず「回転」するという運動があって、そのMAXの「大きさ」をマスター。
  すると、自然に体重移動はついてきます。

  両腕が肩から下に位置していると、この回転運動はうまくできません。
  肩から上の上半身が左右対照(シンメトリー)にあることにより、下半身のスムーズな回転運動が再現できます。
  

■回転の「大きさ」をマスターできましたか? 
 
 このドリルを「ビュンビュン飛ばす」前にやります。
 10回やりましょう。
 構えて⇒ゆっくり90度回転⇒3秒静止⇒ゆっくりスイングして
   ⇒肩を回しきる(オヘソは90度まで)⇒3秒静止
 時間経過としては、3秒+1秒+3秒+2秒+3秒です。
 バックスイングが1秒、スイングが2秒です。
 15秒で1回が終わります。15秒休憩して・・・
 1分間に2回、10回で5分かかります。

 アイアンの代わりにタオルでもOKです。
 両手でタオルを引っ張って構えます。

 風呂上りなど、室内でもできます。
 鏡を見ながらやると、効果的です。


 実際のラウンドのスタート前にストレッチ代わりにやりましょう。
 ボールを30球打つよりも、「朝一ショット」の克服に役立ちます。


■MAXで身体を使う。
 今日は回転運動の「大きさ」についてでした。


●画像 「Booksアワード」の抽選あみだクジ
 今回の当選者は1名です。
 49本の線を引くのは大変です。
 で、一の位を10本、十の位を5本引きました。(これだと50人になります。もし50になったらもう一度やり直すことにしました)。
 
 最初に一の位を引くと「6」が当選。
 次に十の位を引くと「1」が当選。
 あわせて「16」番の「みのみの」さんに1万円の食事券が当りました。


    


ビュンビュン飛ばす

2005年12月14日 | 実戦ラウンド
◆◆◆◆『まぐまぐメルマガ大賞2005』にノミネート◆◆◆

光栄なことに『読むゴルフ』が「スポーツ・アウトドア部門」10誌にノミネートされました。

『読むゴルフ』に清き一票を投票してください。『読むゴルフ』にはこの「月一」がもれなくついてきます。お得です。

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■プロゴルファーのHさんからメールを頂きました。
 この「距離感」シリーズについてです。

 僕も今までは無意識のうちで距離を打ち分けていました。
 生徒にも練習あるのみと答えていたようです。
 目からウロコが落ちたよう感じです。

★こちらこそ感激です。長いブログだったので何度も読み返しました。
 言いたいことを伝えるのに苦労しました。
 ありがとうございました。


■「距離感」こそゴルフというスポーツの真髄です。
 他のスポーツは、「テキ」が対戦相手だったり、単純に自然界だったりします。
 ゴルフの「テキ(真相)」は距離感=空間認知なのです。

■イメージした距離感の収納場所は体幹です。
 いわゆる「足腰」といわれるところです。
 
 「足腰」を鍛えないとイメージした距離感=スピードがでません。
 つまり、ゴルフになりません。

■練習場では、1球1球丁寧に打つ、ことでイメージを植えつけます。
 その前に、「足腰」を作らないといけません。
 この場合の「足腰」は歩く「足腰」ではなく、スイングする「足腰」です。

 「ビュンビュン飛ばす」ドリルも必要になります。

 個人的には冬場の練習場は好きです。
 「ビュンビュン飛ばす」練習ができるからです。
 「マッチョ」な自分に挑戦できるからです。

 ゴルフシーズンに「ビュンビュン」練習をすると、スイングが壊れることがあります。
 修正するのに2、3ラウンドかかります。
 冬場のシーズンオフしかできないドリルなのです。

■準備運動というとすぐ体操を連想します。
 事前運動に必要なのは、十分なストレッチ(イング)。
 ピョンピョンと撥ねるラジオ体操は不向きです。

 1)ストレッチ
 2)3Wで100y
 3)8~6Iで130y ここまでがアップ(準備運動)です。
    準備運動は時間がかかります。最低でも30分は必要です。
 4)得意クラブでフルショット
    ここで自分の体調、到達レベルをしっかり把握しましょう。
 5)Drでビュンビュン飛ばす
    身体つくりです。スイングつくりではありません。
    ボールという結果をみるのではなく、
    どこまで強く回転できるかを掴みます。
    どこまで強くボールを打てるかを掴みます。

