不適切な表現に該当する恐れがある内容を一部非表示にしています

Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

紅葉を求めて  霊通山清瀧寺徳源院  11/11  11/16

2014-11-16 20:07:41 | 旅行記
カテゴリーもジャンルもしっくりこないんだけれど・・・・
滋賀県米原市の清滝山の登ったついでに 麓にある 京極氏ゆかりのお寺で紅葉とすばらしいお庭を見て来ましたよ
と言う話です。
11/11と11/16とあるのは 登山部のイベントとして下見もしてきたからです。

このお寺は まず道誉桜で有名です。
戦国の婆娑羅大名佐々木道誉のお手植えとされる江戸彼岸桜はとても見事なしだれ桜です。
今あるのは2代目と3代目だそうですが 見上げると 花火の様に広がっています。


今秋なので 桜は咲いていませんが 
この桜越しにみる清滝山が好きです。

もう一つ有名なのが 幽霊の絵
教科書か何かでみたことありませんか?
身体がすけすけの幽霊の絵  このお寺が所有しているそうですよ。
写真はありません。 幽霊の絵を公開するのは夏場・・・・ですから写真しか公開していないのですが それすらなんだか気持ち悪いので ここは通り越します。


徳源院は檀家の無い寺です。
近江源氏の佐々木氏が家督相続をするときに 5人の子供たちに佐々木 大原 高島 六角 京極を名乗らせて出来た京極氏
その京極氏だけのために作られた寺だからです。

ドラマにも取り上げられる機会が多い京極高次が有名ですが 勝ち馬に乗るとか ホタル大名とかその身の振り方を笑われることもあるのですが
真田幸村の様に 負けると解っていても 身を挺して主君に仕えるのが男として素敵という見方がたいていですがね
宇多天皇から続いた京極家も 一時は歴史から忘れられ 家来であった浅井家に押しやられていた京極家が 明治まで続いていたのは やはり身の振り方が見事だったとしか言いようが無いですね。
もちろん運の強さもあるのでしょうが 運も力のうちと言うことで

このお寺には見事なお庭があります。

小堀遠州作と言われる池泉回遊式庭園です。
清滝山を借景としているそうですが山腹の岩まで歩いて散策出来るそうですから 大きなお庭でした。
客間に入ると柱と 柱の間の大きな空間が額縁となって息をのむ美しさでした。
お庭も歩きたいのですが それは出来ないようで しばし放心状態で庭を眺めています。


こんな時間にはお抹茶が合いますね
とても大きな栗の渋皮煮でお茶を戴きます。
甘みと香りがとても美味しくて ますますほっこりしてしまいます。
お茶碗も素敵  今日は銀杏の絵が書かれた素敵なお茶碗でしたが この間はネズミ志野でした。 
その後 これまたとても美味しい煎茶を戴きながら ご住職のお話を聞きます。
11日は 私達だけだったこともあって いろんな話に花が咲いて 話し込みます。 
何年か前に消えてしまった太平寺というに興味持って以来 どんどん募る京極氏への興味 
とても楽しい時間でした。


このお庭は 本来はこの角度からみます。
というのは 最初の客殿からは お庭はみえなかったのです。 今では障子になっている縁側は前は壁で その横にお殿様のお部屋がありました。
このお庭はお殿様の部屋からしかみえないと言う事で お殿様専用の庭です。
独り占めでした。  まぁ・・・・


江戸時代に丸亀藩に転封された京極家ですが 自分の先祖を祀らなければ・・・と言うことで 京極家の始まりの土地に先祖の墓を集めようと言う事で領地の一部をこの土地と交換して寺の復興を図ります。
その時に作ったのがこの三重の塔
近在に散らばっていた歴代のお墓を持ってきて先程のお庭の横に集めます。
前に上平寺に行ったときにも京極家の墓がありました。
男の人の墓だけを徳源院に集めたとの記述に ちょっと納得いかない気分もしたっけ


あっちこちから慌てて持ってきたからでしょうか? 順番がめちゃくちゃだったり 間違って該当者では無い人のお墓があったりだそうで ちょっと面白い
高次さんの墓は 京極氏再建の立役者だからでしょうか?
立派なお墓です。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする