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観終わりました!「プラー・ラーの女神さま」

2010-01-06 | タイドラマレビュー
プラー・ラーってご存知ですか?塩漬けにした魚がもういよいよ醗酵してドロンドロンになったものなんですけど、これがまた臭いんだけど美味しいんですよね~。まぁ、BKKの人はキライだろうけど・・・。

で、この「เทพธิดาปลาร้า/テープ・ティダー・プラー・ラー)プラー・ラーの女神さま」、タイトルに「プラー・ラー」とついているだけあってお話の舞台はイサーンのど田舎。田舎大好きな私にとっては、風景を見てるだけでも楽しいドラマでした。


イサーンの地主ウアックの娘バイモンの夢は、大好きなプラー・ラーを世界に広めること。そしてビジネスをするためいつかバンコクへ出て勉強したいと思っています。親友のカムローイと毎日野良仕事にせいを出す毎日。そこへバンコクからやって来たひとりの青年と出会います。

彼の名前はマハサジャン。家はお金持ちで、お母さんも妹もお金大好き!ですが父親は自然を愛し、田舎での生活にこそ人間の本質があると考える人。都会のもやしっ子マハサジャンにしばらく田舎暮らしを体験するように言います。父の知り合いであるウアックを訪ねやってきたマハサジャンは、3ヶ月間バイモンの家に居候することに。

とはいえマハサジャンは田舎なんて大嫌い。食べ物も口に合わないし、バイモンとカムローイは思いっきり田舎娘。口も悪いしことあるごとに衝突します。バイモンたちも当然、ハイソなマハサジャンとはそりが合いません。

そんな中、バイモンとカムローイの家は地上げ屋に騙され土地を奪われてしまいます。失意の両親を助けるため、ふたりはバンコクへ出稼ぎに行くことに。偶然出会ったハイソなお屋敷で働くメイドに連れられふたりが働くことになった家は、なんとマハサジャンの家でした。

都会の生活になかなか馴染めないバイモンとカムローイ。ケンカしながらもバイモンとマハサジャンは次第に気になる存在になっていきます。

マハサジャンの妹スットカヌンは、大金持ちのヒランに求婚されていました。自分の親ほどの年齢のヒランとの結婚をはじめは渋っていたスットカヌンでしたが、「お金さえあれば幸せになれるのよ」と母に強く勧められ、付き合うように。しかしヒランの目的は、スッカヌンの家がもつ財産でした。一方ヒランの長年の愛人ルワイルンの娘ルワムルディーも、母のすすめでマハサジャンに近づきます。

実はバイモンたちの土地を奪ったのも、ヒランの関係者だったのです。ふとしたきっかけでそのことを知ったバイモンたちは、こっそり証拠集めをはじめます。一方マハサジャンの妹スッカヌンは、婚約者ヒランに騙され、土地の権利書や貴金属をすべて失ってしまうことに。屋敷も手放すことになり、マハサジャンの父は身を切られる想いで使用人のバイモンとカムローイに暇をだします。しかしバイモンは、都会暮らしになじめない自分をいつもそれとなく庇い、決して田舎をコケにしないマハサジャンの父に深い恩義を感じていました。「お給料はいらないから、生活が落ち着くまでお世話をさせて欲しい」と言います。

ヒランたちの悪行の数々をついに暴き出したバイモン。マイトーンという偽名を使い変装してマハサジャンたちの弁護につき、裁判に勝ちます。一家の幸せを見届けたバイモンは、「田舎に帰って両親と暮らしたい」と姿を消してしまうのですが・・・。


ヒロインのバイモン役は、私の好きなPat Napappaなんですけど、も~ぉ可愛かった!ちょうど同じ頃、ポー・ティッサディーと共演していた「サネーハー・グンタラー」がすごく暗い話でPatは泣いてばっかりだったんですけど、こっちは明るくハジけていて観てて楽しかった!バリバリのイサーン語にほんと苦労しましたけど・・・。

ドラマの話とは直接関係ないのですが、このお話のなかでバイモンの親友カムローイのお父さんがね、思いっきりファランなんですよ。ファランなんだけど、タイ語(イサーン語)使いこなせて、たまに妙な言い回しをして奥さんにツッコまれるという役どころ。

カムローイのダディ。イサーン弁でした。嫁つまりカムローイのママは普通のタイ人。

なんか田舎にファラン?!ってすごく唐突な感じがしてたんですけど、1/4の朝日新聞国際面に、イサーン地方に暮らす欧米人コミュニティーに関する記事が載ってましてね。あ~、そうなんや!と妙に納得しました。結構そういう人多いみたいですね。

気楽に観れてなかなか楽しいお話でした。YouTubeはコチラから。

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