何度か小さな川を渡る間に これがアオネバの謂われ?と思える青い粘土層のねばねば道を通る。 何が含まれているんだろうか? いろんな栄養素を含んでいそうだよ。
十字路って変 ここはマトネへ行く分岐ではあったけれど十字路というイメージじゃぁ無かったね。 それにしても767メートル 500メートル近くも登ってきたんだ。 明日の金北山縦走ばかりを気にかけていたけれど これもなかなかじゃないの? まだ200メートルぐらいは登る。
一度迂回路があったので いけるのに・・と思ったけれど山側に登っていく。 やがて道は一緒になって ユキザサヤ チゴユリ ヒトリシズカの目立つ道になる。
う~~ん ここのヒトリシズカは大家族だけれど清楚で密かに寄り添っている感じがするね。
存在感いっぱい。
この花目立たないけれど好き。
葉っぱは本当にボタンみたいだよね。 ん? 芍薬? 牡丹? 葉っぱだけ見ていつもそう思ってしまうのだけれど 今日は花が咲いていて 「私よ 私」って言っていた。
あちこちに池が出来ていて 近づいてみると 大きな菜っ葉(本当に菜っ葉って言いたくなるような葉なんだけれど) 葉をどかしてみるとありました~ ザゼンソウ。
あっちにもこっちにも もう終わりに近いけれど 雪解けの頃 ザゼンソウで賑やかだったんだろうな?
またシラネアオイが見られるようになった。待ちあぐねていた下の方と比べると 今が盛りだろうか? 美しい姿で咲いている。
嬉しいね。 こんなにたくさんのシラネアオイに会えたよ。
ちょこっと群生の先はローピングされていて行けなかった。
先を進む。
下の方で賑やかな声。 あれ? バスを降りたとき私たちは一番ビリで登ってきた。 途中ですれ違う人はいたけれど 追い越した人はいない。
「ね どこか道間違えた?」「いや?」 あの迂回路かな?
下の方に見える雪渓辺りで 楽しげな声がしていた。
ここでもカタクリの花は終わっていて見事な実を付けていた。そっと触ってみる。 固い。
輪切りにしてみたい衝動に駆られたけれど我慢 我慢 一体どうなっているんだろうね?越後のカタクリは葉っぱに斑が入っていないと聞いていたけれど 一つぐらい斑入りあるだろうと ひねくれもの探し・・・・でもどの葉っぱも緑のつるつるだったな。
まだ残っているんだぁ
何を撮ったのか分からないけれど キクザキイチゲ
ずっとニリンソウだったのに 花びらが切れた大きな花が飛び込んでくる。 終わり賭らしく 良い状態では無いので エンゴサクと一緒にピース。
あ~ 待っていた蒼いキクザキイチゲ この辺では白いキクザキイチゲをアズマイチゲと言うらしいのだけれど 私たちの所では白いのしか 見られないので大興奮。上品で美しい。
後からグループがやってくる。追いつかれた。登山口で 私たちより先に出発したグループだった。 花探しでうろうろしていらしたようだ。 私たちと同じだね。
池にカタクリが咲いているとぴーちゃん。 私は降りなかったけれど 何輪か咲いているらしい。 まだ見られそうだね。カメラだけカタクリに会ってくる。
さて ほぼ登山道が終わり 縦貫道に出会う。アスファルトの道にドンデン山荘が近い事を感じる。
山荘は右に曲がっていくのだけれど ここでジオンさんからメールで知らされていたシラネアオイの秘密の花園を探す。
えっとぉ 左に曲がってぇ・・・と下の方に目をやると「あ~~ なんだ なんだ あの紫の軍団は・・・」
秘密って言ってみたって道路からはっきり見えるじゃないの?
踏み跡をたどって降りていくと あるわ あるわ シラネアオイの大群生。今思えば 途中の小群落の先が行き止まりのロープがあったけれど あの道をもし無視してそのまま進んでいたらここへ来たかもしれない。 昔通っていた道のようだった。
後を歩いていたグループは知らないでドンデン山荘に向かっていたので 若いぴーちゃんが走って教えに行く。
「明日見るって 分かっているって言われちゃった。」とぴーちゃんしょんぼり。 お節介だったのか? ぴーちゃんかわいそうな事しちゃったな。
と グループが しばらくしてやってきた。「分かっている」と言ったのはここの事では無かったらしく 私たち以上に大興奮。「今までのシラネアオイはなんだったんだ?」と
そして追いかけて知らせた事をとても感謝され 次の日は私が助けてもらう事になる。
アスファルトの道を戻ってドンデン山荘へ 5時半 3時間のコースタイムが平均らしいのだけれど 4時間かかっている。 ま こんなものですね?