7日に 湖南アルプスの一部である 鶏冠山に行ってきたことはもう報告済み。 その時に分岐で迷った 耳岩や 天狗岩が 昔から行ってみたいと思っていた 金勝アルプス 竜王山への道の途中だとわかった。
ピーちゃんが18日仕事休みだから 山いこっ! っていっていたのを思い出して 18日は竜王山しかないでしょ と決める。 いつも前日もしくは当日にしか行く山が決まらない私としては これは歴史に残る選択に違いない。
それでも怖かった。
こんな所やあんな所 いまおもいだしても 気が重くなる事は確かだった。
でももう一度 他の挑戦の仕方を探してみたい気持ちも捨てられなかった。
ネットのレポで調べまくり 山仲間に聞いて回り・・・・何度シミレーション登山をやったか・・・
12月18日 わが家を朝7時に出発。
高速は年の瀬とは言えそう混んではいなくて 10時前に 草津田上インターを出る。
ここから近かったよね。 しかし ここで大誤算。 草津田上は まだできたばかりのインターでナビ君知らない。 おまけに 桐生キャンプ場が正しい名前では無いのか入力できなくて 「だいたいこんなもんだろ」って場所を設定したから 完全に迷い子。
ナビ君が栗東に戻ろうとするのを逆らい 本当は正しい方向に導いてくれているのかも・・・と時々信じてみたり・・・ そんなわけで一時間もうろうろして比叡山にするかと決心し掛った頃に道の駅こんぜの里に着く。 そこで道を尋ねたお兄さんが山にお詳しいようで 「反対側に来てしまいましたね 竜王はここからでも行けますけれど・・・」と詳しい地図を出してくれる。
あらら 車で行けちゃうんだ。15分で頂上だって・・・いやいやしかし あの大岩の再挑戦と 耳岩や 天狗岩に挑戦しなきゃ と言うことで 20分ほどかけて戻って 登り始めたのは お昼少し前 はぁ~~ 急がないと暗くなる前に帰れないよ。 ゴメンね~ぴーちゃん
ここまで さほどきついわけでもなく るんるん気分で登っていく。 滝の上と思われる所では 小さな水流を追って 滝がどうやってできているか見るゆとりもあった。 見回すと 辺りはごつごつと 奇岩が貼り付いたような山容。歩いているときからは想像ができない。
やがて 例の大問題の大岩。 ここは 今回は ロープの方から登ってみることにした。 こちらの方が傾斜がきついのだけれど 挑戦。
よほどのきつい岩でも 鎖やロープを使わない主義だけれど 今回は2-3歩 ロープで体を持ち上げてみる。 足を両方に踏ん張って トントン 岩の真ん中まで調子よく登ったところでロープから離れる。 更に登るには きつい。 行き着くところも なんだか怪しげ 横に歩くことで傾斜を和らげて 岩の一番上までいくことに成功。 やっぱり二人だと力と 勇気がでるな。
後から登ってきたピーちゃんにっこり。
ここから分岐までは前に歩いているので 怖くはない。
「さあ ここからが未踏の地です。どのくらい時間掛るかわからないので がんばりましょう。」
分岐を 右に折れる。北峰縦走線を使って白石峰まで行き 時間があれば竜王山をピストン 国見岩を通って狛坂線で降りてくる。 林道が長いと嫌う人もいるけれど 今日は磨崖仏見たいし さかさ観音も見たいし この道しかない。
しばらくは 普通の尾根道。ここから40分ぐらいで天狗岩に着けるはず。 快適な尾根道 そう続くはずもなく直ぐにザレザレの道。 あれれ こりゃウォータースライダーだよ。
ただこの道 ありがたい事にびっくりするような急な登りも長くは無い。だから 苦しいと思った事は全くなかった。
足もとはいつもおぼつかなかったけれどね。
鈴鹿の山みたいだね?
