NHK大河ドラマ「西郷どん」が始まりました。ドラマですので脚色もずいぶんとありますが、幕末から明治にかけての激動の時代は人の出会いもまた想像をはるかに超えることも多かったでしょう。幕末でなければ、西郷隆盛もまた薩摩藩主島津斉彬に出会うことも同じ薩摩でも身分の違いからなかったことでしょう。西郷隆盛と勝海舟も天璋院篤姫や皇女和宮にも、また会えるはずのない身分の差がありましたが、この4人が江戸城無血開城の時にそれぞれに違いはありますが、お互いの信頼関係がなければ事は成しえなかったと思います。そして最初から信頼関係があったわけではなく、最初は敵対関係であったり、犬猿の仲であったり、それぞれが難しい立場、そして逆境の中にあったればこそ、それをお互いが乗り越えて深い信頼関係を築いていったのだと思います。歴史の中で天璋院篤姫や皇女和宮は出てきても、その苦労の過程、逆境の乗り換え方まではなかなか読めません。今まさにそれを興味深く読んでいるところです。現代もまた苦難、逆境の真っただ中。こんな時こそ、じっくりと歴史を見直すときでしょう。
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