緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

自分にとってのONEを探すこと

2013年03月03日 | つれづれ
15年以上前になります。緩和ケア病棟に勤務していた頃。ある患者さんとの会話から、私自身が生きるという意味を真に感じさせてもらった出来事でした。 ここから2007年の記事の再掲です。   ある日の朝。患者さんの診察に部屋に伺った時、まっすぐ見つめながら、質問されました。「私、奇跡的にがんが治ったという本を読みました。 私は今まで、正直に生きてきたつもりです。 そりゃあ、ちょっとした嘘 . . . 本文を読む
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