 6)距離のドリル 
   ①10y、15y、30y、50~60y×3セット
 7)大きなクラブから3球づつ打つ 
   Dr、3W、ロングI、ミドルI、ショートI、PW、SW
 8)3Wで100y(これがダウン)

 「ビュンビュン」は全力で。
 額に汗が出るくらいに真剣にふります。

      

イメージする距離感の保管場所

2005年12月13日 | 実戦ラウンド
■【相対性ゴルフ論】における距離感、今日は核心です。

 遠い距離はイメージする距離です。
 近い距離は直感する距離です。

 その境界線は80m、100y前後だと思われます。

 直感する力が足りないときは80yの短い距離でもキャディさんに「あと何ヤード」と聞きたがります。
 「80チョットですね」
 「ハチジュウイチ? ニ?」
 しつこく確認したくなるものです。

 キャディさんが一番困るのは、目に見えた短い距離を聞かれることだそうです。
 「ピンまで30y? 35y?」
 「えーと、30yちょっとでしょうね」
 なんて答えますが、内心は「見りゃわかるでしょ!」です。

■2つの境界線は曖昧です。
 ハンディキャップにもよるし、当日の気象条件や体調によります。
 (この曖昧な距離が、中間距離=落とす距離です。後日、触れます)

 少なくとも200m先を狙う距離は「イメージする距離」です。
 名人以外、直感の距離ではありません。

■では、身体のどこにイメージしておけばいいのでしょうか。
 「保管場所」というか「身体に覚えこませて置く場所」がないと、上達はのぞめません。

 イメージですから記憶。記憶野は前頭全野、頭の中です。
 頭の中であればプレステーションのゲームで十分になります。
 「みんなのゴルフ」がいくら上手になっても、実際のゴルフには役にだちません。
 シングルさんは、イメージを保管する場所が身体のどこかにあるのです。

■距離感のイメージを覚えて置く場所はズバリ、「体幹」です。
 (対して、直感を表現する場所は肩か先の「腕」です)

 スイングで軸を作る躯体(胸、腹、腰)と脚部にイメージをためておきます。

 体幹の大きな筋肉は、運動を覚えるのが苦手です。
 が、一旦覚えると忘れません。

 歩行などの粗大運動を思い出してください。
 横浜シティウォークの40k(昔は50kがありました)。
 話しながら、景色を見ながら、ガムを噛みながら、ごく自然に足が動きます。
 歩幅80センチとして、40kは4万m、400万cm、5万歩です。
 
 5万回も単純運動を繰りかえしてくれます。意識せずに。

■ティーショットを打つ場合、ボールの後ろで素振りをします。
 身体全部を使ってゆっくり振ります。
 このとき、シングルさんはボールの飛び出す方向を見ながら素振りをします。
 これがイメージした距離感を身体によみがえらせる動作なのです。

 腕は添え物、体幹の動きを再現することでイメージを作っていきます。
 
 
 距離感を身体に呼び起こす素振りなのに「ビュンビュン」振り回す人がいます。
 腕を使ってです。
 これは下手Pゴルファーです。
 この素振りは、「本降り」の再現になっています。
 視界に動く腕が入ります。視界に入ると貴重な情報として「本降り」のときに筋肉にフィードバックされます。
 距離感をイメージする素振り(体幹の動きのチェック)だったのが、その感覚は打ち消されます。よみがえるのはただ腕のスピードだけです。「見たまま動く」のが腕の筋肉です。腕から先の筋肉は器用なのです。リスポンスビリティー(よく反応する)な筋肉群なのです。

ティーショットの素振りは、スイングの再現ではありません。

■練習場では手順(ルーティン)を確立しましょう。
 イメージの距離感を呼び戻すルーティンです。

 1)ボールをティーアップする。
 2)飛球線(放物線)をイメージするため後ろからボールを覗く。
 3)覗いたままとイメージしながらゆっくり素振りする。
   ①練習場は狭いので覗きながら素振りできません。
   ②飛球線にボールを載せてあげるイメージで、クラブヘッドを動かす。
   ③素振りは1回でOK。最高で2回まで。3回するとイメージが崩れます。
 4)飛球線に合わせてヘッドをクラブを置く。
   クラブの位置が決まる⇒スタンスが決まる⇒肩の線が決まる
 5)「構える」ではなく「収める」クラブの位置と姿勢を心がける。

 6)ワッグル、フォワードプレス、握り直し・・・自分の始動動作の形を作る。   (真似るのここ! プロや名人、シングルさんからここを盗もう)


