Dr内野のおすすめ文献紹介

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しかし、セミリタイアした人間の文献紹介なんて価値があるのか?

RCTの有意でない結果から導き出される治療効果の欠如の証拠

2023年07月09日 | EBM関連
Perneger T, Gayet-Ageron A.
Evidence of Lack of Treatment Efficacy Derived From Statistically Nonsignificant Results of Randomized Clinical Trials.
JAMA. 2023 Jun 20;329(23):2050-2056. PMID: 37338877.


これまでは結果を眺めて、「Nがもっとあれば有意差出たかも」、「これは完全に効果なしだな」とか直感的に考えていたが、それを数字で表してもらえると確かに分かりやすいかも。かつ、直感的な判断にはP値も使っていたので、Figure 2を見せられてちょっと驚いた。

ただ、こういう研究結果って、採用されて一般的になることがすごく少ない印象がある。
ネガティブなRCTで尤度比が記載される日は来るか?
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