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仁淀川日記

土佐を流れる清流・仁淀川や、高知の自然、身の回りのできごと、日常の風景を写真で紹介

JR四国と土佐くろしお鉄道

2007-04-06 11:59:49 | 旅と出会い
青春18きっぷを使って、四国一周をしてきました。
ルートは、須崎~窪川~宇和島~松山~高松~徳島~阿波池田~高知~須崎と、各県庁所在地を右回りに二泊三日で移動しました。


(須崎駅)

一日目は須崎駅まで車で行き、「車deトレイン」という駅構内駐車場に二日間は無料で止めることができるサービスを利用します。
先ずは須崎発8時03分の普通列車に乗り込みます。DC2両編成ですが、1両に20人程度といった感じで、ボックス席を一人で占めることができました。窪川までは車でよく移動しますが、鉄道では久し振りです。国道とはちがう景色が楽しみです。


(安和駅)

安和駅で左側に太平洋が見えてきますが、どんよりと曇った空で、残念ながら碧い海ではありません。土佐久礼を過ぎると列車は山の中に入り、いくつものトンネルをくぐりながら急勾配を登り影野駅に到着します。影野では交換列車があるわけではないのですが、坂道を登ってきた疲れを取るように小休止。この辺がローカル列車の特徴でしょうね。


(影野駅)

土佐久礼のあたりでも山肌が切り開かれて自動車道の工事が行われていましたが、影野から窪川まで、線路に沿った山肌は木々が伐採され、赤い土が見えているところが続きます。ローカル鉄道と高速道路の競争となれば、その優位性はあきらかに道路にあるといえるでしょう。それでも、土佐の山々を切り開いて伸びていくその途中を見ていると、自然破壊のすごさを実感します。


(窪川駅)

影野を出た列車は、美味しい仁井田米を育てる台地をひた走り、終点の窪川駅に8時49分定刻に到着しました。ここでは次の予土線の宇和島行き普通列車の発車(10時01分)まで1時間以上時間があります。


窪川駅は旧国鉄の土讃線終着駅として昭和26年(1951年)に開業しました。その後、土佐佐賀、中村と延伸していきましたが、昭和63年には窪川以西がJRから土佐くろしお鉄道に移管されました。因みに、窪川から宇和島に向かう列車はJRの車両ですが、予土線は窪川の一つ先、若井駅から北宇和島駅間となっています。このため、窪川~若井間はJRではなく、土佐くろしお鉄道(TKR)の線路を通ります。


(JR窪川駅)

青春18きっぷではJR線は乗り放題なのですが、他社線を通る場合は当然ですが別料金が要ります。このため、JR窪川駅の隣にあるTKR窪川駅に切符を買いに行ったのですが、日曜日(4月1日)は窓口業務は休みますという表示が掲げられており、切符は買えませんでした。JRの窓口に行ってみると、ここではTKRの切符は発売できないので、車内の車掌か、到着した駅で精算して下さいとのこと。但し、若井から先のJR駅への切符は販売しているので、なんか変な感じです。とにかく、切符は持たずに乗りなさいと言うことのようです。
(この日の天気は

青春18きっぷ

2007-03-25 14:11:14 | 旅と出会い
「JR発足20周年・青春18きっぷ」を買いました。


(右:ヒメウズ)

いままでも興味はありましたが、なかなか普通列車で旅をするという余裕がありませんでした。しかし今年は、JRグループ発足20周年記念ということで通常11,500円のものが8,000円で販売されています。このため思い切って買ってみました。


(左:カラスノエンドウ、右:カスマグサ)

ご存じの方も多いとは思いますが、青春18きっぷはJR路線の普通列車自由席に限って、5日間(若しくは5人で1日)乗り放題という切符です。普通列車に限ると言っても乗り継ぎさえうまくいけば、高知(5:27発)から東京(23:46着)まで1日で行けます。さすがに18時間も乗りっぱなしというのは辛いですが・・・・


(左:キュウリグサ、右:スズメノエンドウ)