■200m先の永遠と思われる距離感。
 それを養うのは正しい手順で正しいスイングを作るしかありません。

 たくさん数を打つことではなく、正しい手順で1球1球大切に打つことです。

 200m先に正確にボールを飛ばすには正しいゴルフスイングを身につけるしかないのですから。


【画像】
200y先のイメージが壊れないうちにスタンスをとる。
5Wでのティーショット。




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イメージの距離感

2005年12月12日 | 実戦ラウンド
■「寄せの距離感」は見た目の距離感、つまりおよその距離感です。
 言い換えると「直感」です。

 ピンまで23yという正確な数字より、
 「あそこに入れてやる」と思ったときのヒラメキのほうが大切です。
 ヒラメキこそ距離感、つまりスピードです。

 それを得るには練習しかありません。
 実際にボールを打って身につけるしかりません。
 部屋の中では方向は作れても、距離はできません。

 それが先週まででした。

■対して「永遠距離感=イメージする距離感」とは200m先の距離感です。
 言い換えると「空間距離感」です。

 200m先の10m四方の面を想像するのは、ゴルフだけの世界です。

 200m、約220y先のカップを狙う人はまずいません。
 やはり面です。広がりです。

 確かベン・ホーガンの逸話として、練習場でギャラリーに「200y先の看板を 狙って当てられるか」と言われ、彼は「真ん中の0か、それとも右端の0か」と 答えたそうです。
 ベン・ホーガンクラスの名人だと200m先を「点」で狙えたかもしれません。

■220y先の距離感はイメージです。
 あまりにも遠いと測量器で測るような直線で距離感は作れません。
 今までに経験したショットによる放物線でイメージするしかありません。

 放物線ですから、3次元の空間図形になります。

■220y飛んだかどうかはを知るのは、
 打球音、ボールの発射スピード、ボールが空気を切る音、放物線の高さ、
 そしてボールの滞空時間です。

 ボールが着地する以前に、同伴競技者は「ナイスショット」の声をかけます。
 それは、打球音とか放物線の高さとか滞空時間などで瞬時に判断するからです。
 たまに初心者が一緒だと、とんでもないボールに対して「ナイスショット」と声をかけます。
 それは彼が220yと言う距離感を体験したことがないからです。

■220yの遠い距離はイメージする距離です。
 イメージしたいから、プレヤーはしつこくキャディさんに聞きます。
 「220? 本当に?もうちょっとあるんじゃないの」
 「エッジから15yですから、正確には222yです」

 イメージの世界では「220y」と「222y」には違いがあるのです。
 「それは距離の差ではなく「0」「2」というイメージの違いなのです。

 つまり、我々は「イメージ」に対してボールを打ち出していたのです。
 目標地点に対してボールを打ってはいませんか?
 200m先の目標地点に打っていたのではなかなか上達しませんよ。


■ゴルフが上達すればするほど、長い距離は正確な数字を欲しがります。
■そしてゴルフが上達すればするほど、短い距離は直感を大切にします。


【画像】「100号記念プレゼント」大だみだクジ
 37人分の37本の直線を引くのに苦労しました。37を3組にわけ(12、12、13)、それぞれの組を「息子」「黒猫マーチ」「白猫ピッピ」に引かせました。
 当った3人の方、おめでとうございます。よい年が迎えられますように。
 当らなかった34人の方、残念でした。次があなたの番かもしれません。
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寄せの距離感のつづき

2005年12月09日 | 実戦ラウンド
■「寄せの距離感」については昨日の記事が全てです。
  あれ以上も、あれ以下もありません。

 貴方は30m先の直径10センチの穴凹を本当に狙っていましたか?
 狙わないと入らないし、寄りません。つまり「距離感」は出ません。

 距離とは特定されたA地点と別の特定されたB地点の間の長さです。
 A地点は目の前のボールの位置。
 なのにB地点は30m“くらい”先の“だいたい”あの辺りでは、距離が確定しません。

■ある時期、30mの寄せを歩測していたことがります。パターのときも。
 (同伴競技者に迷惑がかからない範囲で)

 それを見ていた片手ハンディさんが言いました。
 「歩測すると距離は分かるけど、距離感はでないよ。だって動くのはボール。自分が動いていたんでは距離感がかえって分からなくならないか」

  
■プロの試合を見ると、寄せる前にグリーンに上がって確認しているシーンを見ます。
 あれはラインを確認しています。あるいは落としどころかもしれません。
 カップまでの距離を測っている人はいません。

