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「プレーンラックリムコープファー」第12話(最終話)

2010-10-20 | タイドラマ「ラブソングは海を越えて」
第12話(最終話)
ビーは警察に連行されます。車の中でビー逮捕のニュースを聞いたバロムは、すぐさま警察へ。ビーが逮捕されるきっかけとなったクリップを流したのは、バロンでした。バロンはバロムの元を離れた秘書アンとともに、ビーの秘密を売ったのでした。「ブアがバロムに長い間苦しめられてきたことを知った今、もう黙ってはおけなかった」とブアを守るための行為だったと話すバロン。留置されたビーと面会を果たしたバロムは、どうしてこういうことになったのか分かりません。往生際の悪いビーは「どうにか助け出して欲しい」と必死に訴えますが、バロムにもどうすることもできません。ダーもナムターンに連絡しようか迷い、ベンと一緒にどうしていいか分からない夜を過ごします。

ナムターンのもとへ、友人が訪ねてきます。「顔を見たら誰の子か分かるかしら?」と悪びれず赤ちゃんの顔を見る友人に辟易しながらも、ナムターンはビーが逮捕されたことを知ります。「誰が警察へ通報したの?」と尋ねるも、詳しいことは分かりません。しかし証拠となるビデオクリップが警察の目に留まったことを知り、ナムターンは驚きます。バロムもブアの元へ急ぎます。「おまえが腹いせにビーを警察に売ったのか!!」とブアを押し倒すバロム。「知らない。分からない」と繰り返すブアを、バロンが助けます。「僕とアンが通報した」というバロンの告白に、バロムはアンのもとへと急ぎます。「どういうつもりであんなことを」とバロムに詰め寄られるアン。

ビーが逮捕されたことで、ナムターンは自分の過ちを悟ります。ビーの弱みさえ握ることができれば、社長バロムをも自分の力で動かすことができたはず。それなのに、うかつにもビーを愛してしまい、子供まで生まれ、それなのに今ビーが必要としているのは自分ではない。子供が、ビーからの愛情を受けることはないと思うと悲しくてたまらないナムターン。ステージでビーと一緒に歌ったラブソングを思い出し、病室でひとり涙を流します。ビーの裁判が始まり、ビーには懲役刑が課せられることに。判決を聞き終わり、呆然とするビーに声をかけるバロム。そんなバロムになにか言おうとしたダーでしたが、ベンに止められます。

このシーンで流れた「อยากรู้แตไม่อยากถาม」に涙腺決壊。

ビーは独房に入ることになります。自分の罪の大きさを今更ながらに実感しながらも、心のどこかで未だに「バロムがどうにかしてくれる」と信じているビー。しかし面会に着たバロムは「なにもしてやれない」と繰り返すばかりでした。「出所しても、もう歌手としてはやっていけない」と必死に訴えるビーに「すまない」としかいえないバロム。家に戻り、ビーの写真を眺めながら、ビーとのさまざまな思い出をたどるバロム。ナムターンの妊娠を知ったときも、まずビーを守ることを第一に考えたこと、ビーが麻薬に手を出し始めたときも、ビー可愛さのあまり毅然とした態度をとれなかったこと、そして結局その自分の甘さが今ビーを不幸にしていることにバロムは気付きます。

バロムは自分の会社「プーンレコード」を退くことにします。調停役にベンを選び、弁護士に書類を持っていかせます。説明を受けたベンは、バロン、ブリン、ブアを呼び、バロムの意向を伝えます。「プーンレコードに戻るつもりはない」ときっぱり言うバロン。「ブアにもうつらい思いをさせたくない」というバロンの言葉に、ベンはもっともだと思いつつも交渉を粘ります。会社を再建するにあたりダーに責任者となって欲しいということで4人の話がまとまり、ダーに結果が伝えられます。「私には音楽の才能なんてない」と固辞するダーでしたが、「君にしかやれないことがあるはずだ」とベンに説得され、とうとうダーも4人の決断を了承します。

