Hoffmann M, Jeitziner MM, Riedl R, et al.Effects of an online information tool on post-traumatic stress disorder in relatives of intensive care unit patients: a multicenter double-blind, randomized, placebo-controlled trial (ICU-Families-Study).
Intensive Care Med. 2023 Nov;49(11):1317-1326. PMID: 37870597.
面白いなと思った点が2つ。
1つは、いわゆるA/Bテストが医療の研究で行われているところ。RCTを医療で行おうとすると、IRBの認可を得て、IC取得して、保険もかける必要があってと、色々大変。でもウェブの世界では、表示する内容や言葉やスタイルを変えて、ユーザー(消費者)がより多くクリックする(購入する)表示を模索するなんてことが普通に行われている。羨ましーなーと思っていたA/BテストがRCTで使用されていて、単純に面白い。もちろんRCTの手順はちゃんと踏んでいるけど。
もう一つは、結果がネガティブだったところ。コロナで早期中止されたとはいえ、有効そうなシグナルすら見えない。つまり、家族が不安に思い、そのせいでPTSDを起こしてしまうのは、「ICUってどんなところなんだろう、何をやっているのか分からないから怖い」というような不安ではないということのようだ。例えば病院のウェブサイトを改善しようとしたり、ICUの説明を書いたパンフレットを作ったり、そういう努力をしているところって少なくないのでは。無駄とは言わないけど、少なくとも不安の改善やPTSDの予防にはあまり繋がらないらしい。やはり、人と人とのコミュニケーションが大事そう。
こんな未来が本当に来たら、医者もナースも今より暇になる、と思ったら大間違い。今は忙しくてつい後回しにしてしまっているコミュニケーションに使う時間がきっと増える。機械が増えると冷たくなりそうだけど、実は暖かくなる、のかも。
そうそう、ChatGPTが絵を描いてくれるようになったので、早速「未来の集中治療室」を描いてもらったよ。
て、点滴がない。
そうか、そういう可能性もあるか。
Intensive Care Med. 2023 Nov;49(11):1317-1326. PMID: 37870597.
面白いなと思った点が2つ。
1つは、いわゆるA/Bテストが医療の研究で行われているところ。RCTを医療で行おうとすると、IRBの認可を得て、IC取得して、保険もかける必要があってと、色々大変。でもウェブの世界では、表示する内容や言葉やスタイルを変えて、ユーザー(消費者)がより多くクリックする(購入する)表示を模索するなんてことが普通に行われている。羨ましーなーと思っていたA/BテストがRCTで使用されていて、単純に面白い。もちろんRCTの手順はちゃんと踏んでいるけど。
もう一つは、結果がネガティブだったところ。コロナで早期中止されたとはいえ、有効そうなシグナルすら見えない。つまり、家族が不安に思い、そのせいでPTSDを起こしてしまうのは、「ICUってどんなところなんだろう、何をやっているのか分からないから怖い」というような不安ではないということのようだ。例えば病院のウェブサイトを改善しようとしたり、ICUの説明を書いたパンフレットを作ったり、そういう努力をしているところって少なくないのでは。無駄とは言わないけど、少なくとも不安の改善やPTSDの予防にはあまり繋がらないらしい。やはり、人と人とのコミュニケーションが大事そう。
こんな未来が本当に来たら、医者もナースも今より暇になる、と思ったら大間違い。今は忙しくてつい後回しにしてしまっているコミュニケーションに使う時間がきっと増える。機械が増えると冷たくなりそうだけど、実は暖かくなる、のかも。
そうそう、ChatGPTが絵を描いてくれるようになったので、早速「未来の集中治療室」を描いてもらったよ。
て、点滴がない。
そうか、そういう可能性もあるか。
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