 距離感とは見た目です。
 見た目が、腕の振り幅を決め、インパクトの強さを決めます。

■練習は昨日の方法以外にはありません。
 納得が行くまで取り組んでください。

 ポイントは方向の安定。
 ボールが動く線上をヘッドが動くように合わせます。
 自分が打ちたい方向にボールを合わせないように!
 こうすると、ボールの位置により手首をこねたりします。

■距離感の養成は近くから遠くに。
 10y、15y、30y、60y。最初は5球ずつ狙っていきます。
 次が4球、3球、2球、1球。
 5×4、4×4、3×4、2×4、1×4で合計60球。
 60球×3セットで、早くても1時間はかかります。


 
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寄せの距離感

2005年12月08日 | 実戦ラウンド
■「方向」は努力、「距離感」は才能といわれます。
 才能といわれると無力感がただよってしまいますね。

■【相対性ゴルフ論】と名付けた上には「才能」と片付けるわけにはいきません。

 「距離感」は英語では「スピード」といいます。
 「スピード」ならは練習すれば何とか身につくのではないか、と昨日お話しました。

 実際、ハンディが少ない人ほど、距離感が良くなります。
 ハンディ30の人はメチャクチャ。
 ハンディ16の人は時たまノーカン(このとき大叩きします)。
 ハンディ5の人はいつでもバツグン(寄せワンが利きますからどこからでもパーが拾えます)。

■ハンディに反比例して「距離感」は身につきます。
 才能があったから「5」になったのでしょうが、「5」の人はゴルフ環境が整っています。練習環境と練習方法がバツグンなのです。

 練習のやり方と内容次第で、誰でも「距離感=スピード」は身につくはずです。

 「ただし時間がかかる」
 教わる方も根気が必要だし、教える方にも根気が必要です。
 だから、「才能」に逃げ込んでいたのではないでしょうか?


■「距離感」には3つあります。
1)永遠(遥かな)距離感=イメージする距離
 広々とした200m先のフェアウィーのどこを狙うかという「遠い距離感」。
 これはゴルフだけの世界です。
 他のスポーツで体験できる世界はせいぜい100mです。

2)到達(体験できる)距離感=落とす距離
 80m以内の歩いて遠近を体験できる距離感。
 ボールを投げたりけったりする距離感です。
 いわいるショートゲームといわれるものです。

3)日常(触れる)距離感=狙う距離
 30m以内のカップに入れる距離感です。
 パターが多いようですが、短い寄せの世界でもあります。


■今日はその短い「寄せの距離感」です。
 今までに「月一」では3つのことを指摘しました。

1、30y先のカップを狙う場合、100y先の目標物に方向を合わせる。
2、「寄せ」は転がす(こういうと「ランニングだ」「パターの転がしだ」を早とちりしがちです。そうではなく、転がる距離を長くする(ラインに乗っている時間を長くする)「寄せ」ということです)。
3、「寄せ」は目の高さにボールを出す(高く上げない)。


■「寄せ」でカップを狙うにはこの3つしかありません。

「1」は方向を定める、「2」はラインに乗せる、「3」はできるだけ真っ直ぐ打つ(ボールをできるだけタテに回転させる)。

この3つには腕の「スピード」や「距離感」といったものは特別に考慮されていません。

■距離感の情報は目からが95%以上です。
 「上がっていますよ」「右からは速いですよ」「25yはありますよ」・・・
 言葉や文字による情報はわずか5%。

 30m以内は「日常距離感」=触れる距離感といいました。
 目から入った情報をもとに、距離を感じます。
 見た目そのままの距離感なのです。

 つまり30y先のカップを狙った瞬間から、腕の振り幅やスピードは決まってくるのです。
 狙わないと距離感は出ないのです。

 PWで「8時20分の振り幅が30y」なんて信じていませんか?
 もちろんそういうときもあるでしょう。でもそれは、教える側の感覚です。

★振り幅が先にあって、その結果として距離があるのではありません。
★狙った距離があって、その結果として振り幅(スピード)がついてきます。

============================お願い======
最近、「“入った”ではない“狙って入る”パター」とかいうテキストを見かけます。あれは、当たり前のことなのです。書いた人がそのことを理解しているかどうか。「高い」ので買っていません。どなたか購入した方がいましたら、感想をお知らせください。
=====================================

■狙わなければ入らない、つまり寄らない、つまり距離感がでない、のです。

 では普段の練習ではどうすれないいのか?