ナムターンはひとりで子供を育てることに不安を感じ、母のいるアメリカへ行こうと考えます。しかしナムターンと仲たがいをしてしまった母は、ナムターンに対し素直な気持ちを伝えることができません。「忙しいから無理」と、ナムターンを思わず拒絶してしまいます。ベンはダーに結婚を申し込みます。ダーは少し考えて、「アメリカに行くから、結婚はできない」とベンに告げます。「君が決断したことなんだね」と念を押すベンに「そうよ」と答えるダー。「分かった」とダーの前から立ち去るベン。ダーから話を聞いたナムターンは「一生を共にする人に、いつでも会えるとは限らない。ちゃんと自分の気持ちを一番に考えて」と背中を押します。

翌日、プーンレコード再建にあたり記者会見が行われます。バロン、ブリン、ブア、ベンの4人は会見でバロムがしばらく療養生活に入ること、4人で力を合わせて会社を再建することなどを記者の前で話します。会見場に現れたダーは、すぐさまベンのそばへ。「来てくれたんだね」というベンに、「あなたと結婚したい」と小声で告げるダー。「聴こえない。大きな声で言って。誰と結婚するの?」といじわるを言うベンにダーは困ってしまいますが、ベンはそんなダーを抱き寄せ、記者の前で「僕たち結婚します」と宣言してしまいます。一方、ナムターンの母親がナムターンのもとへ戻ってきます。「今までごめんなさい」とナムターンが辛かった時期にそばにいてやらなかったことを母は詫び、ナムターンも改めて母への気持ちを素直に表現します。

ビーは服役し、ナムターンは子供をつれて面会に行きます。「ベストっていう名前をつけたの」と言うナムターンに、安心した表情を見せるビー。初めてナムターンに対し、自分の非を認め、「しばらくアメリカで過ごすつもり」と話すナムターンに、ビーは「出所したら絶対に償わせて欲しい」と訴えます。心を入れ替えたビーに対し、自分もビーに対する素直な気持ちを伝えるナムターン。数年後、アメリカから戻ってきたナムターンは、ベンとダーが暮らす田舎の別荘で息子と共に過ごしていました。そこへ出所を果たしたビーがやってきます。「この子が僕らの息子だね」というビーに、笑顔を見せるナムターン。「これからもう一度、ふたりでやりなおそう」と言うビーに「お母さんはとっくにそのつもりだよ」と言う息子のベスト。改めて家族となることを誓い合うナムターンたちに、ベンとダーも永遠の愛を誓い合うのでした。

「家族としてやり直そう」・・・人はいつだって、やり直せることができるんですよね。

やっぱりタイドラマが一番大切にしているテーマは「家族愛」。ビーに対する愛情のかけ方を誤ってしまったばかりに、ビーを不幸にしてしまったバロム。そして最後はきちんと自分の罪を認め、ナムターンと家庭を持つことを選んだビー。最終回はみんなが幸せになれるいいエンディングだったと思います。ビーが服役している間も、ビーのことをいつも息子に話していたナムターン。やっぱりビーを愛したことは、間違ってなかったのですね。ビーのセリフに、バロムは病気になってしばらく闘病に付き添っていた、というのがありましたけど、服役している間にビーとバロムの親子関係も正常なものに戻ったようです。そんなバロムに理解を示すナムターンも素晴らしかった。いやー、やっぱりタイドラマ、最高です。

今回このドラマは、私の好きな女優ペート・ナパッパー(ナムターン役)が初めての悪役、ということで、楽しみにしていたわけですが、ナムターンの悪役っぷりに苛立ちもしつつ、だけどすごく共感できる部分も多かったですね。そして主演のふたり・・・ふたりとも、あまり「キャラクターが立つ」感じではないので、ちょっと弱かったかな。正直、あまり目が行かなかったです(すみません)。芸能界を舞台にしたタイドラマは結構あるのですが、ステージシーンもあったし、最終回、ビーとナムターンがデュエットするシーンは、(自分が好きな曲、というのもありますが)ナムターンの心情にマッチしていてかなり泣けました。ストーリーはやや複雑ではありましたけど、比較的観やすかったと思います。

ということで、次のドラマはなににしましょうか・・・。

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