テムテムな日常

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「クラープライナーム」第6話

2010-08-27 | タイドラマ「棘のない薔薇」
第6話
席を立ってしまったナンは、嘘泣きをしながらナットを待ちます。「毎日が苦しくて息がつまりそう。好きでもない人と一緒に過ごすことがどんなに辛いことかあなたに分かるかしら」と言うナンに、「あなたとラットさんは愛し合ってるように見えますが」と言葉を返すナット。ナンは、「私が妹の婚約者を奪ったように責められているけど、本当は違う」と、まるでラットがナンに浮気して関係を持たざるを得なくなってしまったかのように涙ながらナットに訴えます。「このことは誰にも言えない私だけの秘密」と涙を流しながらナットに寄りかかるナンに、ナットもなんとなく腑に落ちないながらも同情のような気持ちを持ってしまいます。そんなナットに、ナンはひそかにほくそ笑みます。

ヌットは大学を卒業したらカフェを持つのが夢でした。お菓子作りが得意な祖母や母に手伝ってもらってなんとか店を持ちたいと祖母に相談し、さっそく物件を見に行きます。ナンは今日もナットの家に。「ナットは恋人と食事に出てるのよ」と聞かされ、ナットに会えないことを残念に思いながらも再びナットの叔母たちに料理を習います。ラットはナンを仕事先まで迎えに行きますが、「今日、彼女は来ていませんよ」と教えられます。帰宅したナンは、待っていたラットに「仕事が一日中忙しくて・・・」と言い訳をしますが、ラットは「今日、店に君を迎えに行ったんだけど、来ていないと言われた。一日中忙しいとはどういうことだ!」と問い詰めます。

「どんな言い訳をするのかしら」とナンを見守る母と教育係のガームの前で、ナンはぬけぬけと「本当は料理を作っていたの」と、ナットの家から持ち帰った容器を差し出します。「あなたと、お母様に気に入ってもらいたくて」と白々しく言うナンに、ラットはあっさりと怒りを収めてしまいます。「一日中もかかってすることじゃないでしょう?」と不信感を募らせる母から逃げるように車に乗り込むナン。ラットが止めるのも聞かず車を走らせてしまいます。盛り場で愛人のフアと合流し、うさを晴らすナン。翌朝、ラットはナンの行方を捜すため仕事を休みます。一方、一足先にホテルを出たフアは、ナンのために札束とブレスレットを置いていました。気前のよいフアの態度にナンは大喜びです。

さっそくフアから貰った金でショッピングを楽しみ、友達にも気前よく食事をおごるナン。ラットはナンの行方を捜しますが見つけられません。家に戻ってきているところをガームに見つかってしまい、ナンが帰宅しなかったこと、いまだに見つからないことを話します。「母さんには言わないで」とガームに口止めしましたが、ガームは当然母にすべてを話してしまいます。ヌットのカフェは開店準備が始まり、ナットは献身的に準備を手伝います。ナンはいつものように、ナットの叔母の家に行くのですが、そこではじめてヌットが店を開くことを聞かされます。さっそくヌットの店に現れたナンは「私、この店で働かせてもらうことに決めたわ」と言い出し、一同を困惑させます。

気前のいい愛人から札束のプレゼント。しかも「食事代」として!

ナンがヌットの店で働くと言い出したことを聞いた祖母は、即座に反対します。「出資したのは私よ。口出しくらいさせてもらい」ときっぱり言う祖母。「あなたは妹の婚約者を奪い、そのうえ今度は店まで奪おうとしている。いい加減にしなさい」とナンに対し言葉を荒げる祖母に、ナンは白々しく嘘泣きをします。母に「本気なんです。お母さんからも話をして」と助けを求めますが、母もいまいち気分が乗りません。店に向かうヌットとナットの前に現れたナン。「ご一緒していいかしら」と当然のようにナットの腕を取るナンに、ヌットもさすがに嫌な気持ちになりますが、吼える犬にわざとらしく驚くナンを尻目に、ヌットの手をとって歩き出したナットを見て、ナンは歯軋りをして悔しがります。

自分になかなかなびかないナットに苛立ちながら車を走らせるナン。偶然ナンの車を見かけたラットはすぐに尾行をします。とあるパブに乗りつけたナンは、店に入ったままなかなか出てきません。意を決して店に入ってみるラット。ナンはラットに気付き、すぐテーブルの下に隠れます。「ラットが来てる」と耳打ちされたフアは、ラットにわざとぶつかりその隙にナンを店から逃がそうとしますが、ラットは逃げるナンに気付きます。しかし客に行く手を阻まれ結局証拠がつかめません。家に帰るとナンは何食わぬ顔でベッドにいました。それ以上問い詰めることも出来ず、ラットは気持ちを抑えます。翌日、いつものようにナットの叔母宅に出向いたナンは、作った料理をナットに味見させますが、その現場をヌットが見てしまいます。

ケークから「あの女は、ヌットが羨ましいの!ヌットが幸せになるのを見てるのがイヤなの!」と言われ、さらにヌットもふたりが台所に一緒にいるところを見てしまったらしいと聞かされ、ナットは急いでヌットの店に。泣いていたヌットは慌てて顔を拭き平静を装います。「あんな目にあって、男なんて信用できなくて当然かもしれないけど、一途な愛を貫く男だってまだいる」とヌットに一生懸命誠意を伝えるナットに、ヌットも少し機嫌を直します。一方、自分の作った食事を振舞おうとしたナンでしたが、父は体調が悪く食べられず、ラットも「好きじゃない」と席を立ってしまいます。いらだったナンは、わざと口に含んだ野菜を吐き出し、「まずい!」とほかの皿まで汚してしまいます。

夜、書類を書いていたヌットに、ナットから電話がかかってきます。つい出そびれてしまったヌットでしたが、あとでナットに電話をかけなおします。「さっきはちょうどトイレにいたから」と嘘をついてしまうヌット。少し話をしますが、お互い言いたいことがうまく言えず、電話をなかなか切ることもできません。一方ナンは、先に部屋に戻っていたラットから「昨日あの店に誰といたのか教えて」と詰め寄られてしまいます。ぬけぬけと「友達と一緒だった」というナンは、ラットに「もう仲たがいはやめて、お互いに信じあっていたい」と訴えます。ナンの言葉に、どうしても流されてしまうラットは、ナンと仲直りをしてしまいます。

ナットにも裏切られてしまった気持ちになるヌット・・・可哀想。

ナンがナットに接近!ケークが「あの女はヌットが羨ましいのよ!」と言っていましたが、やはり男には分からない「女の勘」とでもいいましょうか・・・ナンの本性をすっかり見抜いてしまっていましたね。しかしナットの叔母たちは、ナンを信用し始めています。他人にうまく取り入り、機嫌をとることで世の中を渡り歩いてきたナン。お嬢様育ちのヌットにはとうてい理解の出来ない思考回路ではありますが、それでも「姉だから・・・」とぐっと耐えるヌットが痛々しいですね。ナットも、もっと積極的にヌットを守ってあげなければなりません。ラットも、ナンの本性に早く気がつけばいいのに!あっさり仲直りしてしまってしましたけど、浮気をされているわけですし・・・。

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