Dr内野のおすすめ文献紹介

集中治療関連の文献紹介が主な趣旨のブログ。
しかし、セミリタイアした人間の文献紹介なんて価値があるのか?

術前のFrailty評価と術後1年の死亡率との関連

2023年06月04日 | 神経
Varley PR, Buchanan D, Bilderback A, et al.
Association of Routine Preoperative Frailty Assessment With 1-Year Postoperative Mortality.
JAMA Surg. 2023 May 1;158(5):475-483. PMID: 36811872.


おお、Frailtyについての介入研究だ。。。

死亡率にも影響するのか、ちょっと信じられない気はする。Before-after研究だからかな。
とは言え、介入研究をしようと思うだけで素晴らしい。

日本のICU患者の半分以上が予定手術。
なのでこの話は潜在的に結構重要だと思う。
「そもそも何でこの患者さんに手術したんだ?」と思ったことのある人は少なくないのでは。

まず、frailtyについての情報を病院/ICUがルーチンに収集するようになるところから始める。
とずっと思っているのだけど、ICUだと本人には聞けないことが多いから、家族の面会がフリーにならないとできない。
そろそろどうでしょう、病院の首脳部/感染制御部の皆さん?
コメント
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