しかし、こんな無茶はもう身体が受け付けませんので、とりあえず四国一周を計画しています。朝もゆっくり、夕方も早く着くようにしてただ今、ルート計画中です。

石鎚山

2006-10-18 22:38:01 | 旅と出会い
石鎚山は標高が1982mあり、四日本の最高峰です。




今の時期は多くの登山客で賑わっていると思いますが、私は車で瓶ヶ森スーパー林道、石鎚山スカイラインと走ってきました。






これらの道路は、石鎚山の東側から南方を巡り、南西側に抜けています。いつも見えているというわけではありませんが、所々で形を変えて目を楽しませてくれます。

瓶ヶ森スーパー林道

2006-10-16 23:18:24 | 旅と出会い
あまりの好天気に思い立って、瓶ヶ森スーパー林道に行ってきました。

<瓶ヶ森林道

伊野から国道194号を北上し、寒風山トンネル手前から旧道に入り、狭い道を登っていくと、旧・寒風山トンネルの入り口手前から左に、林道が走っています。ほとんど全線が1~1.5車線の狭い道ですが、そこここに待避所があり、無理をしなければ(早めの待避)離合に苦労することはありません。しかし、カーブミラーはあるもののブラインドカーブが連続しており、気を抜く暇はありません。


平日と言うこともあってそれほどの混雑ではありませんでしたが、紅葉が見頃を迎えており、休日にはそうとう、混雑するのではないでしょうか。
途中で、パトカーと行き会いました。こんなところまで交通監視かと思っていましたら、途中で止まって幾人かの人たちと崖下を覗いています。何らかの事故があったのかもしれません。くれぐれも安全運転が望まれます。


車を止めて写真を撮っていると何人かの方が止まって声を掛けてくれました。そのなかの1台は、「この道はどこに続いているのでしょうか?」との質問。このような山道に行き先も考えずに入り込んできたのでしょうか。「寒風山につながり、そこから西条やいの町に続いています」と教えてあげましたが・・・・


もう一台は午後5時前、石鎚スカイラインに向けて下っていたところで「西条に行けますか?」と問われました。確かに続いてはいるのですが、こんなに遅い時間にあの狭い道を抜けるのかと心配しましたが、行けるのでしたらOKですと、登っていきました。お気をつけてと声を掛けましたが、大丈夫だったでしょうか・・・・

新宿・末広亭

2006-10-10 22:58:47 | 旅と出会い
さて二日目は寄席の老舗、新宿の末広亭へ行きます。
でも、末広亭は昼からの公演ですので、午前中は無料で高いところに登って東京を見てみようと言うことで、東京都庁を訪れました。


都庁第一庁舎には南北、二つの展望室があり、無料で開放されています。但し、月曜日か火曜日は、どちらか片方は休館となります。ということで今日は、南館がオープンしていました。


専用エレベータ前には既に、30名ほどが列をなしていました。それでも、15名ほどが一度に乗り込めるため、5分ほどで乗り込むことが出来ました。ただ、事前に持ち物チェックがあり、鞄などは開けてみせることが必要です。


展望室は45階、地上から約200mの高さにあり、ほぼ360度を見回すことができます。今日も天気はいいのですが、遠くは霞んでおり、山並みは見えません。
都庁は新宿の高層ビル群のなかにあるため、北から東に向かい、南西側までは大きな建物が一面に見えます。

しかし、西に目を転じると、多少は高いビルがあるものの、低い町並みが遠くまで広がっています。そして目の下には明治神宮の緑や、新宿公園も広がっています。そのなかに青いビニールシートも見えます。だいぶん少なくなったとはいえ、ホームレスの住まい(?)がまだまだ残っているのはやはり、胸が痛みます。


都庁を出て新宿駅に向かうと、おなじみのスタジオ・アルタがあります。11時過ぎでしたが、今日も「笑っていいとも」の放送があるのでしょう、アルタ前には大勢の人垣が出来、タレントの到着を待っているようでした。


そこから10分ほど歩くと”末広亭”があります。小さな路地の様な通りに登り旗が立っていますが、初めて来る人にはわかりにくいかも知れません。会場は11時40分とのことで、すでに50人ほどの人たちが並んでいました。
開演10分ほど前に三味線と太鼓の音に送られて前座さんが出てきます。お名前を失念したのですが、一生懸命演じる姿は清々しく感じました。


さて、12時からはスケジュール通り、10月上席の楽日公演です。この日は林家きくお、林家正蔵、春風亭小朝などが出演、主任(とり)は林家いっ平でした。
末広亭はよく、テレビ放送などもありますが、やはり生の場は違います。早くに並んだため最前列の席で聞きましたが、マイクを通さない生の声を堪能しました。それと、寄席だから出来ることだと思いますが、固有名詞がどんどん出てきて笑いの種にされてしまいます。


