足尾鉱毒問題を追及した人間・田中正造の苦しみ悩んだ生涯を書いた「岸辺に生うー人間・田中正造の生と死」(水樹涼子・随想舎)を本屋で手に取り思わず買ってしまいました。副題の通り田中正造の生涯を書いた書ですが、その生涯は苦しみと悩みの連続でした。命に関わる切実な問題を被害民の立場に立って悩み苦しみ行動してきた田中正造の姿を感じます。人間は苦しみ悩むからこそ人間らしくなると田中正造が教えてくれているようです。今から百年前に亡くなった田中正造を思い起こし、今、原発問題に直面している私たちは苦しみ悩みながら進むべき道を探し行動すべき時が来ているのでしょう。
goo blog お知らせ
プロフィール
最新コメント
- アシェラッド/ボロボロの人生の中で歴史を楽しむ
- 舶匝/どうも人間がシステムに誘導されているようだ
- 舶匝/空っぽの器ーメディカルカフェの意味を考える
- 舶匝/空っぽの器ーメディカルカフェの意味を考える
- 前世占い師エティース/HPVワクチン被害者の生の声を聞いて
- もののはじめのiina/三舟(勝海舟・山岡鉄舟・高橋泥舟)の明治の生き方
- 舶匝(@online_checker)/昭和の動乱の根底にあるものー重光葵の視点
- 舶匝(@online_checker)/新しい生活様式は歴史と哲学から
- 舶匝(@online_checker)/歴史から見る危機の脱出ー松平定信・上杉鷹山
- 片平洌彦/人様にご迷惑をおかけしてー救急車で運ばれてしまいました