29日金曜日の夕方の首相官邸前には新聞記事によると集まった市民は10万人といいます。私は参加できませんでしたけど、29日の数日前からツイッターや様々なメーリングリストから呼びかけや誘いの書き込みが大変多く流れていました。薬害肝炎や薬害イレッサなどで首相官邸前の行動に参加したことはよくありますが、これほどの人数になったことは過去にないでしょう。あるとすれば60年安保の時の学生が国会に突入した安保反対のデモ行進ぐらいでしょう。しかし、今回の首相官邸前の行動は機動隊が出動したものの60年安保の時のように衝突はなく参加者は冷静に行動したと言います。私はかって薬害エイズが解決に向かって動くさなか厚生省を取り囲む「人間の鎖」を体験したことがありますが、あの時も厚生省前に大勢の人々がつめかけ警察との衝突はなかったものの警察が対応に苦しんでいたことを憶えています。様々な人々が薬害エイズに関心を持ち一人一人の意思で大勢集まったことが民意となり政府を動かしたのだと思います。今回の行動も脱原発の流れの中で一人一人の意思が首相官邸前まで足を運び大きな民意となりました。この民意に野田政権はどう対応するのか、民意を無視して真の政治は成り立ちません。
goo blog お知らせ
プロフィール
最新コメント
- アシェラッド/ボロボロの人生の中で歴史を楽しむ
- 舶匝/どうも人間がシステムに誘導されているようだ
- 舶匝/空っぽの器ーメディカルカフェの意味を考える
- 舶匝/空っぽの器ーメディカルカフェの意味を考える
- 前世占い師エティース/HPVワクチン被害者の生の声を聞いて
- もののはじめのiina/三舟(勝海舟・山岡鉄舟・高橋泥舟)の明治の生き方
- 舶匝(@online_checker)/昭和の動乱の根底にあるものー重光葵の視点
- 舶匝(@online_checker)/新しい生活様式は歴史と哲学から
- 舶匝(@online_checker)/歴史から見る危機の脱出ー松平定信・上杉鷹山
- 片平洌彦/人様にご迷惑をおかけしてー救急車で運ばれてしまいました