緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

コーチングのワークショップに参加しました!(医学教育学会)

2024年08月11日 | つれづれ
金土は、日本医学教育学会学術大会に参加していました。
役割の一つが、ナラティブアプローチの招請講演の座長でした。
出版社の方から、まとめ方がとてもよかったといって頂けて、ほっとしました。

 
それが終わった後は、初心に戻って自分のスキルを見直すために、コーチングのワークショップに参加しました。
備忘録メモです。

コーチって、馬車が語源なのですね。
馬車は、大切な人を目的の場所まで送り届けるもので、
 そこから、目標に到達することを支援することから、コーチ(馬車)イングという言葉に変わっていったのだそうです。

そうなんだ!
イメージしやすい・・

オリンピック、盛り上がっています。
こうした選手たちもコーチは大切な存在だったのだろうなあと思いを馳せながら・・

ワークの手法は、ロールプレイ
最初は、承認メッセージを短く沢山送るワーク。

 
存在承認:
挨拶、きちんと名前を呼ぶ、
変化を言語化(髪切った?など)
行動承認:
早く来ているね。
毎日カルテ書いているね。
感情承認:
それは緊張したね。
嬉しいかったんだね。
結果承認:
検討、洗濯したその治療、奏功したね。
患者さんも看護師さんも(We)、そのことを安心したって言っていたね。

 
You メッセージ、I メッセージ、We メッセージを具体的に短く
良い、悪いといった評価を入れないで、
具体的に伝える

続くワークもロールプレイで
コーチ役から「最近、取り組んでいることは」という問いかけでスタート。

 
以下を念頭に問いかけを続けます。
現状はどうなの?
どうなりたいと思う?(目標)
そのための、ギャップはどんなこと?(バリア)
どうしていけば埋められかな?(行動)
フォローアップ、フィードバック

目標を決めるのは、その人(学修者)自身。(コーチではなく)
ティーチングとコーチングの違いは、コーチングは教えないこと。
その人が気づく、その人が行動計画を立てる

ただ・・
その人(学修者)の中に答えがあったり、気づきで明らかになったりすればよいけれど、真っ白だと前に進まないこともありますよ・・
根気よく、継続的に繰り返すことが大切!

後輩や学生のコーチングだけではなく、自問自答しながら、セルフコーチングにも使っていきたいと思います。

MR AbdullahによるPixabayからの画像

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