末広亭に初めて行ったのは学生のときでしたから、かれこれ40年も昔のことになります。椅子は新しくなったので腰がいたくなることはありませんでしたが、外観も中の造りも変わっていません。1階は中央に椅子席、さして左右は座敷。2階は全て座敷で、座布団を敷いて座ります。

お昼の12時から、途中15分ほどの休憩を挟んで4時半まで、昼の部を堪能しました。帰りの飛行機の関係から席を立ちましたが、入れ替えはありませんので、夜の部は午後9時まで、2,700円でずっと聞いていることも出来ます。


寄席も若手が増えました。正蔵もそうですが、小さんも息子が継ぎました。今回は圓菊さんや扇橋さんも頑張っていましたが、自分の年齢を考えずにお年を召されたなと感じました。でも、円熟芸といったらいいのでしょうか、安心して古典落語を楽しむことが出来ました。

スバル360

2006-10-09 21:26:03 | 旅と出会い
9日~10日と東京に行ってきました。
錦糸町「すみだトリフォニーホール」で行われるコンサートにお招きをいただき、久し振りに東京を楽しんできました。


この日はほとんど雲のない晴天となりました。残念ながら飛行機では通路側の席しか取れなくて、ほとんど外を見ることができませんでしたが、羽田空港からはしっかりと富士山の姿を拝むことが出来ました。


コンサートは午後2時からということでまず、両国の江戸東京博物館を訪れました。今日が「始皇帝と彩色兵馬俑展」の最終日ということで、特別展示館は大混雑でした。入り口付近は身動きもとれない状態で、とにかく中に進みましたが、これだけ混んでいると鑑賞するという雰囲気にはなれません。
会場ではFM式の解説器を貸し出していましたが、それを使っている人たちは説明が終わるまでその前に立っているため、なかなか動きません。また、耳がふさがっているためか回りの雰囲気がつかめず、人の流れをブロックする人が多くいました。それでも、表題の彩色兵馬俑も何体か展示されており、見るべき価値はありました。



続いて常設展示の江戸東京博物館に回りましたが、人が多いことには変わりはありませんが、スペースが充分にあるために楽でした。江戸から東京へと変わっていく姿を復元建築などで展示していますが、こちらもなかなか見応えがありました。
特別展示のほうは撮影禁止でしたが、こちらでは貴重な資料などを除いて原則、自由です。なおかつ、フラッシュを使ってもいいところにはフラッシュが光ったカメラのマークがつけられており、写真を撮りたい人にはうれしい場所でした。


その中で私が気に入ったものは、表題にもしましたがスバル360の展示でした。多少のレストアはなされているかもしれませんが、新車同然の輝きを保っており、うれしくなりました。学生時代、ゼミの教官がこれに乗っており、免許取り立ての私に運転させてもらったことを懐かしく思い出しました。

さてコンサートですが、すばらしい演奏でした。はるばる高知から出かけてきた甲斐がありました。会場ではまた、思いがけない方ともお会いでき、楽しいコンサートになりました。

SL急行がやってくる

2006-08-31 16:50:42 | 旅と出会い
JR四国が昨日(30日)、11月下旬に高知~須崎間にSL(蒸気機関車)による急行列車の運転を行うと発表しました。
編成は、SL「C56」に14系客車4両(定員264名)を連結するそうで、全席指定の”急行列車”として運転されます。
なお、SL急行の名称は「土佐二十四万石博 一豊&千代号」という長い名前ですが、おわかりのように今、高知城周辺で開かれている土佐二十四万石博を盛り上げようという企画のようです。


高知県では5年前、高知~土佐山田間に「SL土佐龍馬号」が走ったことがありますが、高知~須崎間では、昭和43年に蒸気機関車の運行が廃止されて以来、実に38年ぶりの走行となります。
また、全国各地で急行列車が廃止されて特急列車になっていくなかで、SL急行として運転されるのもうれしい限りです。


今回の高知~須崎間には急勾配の斗賀野峠があります。5年前のSL運行も、急坂を避けて高知から平野部を東方向に走りましたが、今回は仁淀川を越えて西に走ります。SLの魅力には坂道を登るときの豪快な煙があるのですが、C56だけでは馬力不足のため、後方にディーゼル機関車を補助として着けるそうです。それでもSLの醍醐味は期待できますね。


