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勝海舟の人生を振り返る(6)-免職・暇げな風貌

2017-07-01 19:46:55 | 日記
元治元年(1864年)11月10日、勝海舟は免職となり寄合となります。これは無役のこと。軍艦奉行となり神戸幕府海軍操練所開設や海軍私塾など勝海舟にとっては将来の海軍、日本を担う若者を育成するという生きがいを感じていた時期でもありました。海軍塾の塾生が池田屋事件に関わり幕府から危険分子をかかえていると疑いをかけられ免職になりました。将来の希望を持って関わった勝海舟とっても塾生にとっても残念なことですが、保身に走らず、免職を受け入れて江戸に帰ります。ここからが勝海舟らしいところで免職を後悔もせず、暇になったからと、これ幸いに読書に励みます。また、人物との交流もかかしません。免職直前の9月11日は大阪で初めて西郷隆盛に会っています。ここらへんが勝海舟の面白いところで、この時期の人材交流や読書が、いよいよ幕末・明治維新にかけて活かされてくるのです。
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