花崗岩のザレタ道を上ると直ぐに 竜王山の特徴のごつごつ岩がたんこぶみたいについた山が見えてくる。 「え~~ あれだろうか? いぇ~い みたいな岩が貼り付いているよ。」
ピーちゃんがおかしそうに笑う。 しかし あそこまではだいぶありそうだよ。
途中おおきな岩が張り出しているところがあった。これが天狗岩?と思ったけれど少々時間が早すぎる。それに あのたんこぶいっぱいの岩とは違う。
要するに ここは奇岩いっぱいの山なんだね?
前にジオンさんがこの山を紹介してくれるとき「滋賀県に燕みたいな山があるの」って言っていた。 わかるよ その表現。
いぇ~ぃ の岩がどんどん近づいてくる。やっぱりあの塊が天狗岩らしい。 あそこ 登るんだろうか?
小一時間歩いたけれど 天狗岩の表示が無い。 おかしいな?確かにあちらへふらふら こちらへふらふら歩いたけれど 3-40分でつくはずなのに・・・
樹林帯から また急登を登り切ったところに急に現れたのが天狗岩の裏側だった。 裏から見ても ずいぶんおおきな岩で 立ちはだかっている。
ロープが一本ゆらり。 「自己責任で登ってください」との警告文が・・・
前にこの岩に沢山の人がクリスマスツリーの飾りのように 貼り付いているのを見た。 向こうがどうなっているか見たくて ロープにぶら下がってみたけれど リュックをデポした方がよさそう。 今回はピーちゃんをレポーターとして派遣。
何処まで歩いても退屈しない。上天気と言うわけではなかったけれど展望も良く 次々現れる奇岩に名前を付けて 戯れる。
通れるかな? 関門がいくつかあったけれども無事クリアー
さ 次
え~~?
とんでもない下り道だよ。 危ないところいっぱいあると聞いていたけれど ザレ場で またこの下りですか? ま滑ってもずりずりと滑り台になるだけで きっと大けがは無いでしょう・・・・ きっと 多分
やれやれ 何処までも続くよ緊張感。
しばらくは樹林帯を通り(こんなのがあることがおかしい)時々 変わった岩に出くわす。 少し展望が良くなると また通り過ぎた天狗岩が見える。 向こうに見えるのは 鶏冠山だね。
天狗岩 あの上に立ってみたかった。 また来るから。 その時に挑戦してみよう。
耳岩 表に回って見てみる。 何処が耳? あまりわからないのだけれど 何か名前つけないといけないからね。 耳岩 もっと下がってみるとわかるのかもしれないけれど 下りは またロープ 先があるので ここはパス。 ここから帰るときには 見えるかもしれない。
ここから白石峰までは さほど印象に残っていないところを思うに 良く似た感じだったんだろうね 白石峰はこんぜの里のお兄さんにも勧められ 10分ほどでついた。 ここは交差点。竜王山 狛坂磨崖仏へ行く狛坂線 茶沸観音への茶沸線 そして今まで歩いてきた耳岩への道 全体に少ない道標も ここではにぎやか。
竜王山まで20分 しばし考える。 4時には下山していたい。 往復 最低でも40分 小一時間かかる道を行って良い物やら・・・・ 止めよっ
道さえ間違わなかったら いけたのにな 残念。
耳岩からの道 今までと打って変わって階段が多くなる。それも少々新しい。 暫く急降下を覚悟していたけれど とんとん 階段 山にいることを忘れる。 茶沸観音 狛坂磨崖仏 それぞれのお寺への 参道なのだろうか?
昨日載せといたのよ と言いたくなるような 重ね岩。微妙なずれが面白い。 どんな課程を通ってできるのだろうか?
不思議な自然の造形物
更に降りて国見岩 山仲間(一緒に行ったことは無いけれど)のお勧めの場所。 ベンチもいくつかあって展望の良いところ
今日は一度も食事していない。本当は鍋の用意していたんだけれど とても時間が心配で お茶だけを飲んで先を急ぐことにした。
国見からは 第二名神の新しい道が見える。