テムテムな日常

頑張れみんな!頑張れ自分!

参観日に感じたこと

2008-06-09 | 雑談
昨日は日曜参観日、ということで、家族総出で息子の頑張りっぷりを見に行ってきました。

息子は、保育園時代もそうだったのですが・・・いつもと違う状況を迎えることになったときは、たいてい気分が盛り上がりすぎてしまい、調子に乗る、ということが多いのです。帰宅後「あれはなんや!!」と怒られることくらい分かってるだろうに・・・。今回の参観日は休み時間も含めて3時間、いつでも好きな時間に参観してよい、ということだったので、私たちも楽しみにしていました。

息子は、相変わらず調子に乗りながらも、以前よりは秩序を守って授業を受けられるようになったかな??という感じで、私たちはほっと胸をなでおろしたわけですが・・・。

父ちゃんが「最近の学校は、こんなんか?!」と言い出しまして・・・。

父ちゃんには、授業中もどことなくざわざわして、引き締まった空気の感じられない授業に驚いたようです。さらに他のクラスや他の学年もチェックし、こんなことを言い出しました。

「一見、自由にのびのびとしているように感じるけど、あれは子供達が自由を感じてるのではなく『どうしたらいいのか分からない』からざわざわごそごそしてるように見える。教師の指導力も、自分が大人になったから、という部分を差し引いても質が落ちてるし、子供達も教師という大人に対しての礼儀や最低限のルールを守れていない。お互いが余計なトラブルを避けるために遠慮しあっていて、本当の意味での信頼関係がみてとれない」

なんでもかんでも皆横一列横並びがよしとされる現在の学校教育・・・だけど社会にでたら、いやおうなしに競争が待っています。他者に蹴落とされること、他者から勝ち取ること、といった経験をする機会が減っている今、大人になって、ほとんどはじめてに近い「挫折」を味わい、そこから立ち直れず社会の底辺から這い上がることが出来ない、というのも当然だ、というわけです。

「こんな時代に子供時代というかけがえのない時間を過ごさなアカンなんて、難儀な時代やで」と、父ちゃん、かなりカルチャーショックだったようで・・・。

まぁ確かに、その通りなんですけどね。だけど普段から、息子のマイペースぶりに手を焼いている私としては、賛成も反対もできず・・・難しいところです。

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2 コメント

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さすが! (mizzie)
2008-06-10 00:37:57
父上は見抜いてしまったみたいですね。

「自由」と「放任」を使い分けられる無かった体制側の失敗と、

「個性の尊重」が行きすぎた結果、個性を放棄する事で他者との衝突を回避するようになった環境に。

でも、小学校教諭だった元カノ曰く、全ての保護者のニーズを最大公約数で満たそうとすると、それが一番無難なシステムになってしまうみたいでした。
「就職戦線敵前逃亡」で教師になった連中はそのぬるま湯に浸かってましたけど、志を持って教育の世界に進んだ人達は、物凄いジレンマとやりきれなさを感じながら、日々の業務に追われていましたよ。

今の教育現場は、行き過ぎた競争システムのリコイルで、出来あがってしまったんだと思います。
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そうなんですよね~・・・ (hana(本人))
2008-06-10 12:25:44
>mizzieさん
息子はかなりマイペースなので、この調子で行けば間違いなく黒い羊になってしまい、さまざまな迫害を受けることになると思うんですけど、学校があんな調子じゃほんとに心配です。
いつも「学校だけがあなたの居場所じゃないんだよ」と言い聞かせていますが、息子には学校なんて閉鎖的なところ以外でも羽ばたける環境を作ってやらないとアカンなぁ・・・と痛感しました。
長いものにはうまく巻かれてやり過ごし、でも肝心な部分はブレないように生き抜くことを学んでもらいたいものですがねぇ。
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