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Dr内野のおすすめ文献紹介

集中治療関連の文献紹介が主な趣旨のブログ。
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IVC径の呼吸性変動とPPVの比較

2016年11月13日 | 循環
Theerawit P, Morasert T, Sutherasan Y.
Inferior vena cava diameter variation compared with pulse pressure variation as predictors of fluid responsiveness in patients with sepsis.
J Crit Care. 2016 Dec;36:246-251. PMID: 27591389.


タイの研究。補液を必要とする29例の敗血症患者。全例で一過性に筋弛緩が投与され、調節呼吸を受けている。補液施行前後で、PPV、IVC変動、SVV、およびCOを測定。COが15%以上増えた症例をresponderとした。その結果、16例がresponderとなり、それぞれの感度・特異度は、PPV:100% and 84.6%、IVC変動:75% and 76.9%、SVV:81.3% and 76.9%だった。AUROCはPPVが0.909、SVVが0.812、IVC変動が0.688。

特に、新たに言いたいことはない。下記参照。

IVC径の呼吸性変動の精度
補液反応性の予測:SVC vs. IVC

そろそろ、もういいんじゃないだろうか。
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