緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

にんにく注射の是非:渦中の人

2007年08月07日 | 社会時事

本日のm3ニュース(医療系ニュース)
気になったものが掲載されていました

毎日新聞社 8月6日に記事提供

『「にんにく注射」の是非 武藤芳照氏/平石貴久氏 闘論
というタイトルで
東大大学院教授・武藤芳照氏と
元ベルマーレ平塚のチームドクターで
TVにもよく登場している平石貴久氏
のビタミンBの注射について
双方の意見からなる記事でした。

ビタミンB1の静脈注射は
この平石氏が開発したものなのだそうです。

ところが、
医療上必要のない「静脈注射」は
五輪競技、Jリーグ、プロ野球などで禁止されており
使用したJリーグ選手が5月に
出場停止処分になったとのこと

武藤氏は、
「 にんにく注射はビタミンB1が主体で
禁止薬物ではないが、医療上必要とは思えない。
このような医療行為に頼って競技をするのは
本質的にドーピングと同じだ。」

平石氏は
「私がにんにく注射を開発したのは15年ほど前。」
疲労回復が早く、集中力が高まるとし、

「ドーピングは選手寿命を縮める
にんにく注射は選手寿命を延ばすための行為。」
とも話している。

(内容要約)

平石医師は、スポーツ医療においては
有名な医師。
最近は、朝青龍の主治医として
TVにもよく登場しています。
このにんにく注射、
ビタミンB剤なのですが
静注すると、にんにくのような匂いが
鼻に通ってくるということで
通称にんにく注射と言われていると
聞いたことがあります。
相撲界のことで、騒ぎが大きくなっているだけに
この平石医師の今後の言動・行動は
ちょっと注目しています・・・


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 爆睡・・sleeping sickness(... | トップ | 公使の死(中国) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

社会時事」カテゴリの最新記事