旅行の話に戻ります。
今回の旅行の3日目(24日)、清水さんの本堂にかかる虹を見て爽やかな気分にひたった後は、少々怖いもの見たさもあって安井の金毘羅さんに行きました。
正しくは「安井金毘羅宮」と呼ぶそうですが、京都人は「安井の金毘羅さん」と言う人が多いようです。
こちらにお祀りされているのが、あの怨霊で有名な「崇徳天皇」。
保元の乱で負けて讃岐に流され、後に後白河法王に送った五部大乗経(法華経・華厳経・涅槃経・大集経・大品般若経)の写本を 後白河法皇が「呪詛が込められているのではないか」と送り返してきたことに怒った崇徳天皇(この時は讃岐院)は、自分の舌を噛み切り、その血で「日本国の大魔縁となり、皇を取って民とし民を皇となさん」「この経を魔道に回向(えこう)す」と書き込み、その後、爪や髪を伸ばし続け、夜叉のような姿になり、後に生きながら天狗になったというお話。
金毘羅宮の縁起によれば…
治承元年(1177)、後白河法王の時代に、大円法師というお坊さんの前に崇徳帝の霊が現われ、それにビビッた法師は、直ちに後白河法王に報告。
大怨霊の怨念にビビッた後白河法王も、怨念を静めるため建立した「光明院観勝寺」が安井金比羅宮の起こり…だそうです(相当省いています)
その崇徳さんのご利益のひとつが「悪い縁を切り、良縁を結ぶ」。
なんでも崇徳さんが讃岐にいる時、「一切の欲を絶って参篭(おこもり)された」ことに由来して、『男女の縁はもちろん、病気、酒、煙草、賭事など、全ての悪縁を切っていただいて、良縁に結ばれ』るとのこと?!
で、 下の写真が『縁切り縁結び碑(いし)』
願い事を書いたお札がビッシリ!

形代に願い事を書いて、碑の表から裏へ穴を通って悪縁を切り、裏から表へ通って良縁を結べるんだそうです。
最後に形代を碑に貼って祈願します。
結構早い時間に行ったのですが、モロ・マジな母子が社務所でお祈りの仕方を熱心に聞いている様は、こちらのほうが薄ら寒いものを覚えてしました。
貼られた形代を見ると、「○○君と幸せに結婚できますように」なんて可愛いお願い事は微笑ましいんですが、「夫と浮気相手(実名)との縁を切って下さい! ○○子(当然実名)」なんて怖いものがタップリ!
字が読めるようなアップでは撮影できませんね!

もっと怖いのは、奉納された絵馬「○○と××の縁を切って下さい! □□子(当然全部実名&住所入り)」に、後から別の筆跡で「そうはさせない!」なんて書き込みを見るに至って、京都の底冷えが一層厳しく突き刺さるように感じられました。
今回の旅行の3日目(24日)、清水さんの本堂にかかる虹を見て爽やかな気分にひたった後は、少々怖いもの見たさもあって安井の金毘羅さんに行きました。
正しくは「安井金毘羅宮」と呼ぶそうですが、京都人は「安井の金毘羅さん」と言う人が多いようです。

こちらにお祀りされているのが、あの怨霊で有名な「崇徳天皇」。

保元の乱で負けて讃岐に流され、後に後白河法王に送った五部大乗経(法華経・華厳経・涅槃経・大集経・大品般若経)の写本を 後白河法皇が「呪詛が込められているのではないか」と送り返してきたことに怒った崇徳天皇(この時は讃岐院)は、自分の舌を噛み切り、その血で「日本国の大魔縁となり、皇を取って民とし民を皇となさん」「この経を魔道に回向(えこう)す」と書き込み、その後、爪や髪を伸ばし続け、夜叉のような姿になり、後に生きながら天狗になったというお話。

金毘羅宮の縁起によれば…
治承元年(1177)、後白河法王の時代に、大円法師というお坊さんの前に崇徳帝の霊が現われ、それにビビッた法師は、直ちに後白河法王に報告。
大怨霊の怨念にビビッた後白河法王も、怨念を静めるため建立した「光明院観勝寺」が安井金比羅宮の起こり…だそうです(相当省いています)
その崇徳さんのご利益のひとつが「悪い縁を切り、良縁を結ぶ」。

なんでも崇徳さんが讃岐にいる時、「一切の欲を絶って参篭(おこもり)された」ことに由来して、『男女の縁はもちろん、病気、酒、煙草、賭事など、全ての悪縁を切っていただいて、良縁に結ばれ』るとのこと?!
で、 下の写真が『縁切り縁結び碑(いし)』

願い事を書いたお札がビッシリ!

形代に願い事を書いて、碑の表から裏へ穴を通って悪縁を切り、裏から表へ通って良縁を結べるんだそうです。
最後に形代を碑に貼って祈願します。
結構早い時間に行ったのですが、モロ・マジな母子が社務所でお祈りの仕方を熱心に聞いている様は、こちらのほうが薄ら寒いものを覚えてしました。

貼られた形代を見ると、「○○君と幸せに結婚できますように」なんて可愛いお願い事は微笑ましいんですが、「夫と浮気相手(実名)との縁を切って下さい! ○○子(当然実名)」なんて怖いものがタップリ!
字が読めるようなアップでは撮影できませんね!


もっと怖いのは、奉納された絵馬「○○と××の縁を切って下さい! □□子(当然全部実名&住所入り)」に、後から別の筆跡で「そうはさせない!」なんて書き込みを見るに至って、京都の底冷えが一層厳しく突き刺さるように感じられました。
