背中にスキーをしょったお兄さんが前を歩いている。 何処の雪渓で滑るのかな?
富士見岳を見上げると 空まで続く階段。 ふう 15分ぐらいで着くそうな。
氷河期の名残畳平のカールがよく見える。白い線は お花畑を散策するための木道だ。
畳平駐車場の向こうは恵比須岳と魔王岳 つながっているので 一回りできないかしら? 恵比須岳は途中からきつそうだぞ と思っていたら恵比須岳は登ってはいけないらしい。 ロープがしてあった。
やや? さっきから私の前を行くお姉さん 長いこと岩に座って景色を眺めていたと思ったら 立って歩きだし すぐに岩に座って。。。展望を楽しんでいらっしゃると思ったけれど ちょっと違う
やがて立ち上がることもしなくなり 追いついた。
「苦しいですか?」「もう駄目かもしれない」聞いてみると頭痛は無いけれどふらふらすると・・・ご飯はしっかり食べてきたと言うことだからシャリばてもなさそう。
見上げると 後数メートル。 ゆっくり行っても後5分もすれば着くだろう。
「戻ろうかな?」「一緒にいこ? ゆっくり ゆっくり はぁはぁ言わないぐらいにゆっくり歩けば付けるよ。 疲れたら立ったまま 景色を楽しむんだよ。」と誘う。 ゆっくり ゆっくり あるいているか?と思えるぐらいゆっくり歩いて振り返ると 彼女もゆっくり歩いている。後5メートルのところで もう大丈夫と思い先に山頂へ
「来れたよ~ 息が上がらないようにゆっくり来たら大丈夫だったよ~」とご家族に誇らしげに報告しているのが聞こえた。 6-7人の家族登山だったらしい。 良かったね
穂高の方を見ながら メロンパンかじっていると さっきのお姉さん「ここまでがんばったからこの景色が見られた。本当にうれしい。」と わざわざ報告に来てくれた。
いらんお節介だったけれど 私もうれしい。
コロナ観測所の向こうの三つのでこぼこの一番先
肩の小屋から 岩ゴロの道を上っていく。人が多くて歩きにくかったし 元気な子供たちは 少しでも隙間があるとくじりこむように入ってくるので結構危ない。 こんな時に山でのエチケットを教えてほしいと思うのだけれど
不消ケ池 乗鞍にはたくさんの池がある。 剣が峰まで行くと5個ぐらい見ることができるだろうか? どれも透き通って実に綺麗。
こんな高いところからでも風に揺れるさざ波が見える。
ハイマツ地帯を歩きながら振り返ると 富士見岳の頂上は岩でいっぱい。
登ってきた岩ゴロの道と比べると 緑の綺麗な道である。
ここからどうする? 時間はたっぷりある。けれど剣が峰まで行くと成ると少々忙しいかも・・・予定通りお花畑でも行くか
と不消ケ池を回りお花畑への入り口を目指す。