プロメテウスの政治経済コラム

プロメテウスは人間存在について深く洞察し、最高神ゼウスに逆らってまで人間に生きる知恵と技能を授けました。

竹中総務相の議員辞職  改めて見る竹中流「構造改革」論の非人間性

2006-09-19 16:33:35 | 政治経済
竹中総務相は15日午前の閣議後の記者会見で「新内閣発足で大臣を辞するが、その際に参院議員の職も辞したい」と述べ、26日の小泉内閣の総辞職とともに、参院議員を辞職する考えを表明しました。経済学者としては何の実績もない竹中平蔵氏は、小泉首相の後ろ盾を得て政界のしがらみがないことをいいことに小泉「構造改革」の推進役を果たしてきました。貧困や格差の拡大がようやく人々に知れ渡り、社会の亀裂が本格的に問題化する前に小泉ととともに表舞台から消え去ることになりました。小泉「構造改革」がもたらした社会の亀裂や人心の荒廃は竹中流「構造改革」論の非人間性そのものです。 . . . 本文を読む