因みに、運行期間は11月23日から26日まで、一日1往復の運行です。詳しいことは上のJR四国のホームページをご覧下さい。

モネの庭・マルモッタン

2006-07-31 19:48:06 | 旅と出会い
この暑い最中、やっと北川村「モネの庭」マルモッタンに行ってきました。

モネの庭




フランス・ジヴェルニーの池から贈られた青い睡蓮が咲いていると言うことで訪ねましたが、今年の長雨と酷暑で花が咲かないそうです。それでもいくつかの花があり、それなりに雰囲気を味わうことができました。


月曜日ということで人出は少ないと思っていましたが、愛媛からの観光バスが4台も来ており、けっこう賑わっていました。それでも、その集団が通り過ぎると静かなもので、睡蓮を求めてやってきたカメラマンも三脚を据えてじっくりと撮っていました。


モネの庭は、売店やレストランのある管理棟を含めた花の庭と、睡蓮が見られる水の庭に分かれています。駐車場に着くと「水の庭・チケット売り場」と書かれたボックスと、アーチのある入り口(こちらには入場券売場の表示無し)があります。
ちょっと迷ってから、「水の庭・チケット売場」で入場券を買いましたが、水の庭を見学し終わると一旦、駐車場に出ます。そしてアーチをくぐって本館に入るのですが、その中にもチケット売場があります。


鞄の中にチケットをしまっていたので探していると、あちらで購入されていたら構いませんよと、そのままチケットも見ずに通してくれました。
さて、花の庭ですが、やはり盛夏には花の種類も限られてしまいます。ちょっと残念でしたが、春や秋にはまた、賑やかな花畑になることでしょう。

マイレージ

2006-07-24 20:19:51 | 旅と出会い
最近は年に数回、利用するかしないかという頻度になりましたが、ANAから新しいマイレージ・カードが届きました。


今までは単に、利用した距離に応じてマイルが積算されるだけでしたが、このカードは財布(現金支払い)機能が付いたそうで、加盟店で現金の代わりに支払いができるそうです。もっとも、当然ですが事前にこのカードに現金情報を入力しないと使えません。


また、インターネット経由で航空券を予約、購入した場合は、このカードを搭乗口の器械にかざすだけでチケットレスで搭乗できるそうです。簡単と言えば簡単ですが、搭乗券が無いまま空港に行くのは心配です。


先日、近くの旅行代理店で航空券を購入しました。このときは電話で予約して受け取りに行ったのですが、渡されたのは航空券ではなく予約番号の入った引換証でした。航空会社では徐々にチケットレスにしているそうですが、この引換証は航空券のようなものですので、あまり意味がないような感じがしました。
しかし、今回のようなカードになってしまえば本当にチケットレス、ペーパーレスになってしまうのかも知れません。


それにしてもカードが増えました。クレジットカードやキャッシュカードは当然ですが、保険証や免許証、それに色んな店のカードもあります。カードを持っていることによって割引が受けられたり、ポイントが付いたりしますが、これだけ多くなるといつ、どこで使ったらいいのかわからなくなります。
もらったときはうれしいのですが、紛失しないように気をつけなければいけないと思うことしきりです。

南十字星

2006-07-19 19:43:47 | 旅と出会い
南半球に行く楽しみの一つは、夜空の星や太陽などの動きの違いを実感することでした。昼間の太陽は強烈で、北から水平に陽が差すような感じで、これはシドニーでの夕陽と、キャンベラに着いたときの青空で実感しました。


夜空の星についてはなんと言っても南十字星です。冬の凛とした空に輝く星はよく見えました。これらはホテルの窓枠にカメラを固定して撮りましたが、三脚を持参して撮ればもっときっちりとした画像になったと思うのですが、仕方ありません。


明るい青色の二つの星を延長したところにある菱形に並んだ星(上が黄色、下三つが青色、それに小さな赤い星が色を添えています)が南十字星です。
夜空ではもう一つ、マゼラン星雲も見たかったのですが、じっくりと観察する余裕が無く、こちらは残念ながら確認できませんでした。


こちらは彩雲です。キャンベラの西にあるブラックマウンテンに夕陽が沈んでいったのですが、その鏡像のように明るく輝いていました。右の画像で、テレビ塔の側面が光っているのがわかるでしょうか。太陽はこの右側に沈んでいきました。


また、こちらはシドニーの空に描かれる雲による広告です。軽飛行機が尾を引きながら空に文字を書いていきます。どんな仕組みで雲になるのかわかりませんが、文字を書くようにその煙(?)を出したりとめたりと、なかなかアクロバティックな芸当でした。