 基本は方向です。
 方向がブレたら、どうしようもありません。

 50y先を狙う場合、100y先の柱や木をスパット(目標点)にします。

 ボールが飛び出す線に合わせて、ヘッドが動くようにセットします。
 飛球線にスイングプレーンを合わせるのです。

 多くの人が、スイングプレーン(自分が打ちたい方向)にボールをセットします。
 動くのはボールです。
 ボールが動く線にそってスイングプレーンが決定し、スイングプレーンが決定するからスタンスが決まります。ボールのあってはじめて自分の位置が決まります。


■距離感をつくるには「方向」の安定がまず必要です
 
 「方向」に自信が持てるから、距離をあわせることができるのです。

■練習方法 

1、ボールをボールで狙う。これはすでに紹介しました。
  だんだんボールが遠くになっていきます。集中力を養いましょう。
2、よくカゴが設置されているところがあります。それを狙う。
3、自宅や公園にボールカゴを設置し、3~5mを狙います。
  10m先を狙うのは練習場だけにしてください。
4、自分の部屋で、1~2m先の机の脚を狙う。脚にはタオルを巻く。


■短い距離感は「見た目」が大事です。
 15yと18yに大した違いはありません。
 実は、腕の振り幅はほとんど同じです。
 「見た目」の感覚で打つ強さにコンマ1mmの強弱をつけるだけです。

 「見た目」を信じる、つまり「自分」を信じないと「距離感」は出せません。


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距離感て何?

2005年12月07日 | 実戦ラウンド
■ゴルフは距離感のスポーツです
 空間認知のスポーツといいかえてもOKです。

 見た目には平らでも、屋外の芝は決して平らではありません。
 ティーグランドもフェアウェーも、そしてグルーンも。

 3次元の世界にどう対応するかを推測するスポーツです。
アンジュレーション、傾斜、うねり、凸凹・・・
 その中をボールが進みます。
 
 空間には何もない、と思うかもしれません。
しかし、風、空気の重さ、気温、湿度。
空間にも、ボールの動きを妨げるさまざまな要素があります。


■その中で方向を決めます。ボールを打ち出す方向です。
 
 方向は努力である程度極めることができます。
 しかし、距離感は持って生まれたもの、と言われてきました。
 本当でしょうか?

■ 日本語では「距離感」です。
 自分とある物までの長さ、それが距離です。
 「距離感」というと何か絶対的な気がします。
10mには10mの、18mには18mの距離差といという絶対的な相違がありそうな気がします。
だから、持って生まれた「才能」が決め手だと思われがちです。

 ところが、英語では「スピード」と言います。
 ボールを打ち出すクラブ(=腕の振り)のスピードなのです。
 遠い近いという物理的な距離の差ではありません。
 腕の振り方の速い遅いの差なのです。
 10mのスピードと18mのスピード。ただ、腕の振り方による違いでしかない。
つまり相対的な距離の差なのです。

プレーヤー自身で違いをつけられる差です。
「才能」も必要でしょうが、スキルアップによって解決する問題なのです。

■100号記念品の募集で多くのご意見が集まりました。
 その中で多かったのは「距離感」を身につける方法でした。
 かなり困難な問題ですが(言葉で表現しづらいと言う意味で)、
 今日から何回かにわけてトライしてみます。よろしくお願いします。
 



「いろは」の「い」はグリップ

2005年12月06日 | 実戦ラウンド
■アマチュアは素振りが少ない。
 下手Pほど素振りが少ないようです。

 冬場こそスイングの土台作り。
 自宅で素振りをしましょう。
 駅のホームで傘スイングはダメですよ!

 あるコンペの朝のスタート。
 1番ティーグランドに、キャディさんが登場。
 自分のドライバーを抜いたと思ったらいきなり素振り。
 バックスイングで後ろに立っていた人の鼻に当ったのを見たことがあります。

 自宅で素振りするとしたら夜が多いようです。
 周囲に誰もいない安全なところでやりましょう。

■スイングの「いろは」の「い」はグリップです。

 「グリップに始まりグリップに終わる」 
 「グリップの下手な人は一生ゴルフが上手になれません」

 あのジャック・二クラスさえ
 毎年のシーズンオフに「姿勢とグルップ」をチャックしてもらうそうです。

■グリップのスタイルはいろいろあります。

 両手の関係で
 1、オーバーラッピング(左手のヒトサシ指の上に右手の小指を乗せる)
 2、ダブルオーバーラッピング(左手に右手の薬指と小指を乗せる)
 3、インターロッキング(左手のヒトサシ指と右手の小指を絡ませる)
 4、ベースボールグリップ(両手を重ねず、くっつけるだけ)

