小木からさらに行くと宿根木に・・・
まず千石船「白山丸」展示館のある 小木民族博物館へ。 小学校の古い建物を利用したかのような博物館に 大きな船のドッグのような建物が隣接している。
日本海航路 文化の集積地とある。 新潟港からフェリーに乗ってきた航路 あれは海の中なのに350号線 350号線はそのまま佐渡の中心部を横断して小木に その後また海の中に航路を取って直江津にいく。 これが国道? 何だか変だけれど とても重要な港である事が分かる。
千石船産業の基地として繁栄したらしいけれど さほど広い土地ではなく どんな暮らしをしていたのか興味が」あるところだ。
この船が手作りだと言う事が驚き。
船が海の上で安定して航行するにはいろんなことを乗り越えなくてはいけないだろうけれど そのバランスとかをどうやって取っているのか?
内部は 美しい技が随所に光っている。 すごいな人間って。マストになる柱はもの凄い太くて高いものねぇ 折れないのかしら?
中学生が社会見学に来ていて 授業中 邪魔になるといけないので 退散。
それにしても綺麗な船だった。
宿根木の古い町並みを見たいというわけで 下の方まで降りていく。
1ヘクタールの土地に二百十棟の建物を配置。 1ヘクタールってそんなに広くないよね。 都会並みの いや それ以上の密度じゃん。
海が近いので塩害を防ぐためだろうか 背の高い塀で集落全体がすっぽり包まれているようだった。 昔の城塞のように
垣根をくぐると 時代から取り残されたような空間が広がる。現在も人は住んでいる。それでも 何か異次元に世界のように感じた。
予想通り 住宅は密集している。 それでも暮らしのスタイルがおしゃれ。
千石船の里らしく 船大工の技を使った遊び心が見える。
三角の家。 船の舳先のような家だ。 どうやって作るんだろう? 中はどうなっているんだろう?
軒下に飾りが施してある。
歩いているうちに 和カフェを発見。 お昼食べ損ねて 「お茶でも飲んで休憩しよう」とのれんをくぐる。
古民家を使った素敵なお店だった。 せまい事は変わりなく店に入ったらすぐに裏にでる。脇の小部屋は たらい船をテーブルにした魅力的な店。
裏には庭がしつらえてあって真ん中に東屋が建っている。 そこでもお茶がいただける。
うん こっちにしよう
私は宇治金時 ぴーちゃんはぜんざい
静かなときが流れていく。 こんな広い庭を持っているなんて 事業に成功したお家の庭かと思いきや 庭の部分は一軒家が建っていたのだと・・・
道理で 井戸の数が多かった。 やはり狭い土地をみんなで分け合うように肩を寄せ合って暮らしていたんだね。
何処を見渡しても もう見る事の出来なくなった 懐かしさと 優しさと おしゃれに 心が豊かになった気がして
時間は2時半 両津まで十分間に合うし ラス前のジェットフォイルに乗れそうだったけれど お土産なんにも買ってないしね 何がおきるかわからない。 両津までひた走り
気になる場所はいっぱいだったけれど きっとまた来る(いつまで生きるつもりなんや~)と佐渡にお別れ。