江戸前ネギ巻き寿司

オタク一匹の日常を綴る。
※各種作品のネタバレを含みます。
※最近は多肉植物・サボテンの観察日記的な要素も。

ゴジラの思い出-ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS。

2013年10月17日 23時03分37秒 | ゴジラ
 ども、こごえている江戸です。昨日降った雪は平野部では夕方くらいまでに殆ど消えたのだけど(山にはまだ残っている)、だからと言って気温が急上昇しているという訳でもなく、むしろ室内の温度はかなり下がったような……。さすがにヒーターを稼働させているけれど、あまり効いている気がしないよ……。


 さて、今日は雑誌の感想ネタが無いので、久々にゴジラ映画について語ってみましょうかね。なお、前回までの記事は「ゴジラ」のカテゴリーにまとめてあります。


●ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS

     
 本作も通常版しか発売されていないのかな? でも、デフォでメイキング映像等が収録された特典ディスクが付属している辺り、前作や次回作よりは豪華仕様なのかもしれん。また、オーディオコメンタリーも2種類収録されています。

 で、本作は『ゴジラ×メカゴジラ』の続編という事で、ミレニアムシリーズの中では唯一の続き物となります。また、前作が初代『ゴジラ』の直接の続編という形になっていましたが、今作では初代『モスラ』の直接の続編という形にもなっており、初代で主演した小泉博が同一人物として出演しています。そのおかげで、他のモスラが登場する作品よりも初代『モスラ』と強い繋がりを感じさせる内容になっているかもしれません。それこそ下手をすると平成『モスラ』三部作よりも(笑)。その上、『モスラ対ゴジラ』のネタも含まれているし、『決戦!南海の大怪獣』のカメーバも登場しているので(死体役だが)、過去作品を知っている人間には色々と懐かしい物がありますね。

 そんな訳で、個人的には本作がミレニアムシリーズでは一番楽しめました。まあ、「ゴジラの骨を海に還せ」というモスラの参戦理由が少々強引に感じますが、それ以外はストーリー面で気になる所はそれほどありませんし、他作品では怪獣パートのオマケになりがちな人間ドラマパートも殆ど退屈せずに観る事ができました。

 また、テーマが明確にされている所も好感が持てます。本作におけるモスラ関連の描写は日米同盟や集団的自衛権を、そしてメカゴジラの存在も日本における軍隊や核武装の問題を意識しているようにも見えます。そんな風に社会問題を扱って単純な娯楽作では終わらない所が初代から受け継がれる伝統だと思うので(勿論例外的な作品も多いけれど)、個人的には高評価なのですよ。

 ただ、興行的にはシリーズでもワーストの部類に入っているというのが残念……。まあ、メカゴジラとモスラという人気怪獣を使って堅実な路線を狙っている時点で、「もう次は外せない」と追い詰められている感は出ているのですけどねぇ……(シリーズが順調ならもっと新怪獣を出したりして冒険しているだろうし)。つか、メカゴジラを出すとシリーズの終了が近いというジンクスが出来てしまった気がする……。


 それでは次回の『ゴジラ FINAL WARS』に続く。



 じゃ、今日はここまで。

コメント
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