 要は2つの手をできるだけ1本に近い感覚にして握りましょうということです。

 握りの深さの関係で
 1、パームグリップ(主に左手のことで、指が短い人が手の平で握る)
 2、フィンガーグルップ(主に左手のことで、指で握る)

 握りの角度の関係で
 1、ストロンググリップ(主に左の手の甲の向き、画像がないと説明しづらい) 2、ウィークグリップ(主に左の手の甲の向き、   〃         )

 この他にも手首の角度、右手の支え方など、いろいろあります。

■しっかり握りましょう。
 野球バットやテニスラケットに比べて、クラブのグリップ(ここでは握る部分)は細くなっています。しかも一番長い道具です。
 スイングすると心もとない感じがします。

 要は馴れです。「ガシッ」とした鷲掴みの握力は必要ありません。
 素振りしてクラブがすっぽ抜けなければOKです。
 クラブがすっぽ抜けない最小限の握力で握りましょう。

 ここでも素振りが大切ですね。

 ご心配なく! ボールが当る瞬間はしっかり握っているものです。

 
■普段の練習はボールペンです。
 ゴルフクラブのグリップより細いものを使います。

 ヒトサシ指と小指を絡ませ、ボールペンを握ります。
 このとき、2本の親指が1本になるように握ってください。
 よく「雑巾を絞るような」と言われますが、近頃雑巾なんて絞りません。
 ファミレスで出てくるビニールに入ったオシボリ。
 あのオシボリを握った感じです。

■椅子に腰掛けたまま「1、2、3」と3回強めに握ったら一休みです。
 胸に前で握ります。強さを目で確認します。
 体の中央で握ることで左右差をなくします。

 一休みは両手を下ろして、両膝の間に起きます。
 座ったまま得意の7番Iのスタンスをとっているとイメージします。
 両膝の感覚は実際のスタンスと同じ幅で。
 ヒジの角度と手首の角度もできるだけ同じ角度で。
 
 一休み中の握りの強さがグリップの強さです!
 「1、2、3」でしぼるときはインパクトの強さです。

■このドリルは立ってすると、力が入りすぎます。
 座ったままで十分です。

 座ったまま、「廣野」の5番152yパー3を7番Iで狙います。
 バンカーに囲まれた砲台グリーン。
 前後左右に15yずれたらグリーンを外します。
 「グリーンに乗っても手を叩くな」、これが「廣野」のルールです。
 
 ここは安全に真ん中狙いです。
 イメージがわいてきました。ボールペングリップが汗ばんできます。
 チラッと左(ターゲットライン)を見ます。
 と、そこに部長の顔が! アッ、会議中でした。

 ボールペンという細いものを握って、違和感がなくなるまで握ります。
 違和感がなくなるとは、「これならクラブを触れそうだ」という感じです。

■退屈な会議中に最適なドリルです。
 ゴルフのことを考えれば、眠気も起きませんし、あくびもでません。




 



 

冬こそ素振り

2005年12月05日 | 実戦ラウンド
◆全国から雪の便りです。
 これで雪の多い地方はゴルフラウンドから当分はおさらばです。

 今年の冬は寒そうです。

◆寒い冬こそしっかり練習しておきましょう。
 ゴルフシーズンになると、ゴルフ場ですればいいや、なんて言いながら、実はあまり練習せずにラウンドです。
 ゴルフ場の朝練習は、その日の銚子を見るところです。
 欠点を矯正するドリルはできません。

◆冬こそ素振りです。
 ボールがないと誰でも、きれいなスイングです。
 ほんとに見違えるようにビュンとスイングできます。

 ところが、ボールを目にしたとたん、ギッコンバッタン。
 ギクシャクスイングになってしまいます。

 いろいろ原因はあります。

 素振りスイングは理にかなっていることは事実です。

◆アベレージゴルファーは素振りが圧倒的に少ないようです。

 毎日(できれば)、家で100スイングしてください。
 ゆっくり形を気にしながら30スイング。
 出来るだけヘッドスピードを上げて50スイング。
 またゆっくり形を気にしながら30スイング。

◆100スイングを3ヶ月続けてください。

 ゼッタイに飛距離、方向とも格段に進歩しています。
 
 汗もかきます。ダイエットにも最適です。