テムテムな日常

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「クラープライナーム」第8話

2010-09-03 | タイドラマ「棘のない薔薇」
第8話
ナンは財産を前借りすることで母と祖母に宝石を買ったり、旅行に連れて行く約束をしたりしています。ケークはこっそりラットと会って、ナンが毎日のようにナットに会いに来たり、電話をかけてきたりすることを話します。ケークの言葉に「考えすぎじゃないか」というラットでしたが、「証拠ならいつでも用意できるけど、自分の目で確かめたほうがいい」とまで言い切るケークに、ラットもなんとなく不安な気持ちになります。ナンはさらに、愛人のフアと結託して新しい事業にまで手を出そうとしていました。前金として大金を受け取りほくほく顔のナン。一方ヌットの母と祖母は、ナンがあつかましくも社交界デビューを果たし雑誌に紹介されたりしているのを苦々しく見ていました。

母と祖母を旅行に連れて行くため、ナンはパスポートの手配をナットに頼んでいました。ケークはラットを連れてナンとナットが会っているところを見せます。馴れ馴れしくナットの手をとるナンに、ラットは深く傷つきますが、ナンに会ってもあえて平静を装います。ナンは母と祖母を連れてヌットの店にやってきます。大声で騒ぎたて、試食といいつつお菓子を大量に詰め込む祖母と母にすっかり閉口してしまうヌット。ナンもヌットの前でわざわざナットとの仲の良さを見せ付けるような態度をとります。挙句わざとお菓子の袋を床に落とし踏みつけたりする祖母たちに、とうとうヌットも堪忍袋の緒が切れてしまいます。

ナットを家に招き、「今日は一緒に夕食でもどうかしら?」などとしきりに勧めるナン。はじめは躊躇していたナットでしたが、3人の剣幕に押されつい「いただきます」と言ってしまいます。ナンはわざとヌットに電話をかけ、「今日、ナットが家に来てるんだけど」と話します。「わざわざあの人の居所を教えてくれなくても、私は恋人でもなんでもないから」とそっけなく接するナン。高笑いするナンに、ヌットは「それよりもラットさんにお伺いをたてるほうが良いのでは」と一言。逆上するナンでしたが、ナンの実家には本当にラットが来てしまいます。「何のパーティー?こんな話聞いていない」とナンを責めるラットに、ナンはうまく言い訳をしますが、ラットからの信用は完全に失われつつありました。

店を手伝いに来たナットから、ことの顛末を聞かされるヌット。母たちを海外旅行に連れて行くためにパスポートの手配を頼まれたこと、車が壊れているというので家まで送っていっただけだったことを「ラットさんが来てくれてほんとはちょっと安心した。夫のある人に付きまとわれても困るから」と話すナットに、ヌットも笑顔を見せます。家に戻ったナンにラットが声をかけます。信頼を裏切るような行為を繰り返すナンにとうとうラットも「このままならこっちにもそれなりの準備がある」と言うラット。ナンは、今日ナットを家に呼んだことがラットにばれたのはヌットのせいだと信じて疑いません。ヌットに電話をかけて怒りをぶつけますが、本当になにもしていないヌットも強気に出ます。

ナットをとりこもうとしているところに現れたラット。

海外旅行を前にすっかり浮かれているナンの母と祖母。ナンが荷物をとりにラットの家に戻っている間も、ラットの母の前で大騒ぎします。「あんたの息子が死んだら、うちの娘がこの家の財産を守ることになるんだから、もっとうちの娘を大事にしなさい」などとラットの母を侮辱する言葉を続けるナンの母にラットの母は必死に怒りを堪えます。一方、ラットはヌットの店に出向きますが、ナットが店を手伝っていました。「まだふたりは恋人になっていないのか」と探りを入れるナットに、「彼女のことを本気で愛している。どこかの最低男とは違う」と笑顔で返すナット。余裕を見せるナットにラットは何も言えません。その頃、帰宅したラットの父親は怒り心頭でした。

ナンは先日、フアのさしがねでラットの父親の名前を勝手に使い事業を起こそうとしたのですが、そのことがラットの父親に明らかになったのでした。父親に「自分は何も知らない」と訴えるラット。父も、ラットの真摯な態度からそうであると信じます。家に戻ってきたナンは、ラットから説明を求められます。「知らない」としらを切りとおすナンを、思わず平手打ちしてしまうラット。「もう一緒には暮らせない!」と逆切れしたナンでしたが、今度は父から「大変なことをしてくれたものだ」と凄まれます。嘘泣きをして無実を装うナンでしたが、「訴えてやる」という父の言葉に、ただならぬ決意を感じたナンは、すぐさま荷物をまとめ出て行く用意を始めます。

ナットの真摯な態度に、一旦はナンとの関係を疑ったヌットでしたが、しだいにまだ心を許すようになっていきます。その日もヌットの店を手伝っていたナットは、ヌットの家で夕食を共にします。そこへ泣きながらナンがやってきます。「自分は悪くないのに家を追い出された」と訴えるナン。ラットの母とヌットの祖母は、互いにナンの様子を話し合います。「もう離婚しかない」ときっぱり言うラットの母に、「残念だけどそれが一番」と返すヌットの祖母。ヌットの母は、白々しく訴えるナンの言葉に同情は見せたものの、「あなたを助けてあげることはできない」とはっきり言います。ヌットは、ナットに「もう辛い思いはしたくない。今この恋に破れたら、もう恋はできないと思う」と自分の気持ちを伝えます。

寝ようとしていたヌットの部屋を、ナンがノックします。「話したいの」というナンを、ヌットは「もう寝るから」と拒絶。思いがけないヌットの反抗にナンは悔しがります。ラットの父親は、ラットとナンを離婚させようと考えていました。翌朝、和やかな食事の席に送れてナンも現れます。祖母が席を立ち、ヌットも「店があるから」と席をたちます。「待ってよ」とヌットの手をとるナンでしたが、ヌットは振り払ってしまいます。ラットの父も、ラットに今後のことを尋ねます。言葉を濁すラットに「離婚しかないな」と宣告するラットの父。話を聞いていた教育係のガームは「ラットだって離婚は考えているはずです。でももう少し時間が必要なのでは?」と助け舟をだします。

「なんだかんだで結局甘い!」と祖母は母の優柔不断さにも不満です。

少しずつ追い込まれるナン。しかしもう今更遅いのではないでしょうかね。それに家を追い出されても、今度はヌットとナットを引き裂こうとするに違いありません。せっかくヌットがナットに心を許しかけてきているというのに!ラットの父親の名前を使って事業を展開しようとしたことで、ラットの父親は金銭的にも、地位的にも大きな損失を受けています。当然ナンのことが許せるはずもありません。この期に及んでも、ラットはナンのことをすっぱり諦めきれないんですよね~。もともとナンはヌットと恋人ラットの間を引き裂き、さらにラットの家の財産が欲しかっただけだというのに、ラットは心のどこかでナンを信じているのです。あぁ~、情けない!

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